
「とら婚に入会したいけれど、断られたらどうしよう……」
「ネットで『入会拒否』というワードを見て不安になった」
勇気を出して結婚相談所への入会を検討し始めたとき、こんな不安が頭をよぎることはありませんか?
自分の趣味や年収、あるいは年齢を理由に門前払いをされたら、立ち直れないかも…。
そう思うのは当然ですし、ネットの海にはさまざまな情報が錯乱しており、悩む気持ちも分かります。
最初に結論を申し上げます。
とら婚には、「入会審査」があり、場合によっては入会をお断りすることがあります。
しかし、ここで誤解しないでいただきたいことがあります。
これは決して「あなたという人間を否定するため」ではありません。
むしろ、「あなたの大切な時間とお金を無駄にさせないため」の、とら婚なりの誠実さの表れと思っていただければと思います。
今回は、なぜ入会拒否が起こるのか、その具体的な基準と、審査があることの本当のメリットについて包み隠さず解説していきます。
目次
- なぜ「入会拒否」が存在するのか?
- 具体的に「入会をお断りする」5つのケース
- 「オタクすぎて入会拒否」はあるのか?
- 審査が厳しいことは、会員にとってはメリット
- とら婚に「入会拒否されてしまうかも…」と不安な方へ
- まとめ

なぜ「入会拒否」が存在するのか?
まず、結婚相談所のビジネスモデルから考えてみましょう。
もし相談所が「利益第一」なら、誰でもウェルカムで入会させ、月会費だけを払い続けてもらうのが一番儲かります。
しかし、とら婚を含め、IBJ(日本結婚相談所連盟)加盟の優良な相談所はそれを良しとしません。
私たちのゴールは「入会」ではなく、「成婚(婚約)」だからです。
「婚活をするフィールドが違う」と分かっていて入会させるのは不誠実、これに尽きます。
プロの視点から見て、「現状の条件や意識のままだと、とら婚での活動は難しい」と判断せざるを得ないケースがあります。
それなのに、「頑張ればなんとかなりますよ!」と甘い言葉で入会させ、高額な初期費用を支払わせる。そして半年後、全くお見合いが組めずに退会する……。
これこそが、最も不誠実な対応だと私たちは考えています。
入会をお断りする=「現在の状況だと、満足のいくサービスを提供できない」という、プロとしての責任ある回答です。
逆に言えば、入会を受け付けたということは、「私たちと一緒に頑張れば、結婚できる可能性が十分にある」という太鼓判を押したことになります。
具体的に「入会をお断りする」5つのケース
では、具体的にどのような場合に入会をお断りしているのか。 都市伝説のような噂に惑わされないように、皆さまにお伝えいたします。

1. 法的な「入会資格」を満たしていない
これは最も基本的な部分です。
- 独身でない方:内縁関係や同棲中(事実婚状態)を含みます。
- 必要書類を提出できない方:独身証明書、収入証明書、学歴証明書など。
結婚相談所は「身元の保証」が非常に重要です。
どんなに人柄が良くても、公的書類が出せない方は、いかなる理由があっても入会できません。
2.仕事をされていない・収入が極端に少ない場合
ここはシビアな現実をお伝えしなければなりません。
現代は共働きが当たり前とはいえ、多くの女性が男性に対し「経済的な安定」を求めています。
- 定職に就いていない(無職・家事手伝い)
- 収入が極端に不安定
- 年収が年齢平均と比較して著しく低い
これらに該当する場合、システム上お相手からの検索に引っかからず、入会しても「誰とも会えない」という事態になる可能性があります。
そのため、特に男性に関しては、定職定収を入会の必須条件とさせていただいています。
女性の場合は、介護や休職している明確な理由があれば家事手伝い等でも入会可能なケースがあります。
とら婚の会員様データも併せてご確認ください。
3. 健康面や精神面が不安定な方
婚活は、想像以上に精神的な負荷がかかる活動です。
お断りされたり、選ばれなかったりする現実に直面することもあります。
現在、心療内科に通院中であったり、精神的に極度に不安定な状態である場合、「まずは治療に専念し、万全の状態になってから活動しましょう」とお伝えすることがあります。
これは、病気だから断っている、差別だ!というわけではなく、まずはご自身の体調を優先していただきたいからです。
婚活では気力も体力も時間も使います。そのせいで更に体調を崩してしまっては、元も子もないからです。
4. マナーやアドバイザーへの態度が悪すぎる場合
私たちアドバイザーは、会員様にとって「一番身近な他人」です。
- 横柄な態度をとる
- 約束を守らない、
- カウンセリングを無断キャンセルする
など、マナーがない方や、アドバイザーに対して横暴な態度を取る方は、お見合い相手にも必ず同じ態度が出てしまいます。
とら婚の会員としてお相手に紹介することはできないと判断し、入会をお断りします。
5.「お客様は神様」思考で、変わる気がない人
結婚相談所は、お金を払えば結婚相手を買える場所ではありません。
あくまで「結婚するためのサポートを受ける場所」です。
「金は払うから、いい女(男)を連れてこい」
「自分は変わる気はない、相手が自分に合わせるべきだ」
このような他責思考の方は、どれだけハイスペックでも成婚できません。
アドバイスに耳を傾ける柔軟性がないと判断した場合、お互いのためにご入会をご遠慮いただくことがあります。
以上の5つの理由が当てはまった方の場合、残念ながら入会をお断りする可能性があります。
ですが、「入会できないから結婚できない」ということではありません。
タイミングの問題や、とら婚との相性などもあると思います。
そのため、入会を断られたから結婚できない、と悲観的になりすぎないでいただければと存じます。

「オタクすぎて入会拒否」はあるのか?
「とら婚」という名前の通り、オタク層の未婚率の高さという課題を解決するため、2017年2月にとらのあなが始めたオタクのための結婚相談所です。
「フィギュアを集めすぎているから」
「同人活動をしているから」
「腐女子だから」
という理由で断られるのではないか? と心配される方がいますが、ご安心ください。
趣味の内容そのものを理由に、とら婚が入会拒否することはありません。
むしろ、ディープな趣味を持っていることは個性であり、とら婚では「武器」になることもございます。 ただし、以下のような場合は例外です。
- 趣味が「生活破綻」を招いている場合
- ソシャゲの課金で借金がある
- 部屋がグッズで埋め尽くされていて、物理的に人が住めない
- 休日は全ての時間を趣味に使う
- 趣味優先でパートナーと過ごす時間が取れない
これは「オタクだから」ではなく、「結婚生活を営む準備ができていない」とみなされます。
「結婚したら、今の趣味のペースをどう調整するか?」
この質問に前向きな回答ができない場合は、入会を見送る可能性があります。
審査が厳しいことは、会員にとってはメリット
ここまで読んで、「やっぱり怖そうだな」と思ったかもしれません。
しかし、視点を変えてみてください。
入会審査が厳しいということは、裏を返せば「会員の質が高い」ということです。
①出会う相手の「身元」と「真剣度」が保証されている
マッチングアプリなどでは、既婚者が紛れ込んでいたり、収入を偽っていたりするトラブルが後を絶ちません。
しかし、とら婚に入会している会員様は全員、公的書類を提出し、面談をクリアした方だけです。
「定職があるか?」「独身か?」「変な人ではないか?」と疑う必要が一切ありません。
いちいち相手の素性を疑うことなく活動することができる、というのは婚活において非常に大きなメリットです。

②「結婚できる可能性がある人」が多い
審査を通ったということは、客観的に見て「結婚できる要素を持っている」とアドバイザーに認定されたということです。
年収、人柄、コミュニケーション能力など、一定の基準を満たした人同士が出会う環境だからこそ、とら婚は高い成婚率(IBJ内でもトップクラス)を維持できているのです。
「入会拒否」というフィルターは、既存の会員様を守り、これから入会するあなたの出会いの質を高めるためのいわば「安全装置」にもなっています。

とら婚に「入会拒否されてしまうかも…」と不安な方へ
もしあなたが、「自分はスペックが低いから断られるんじゃないか」と悩んで、無料カウンセリングの予約をためらっているとしたら、それは非常にもったいないです。
①入会拒否されるかも?と自己判断はおやめください
ネット上の情報だけで、「自分は年収○○万以下だから無理だ」と決めつけていませんか?
入会基準は、年収だけでなく、年齢、お住まいの地域、人柄、そして「活動への熱意」などを総合的に見て判断します。
多少条件が厳しくても、
「カバーするために、少しダイエットを頑張りましょう」
「ターゲット層を少し広げれば、十分戦えます」
といった戦略があれば、入会可能なケースは多々あります。

②無料カウンセリングは面接ではない
無料カウンセリングに来たからといって、必ず入会しなければならないわけではありません。
また、私たちもその場で合否を突きつけるような面接官ではありません。
まずは、現状を「正直に」お話しください。
もし今のままでは入会が難しい場合でも、
「あと年収をこれくらい上げれば活動可能です」
「繁忙期が終わってから活動を開始しませんか?」
といった、具体的なフィードバックを持ち帰っていただくことができます。
厳しいことを言われるのが怖いかもしれませんが、「何が原因で結婚が難しいのか」をプロにはっきり言ってもらえる機会は、人生においてそう多くありません。
正直な指摘こそが、あなたの人生を前に進めるための鍵になるはずですし、前向きに活動をするためには自分の現状を客観的に知るのが、結婚への最短距離ではないでしょうか?

まとめ
結婚相談所「とら婚」における入会拒否について解説してきました。
入会時に審査があるのは事実です。
しかし、それは、冷たく切り捨てるためではなく、「本気で結婚したい人を、責任を持って成婚まで導くため」に必要なことになってきます。
また、他の相談所でも会員の質を保つために、一定の審査を設けています。
- 法的な証明書が出せるか
- 安定した生活基盤があるか
- アドバイスを聞く素直さがあるか
このハードルを越えられるあなたなら、活動をスタートできる可能性が高いです。
そして、もし現時点で越えられなかったとしても、それは「今ではない」というだけで、人格を否定されたわけではありません。
「自分のスペックで入会できるだろうか?」 そう思ったら、ネットの記事を鵜呑みにして悩まず、まずは無料カウンセリングに来てみませんか?
皆さんとお話できるのを楽しみにしています!



