【オタク婚活】コミュニケーションの構成要素
とら婚公式コラムにおいて、特に「オタク」に関連の深いコラムです

クリスマスに向けて婚活パーティや相談所、アプリでの出会いも活発化する(そして当社会員様はコミケに向けて休会が増える)今日この頃。

出会いが増えるにしたがって、こんな悩みも増えてきます。

「コミュ力が低くて、どうしたらいいか分からないし、マッチングしても全然成功しません!」

そんな方のためにコミュニケーション系コラムを書くこと早17件。キャッチボールのHowto、男女の違いを踏まえたコミュ内容、話題などには言及してきましたが、根本的にどうやってコミュ力を高めていくべきかを書いていなかったので、本日はコミュ力の鍛え方をしたためようと思います。(書いた気もするので、焼き直しになっていたらごめんなさい)


男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像
会話を成り立たせるには
婚活パーティでの立ち居振る舞い
オタク婚活パーティ&お見合いで勝つコツについてー2 ~男女の目的に沿うコミュニケーション~
合コンでどういった話題を出すべきか
楽しく話せ、成功を確信したのに後に続かない原因について
女性型コミュ障を理解する
褒める力を高めるメリット
婚活は”相手を教育”したほうがよほど楽(女性向け)
婚活における女性の取るべきコミュニケーション
オタク男性が出すべきではない話題、出すべき話題
腐女子の対男性ストレスを最小化するコミュニケーション
エロ本所持(同人誌、BL本、小説含む)の伝え方
オタクカップルが特定のコンテンツを語り合うには
【質問箱】無口な方とどうコミュニケーションすればいいですか?(20代女性)
【質問箱】性に奥手の女性から、男性に伝えるべき話/性に奥手の女性との向き合い方
婚活初アポで重要な「人柄」と「能力」を伝えるコミュニケーション


コミュニケーション能力とは

ざっくりとしたイメージだと、コミュニケーションとは会話のキャッチボールのようなものです。
お互いがボールを投げ、相手のボールを受け、そして投げ返す一連の行動をイメージしてください。

ではそのキャッチボールを分解してみましょう。

皆さんはまず、自らの手にあるボールを相手に投げ届けなければなりません。つまり、自らの言葉を相手に伝える「伝達力」が必要になります。

次に皆さんは、相手からボールを受け取る必要があります。相手は必ずしも投げるコースが一定ではありません。また落とさずに受け取るためにはボールのコースに入り、胸元で受けると捕りやすくなります。つまり、相手の言葉を受け止めるために相手の言わんとすることに対する「理解力」と「傾聴姿勢」が必要になります。

そしてボールを受けたら、またアナタが投げ返す番です。ところでキャッチボールを楽しくテンポよく行うために必要なことは何だと思います?それは、お互いが捕りやすい場所に捕りやすいスピードや軌道で投げることです。つまり、自分が投げたい球を投げるのでなく、相手の気持ちを察する「洞察力」が必要になります。

そして最後にもう一つ。

キャッチボールとは、何も二人ともが立って、同じような球を同じようにやり取りすることだけを指すのではありません。「ピッチング」も立派なキャッチボールの一つでして、ピッチャーが剛速球を、キャッチャーがゆったりとした返球をすることもキャッチボールなのです。
キャッチャーは単にボールを受け止めるだけでなく、ピッチャーが投げるコースや球種を指示する役割があります。つまり、相手が話すことを「促す力」というのもコミュニケーションの一種です。

ではここで質問です。ここまで書きまして…キャッチボールで重要なのは自分相手、どちらでしょうか。
そうです、色分けした通り、キャッチボールでより重要なのは「相手」をより考えることなのです。
どちらかと言うと、自分がどんなに速く鋭いボールを投げられるかよりは、相手の投球を促し、どんなボールであっても受け止められる「傾聴力」の比重のほうが大きいのです。

そのためコミュニケーションの本質は話すことでなく、聴くことにあります。

私は基本的には無口で、会員様との会話でも基本的に私は自分のことや自分の経験などは話しません。オタクと言いつつも無数にあるコンテンツを全て履修など出来るはずもなく、ソシャゲとは距離を置いているためFGOや刀剣乱舞も有名キャラしか分かりません。
しかし会員様との会話にはほぼ困らず、会員様も私のことを特段無口だとも思っていないようですし、履修範囲が非常に広範なオタのように思われる方もいらっしゃいます。
その理由は、会員様に話をしていただいていることに他ならないのです(省エネ省エネ!)。

コミュ力の高い人の特徴

ではオタク婚活らしく、私が見ている範囲での「コミュ力おばけ」キャラを10名程度上げてみましょう。


男性キャラの例:竈門炭治郎、殺せんせー、日向翔陽、夜神月、南波六太
女性キャラの例:本田透、水無灯里、千反田える、藤原千佳、友希あいね


お気づきでしょうか。四六時中賑やかに主体的に話す感じのタイプって、日向翔陽くんと藤原千佳さんぐらいなものです(私の選択基準の問題もあるかもですが)。一人だけ非常に打算的で敢えてその役割を演じる狂気の方がいらっしゃいますが、各キャラを想像しながらコミュニケーション特性をまとめてみると

・言動に常識や論理性が現れ、誰しもが理解できる
・端的である
・自分の考えも表明する
・言動に清潔感、人柄の良さが現れている
・偉ぶらず上に立とうとせず謙虚である
・ポジティブで素直である
・表情が明るい
・自分から近づいていく
・相手に、いろんなことに興味を持ち、質問を積極的に行い深く理解しようとする
・上記から相手の興味を引く話ができる
・相手の意見を否定することから入らない
・自分の意見を押し通そうとしない
・相手を喜ばせようとし、相手が喜ぶときは自分も共感して喜ぶ
それっぽく書いたというのもありますが、このように、プレゼン力ではなく目の前の相手が気持ちよくなるような特性、傾聴力を持つ方が非常に多いように思います。

男性には「自慢するな、布教するな、解説するな、議論するな、否定するな、ゲームやアニメの話だけに終始するな」と口酸っぱく言い、女性には「自ら話題を出せ、受け身になるな、評価者を気取るな、ネガティブ解釈するな」と口酸っぱく言うのですが、そういったコミュニケーションと真逆であることをご理解いただけるでしょうか。
ちなみに昨今のラノベ主人公のコミュニケーションは上記と真逆なので、プレゼン能力に優れてはいるのでしょうが、恋愛や婚活で見ると彼らのコミュ力は最下層に近いクソです。(参照:異世界転生系のラノベ主人公が現実にいたらモテるのか否か

コミュ力の構成要素の基本理解

コミュ力を鍛える方法を書くと言いつつ、具体的なステップや理論はないと私は思っています。どれほど強く意識するかと、その意識を持ったまま実践の場に参加し、振り返って次の意識を高めることの繰り返しだと思っています。そこで、以下には前述のコミュ力の構成要素を鍛えるために意識していただきたいポイントを書きますね。

【伝達力】
物事を相手に理解させるためには話が取っ散らからず、論理的である必要があります。5W1Hを明確化することが重要です。そのため自分が何かを話すときは、いつ・どこで・誰が誰と・何を・どうなんだ・それはこんな理由なんだ、という事を意識して話すようにしたらいいです。
またこれは中途半端に学歴や職歴、またはオタク歴を持っている意識高い側の方にがやりがちな失敗なのですが、相手との共通言語を使うことも非常に重要です。極論ですけど小学生に「アジェンダが~」みたいなことを言う人なんて、頭いいふりをしたバカ丸出しじゃないですか。

【理解力】
正直、これは私もなんとも言えません。きれいごと抜きで、国語に対する得て不得手があるように、コミュニケーションレベルと言うのは確かに存在し、結論を読み取る力、言外のことを読み取る力、言葉に乗せた感情を読み取る力とその優劣は存在しています。それに対して、これを意識したらいいよという結論を私は出すことが出来ておりません。
しかし、狭い世界の知識や交友、他人への興味がない状態、自分にとって都合のいい情報だけを選択する環境でそれを育むことは難しいだろうと言うのは言えると思いますので、オタク婚活でありながらこう言うのは申し訳ないですが(それで炎上もしましたし)、より広い世界の情報、異なる価値観に触れることが非常に重要だと思います。それこそ、オタクを甘える言い訳に使って欲しくはありません。

【傾聴姿勢】
傾聴姿勢とは、相手が話をしやすくなる環境全般だと思ってください。具体的に言うと相づち、共感表現、共感表情、話し終わるまで我慢することあたりを指しています。相手が話すときに「うん、あー、ええ、へー」などの相づちを入れ、相手の目を見て頷き、相手の表情と自分の表情をリンクさせ、話を遮らないような感じのことですね。

【洞察力】
相手のキャラクターを知ることが大前提にあります。そして自分が相手になりきり、どんなことをされたら嬉しいか、悲しいかを考えるといいですね。例えば相手がラブライブを知らない人だとして、その人にラブライブの話しても困惑することは、自分に置き換えてみるとよくわかると思います。相手を知るには、相手の情報をよく聴くことや観察することが非常に重要です。慣れないうちは質問リストを準備するのも一つの手段ですね。それを積み重ねて行き「嬉しい話題」を多く出せるようになりましょう。

【促す力】
相手が話すことを促す接続詞や感嘆詞、連想ゲーム的質問、YES/NOでなく5W1H的な質問、オウム返し確認を指しています。例えば「へー、それでどうなったの?」「~だったんだね、すごいね!」と言ったものです。
連想ゲームって懐かしの「マジカルバナナ」です。会話の中のキーワードを拾っていく手法ですね。
5W1H質問は、「はい、いいえ」では答えられない質問ですから、相手の説明が発生してマジカルバナナがやりやすくなります。
これらが出来るようになると、自分は基本的にほぼ話さずに会話を持たせることも可能です。まあ、聞きすぎると尋問になっちゃうんですけどね。一旦それは考えないでいいですし、取り急ぎの優先順位は【】の上二つだと思います。

コミュ力を鍛える実践の場

自分のことをコミュ力おばけと言って憚らない方の事例で考えてみましょう。私の中でパッと思い浮かぶのは「長友佑都」さんです。

彼はそこまで技術力があるわけでもなく、イタリア語が堪能だったわけでもない状態で、当時の世界的名門サッカークラブであるインテル・ミラノに飛び込み、レギュラーを獲得し、多くの著名なサッカー選手と友好的な関係を築きました。その過程において、言語上の壁、監督の指示との齟齬、チームメートからの偏見や不理解などの多くの壁にぶち当たる度に、例え全てを理解せずとも自ら会話し、どうしたらもっと良くなるのかを突き詰めていくことで、信頼を得て、サッカー選手として経験を重ねて成熟し、日本歴代最高(かも)と言われるサイドバックになったのです。

伝えたいことは、コミュ力を高めるには、コミュニケーションの場に自らの身を投じなければならないということです。
理論を理解していても、それを実践しなければ自らの身についているのか、自らの実践が成功を収めたのかを理解することが出来ません。

これを最も鍛えられる場の一つが「子どもと関わる場」です。

子どもはまだまだ思考力が成熟しておらず、相手の分かる言葉で物事を伝えないと何もわかってくれません。言葉がまだ拙いので、なかなか言いたいことが出て来ず、それをこちらで察して理解する必要があります。目の前の相手の感情を気にするので、よく相づちをしてじっと聞かなければ言葉が出てきません。話したい、褒められたいという欲求があるので、結論へ導くためにこちらが接続語を使う必要があります。

人と必ず話し、共通の意識を作り上げる必要があると言う意味では「リアル脱出ゲーム」なんかもある種の実践の場だと思いますね。

ないない言っている暇はあるのですか?兄弟、親戚、友人、ボランティアなどの伝手はいくらでもあるのです。自ら機会を作りましょう。

もっととら婚を知りたいと思った方は