実家暮らしの婚活戦略/実家暮らしとの結婚メリット
オタク婚活を含むあらゆる婚活、結婚相談所、婚活パーティ、ネット婚活、婚活アプリや恋愛に関する戦略性重視のコラムです

新型コロナウイルスの影響で、8月、そしてこの1月と、帰省することの出来ずに孤独感を覚えた方々、帰省したとしても是非を問われたり罪悪感に苛まれたりした方が多くいらっしゃるのではないかと思います。そんな皆様のお心をお察しいたします。

かく言う私もその一人。長らく親兄弟親戚友人の面々と顔を合わせておらず、実家と友と故郷の味がとても恋しく思います。。。

というのは、私は嘘なんですけども(帰省ブルー組)、実家暮らしであれば特にその帰省に係る心配なく年末年始を過ごされたのではないでしょうか。家庭内感染に”より”気を遣わないと後悔の念に苛まれる最悪の結果になるかもしれない…という別種の悩みはあるかと存じますが…。

本日はその、婚活における一人暮らし・実家暮らし問題に踏み込んでまいります。

最近は「こどおじ」「こどおば」と揶揄する言葉のある通り、多様性が重要なテーマになっている現代においても、実家暮らしの大人と言うのはある種弾圧される立場であり、実家暮らし男女は根拠のない、現況を顧みない意見に辟易しているのではないでしょうか。
しかしそんな皆様の心情を無視して、私ども婚活に携わる者は経験的アドバイスとして「特に実家暮らし男性は婚活成功率を揺るがすほどの影響が出ているから、頼むから一人暮らししてくれ。戦略なんて言っていられない最低条件だ。出来ないのならば今日から家族全員分の家事のいずれかを担ってくれ」までは全員が申し上げます。
私は更に「家事分担は毎日やってくれ。そして週末にデートの無い日は掃除・選択・日用品の買い物・家族の食事作り・皿洗いをやってくれ。そして週次で取り組み状況を報告くれ。それが一人暮らしがやっていることで、結婚後に貴方が最低半分やらなければならないことだ。『お母さんが温かい家族を維持するために何十年も貴方の肩代わりをしてきた』こと、親の責務を実体験として蓄積してくれ」と厳しく申し上げています。

ただそのアドバイスに対し、謙虚に受け取って一人暮らしに移る方、または家の事に積極的に取り組むようになる方は体感的に10%、それ以外の多くの方は「いやいやそんなことないでしょ」と構えていたり「あれやこれやで難しい」と言い訳づくりに走ります。

そこで今回は
①数字で見る、実家暮らし男女の婚活需要
⓶需要の背景①:居住と人間的評価
③需要の背景②:家事関連事項からの評価と推察
④実家暮らしがマイナスに見られる背景

⑤実家暮らしの婚活戦略:SWOT
⑥実家暮らしの婚活戦略:商品を買ってもらうには

敢えて実家暮らし男性を狙うべき理由
の7章を書いていきたいと思います。

本稿の目的は
・私どもが経験的に語っていた婚活需要を数値として実証する事
・改善点を明確化する事
・戦略的行動の提案を行う事
・以上を通じて婚活成功率を高める事
にございます。

なお私どもはあくまで婚活需要の一点のみでアドバイスを語ります。昨今声高に叫ばれる性役割、地位、多様性、ライフスタイルについては需要の下に位置付けます。そこを譲れない場合(意思は最大限尊重します)は成婚可能性が低くなるリスクを受け入れていただき、より弾の数を多く、長く…要は多くの婚活にお金を長く落とし続ける覚悟を決めてください。
改善の第一歩は弱みを明確化することから。個別の事例で結婚出来た、出来ないという事に固執するより、戦略的にどうしたら可能性を上げる事が出来るのか、という部分をお伝えしたくてこちらを記載しております。
本稿で明確化することにより特定の誰かがその居住ステータスを新たに避けるようになる可能性も理解したうえで、それでも何も分からずに現状にしがみ付き、改善しないまま地獄の道を歩むよりはという想いでしたためました。
プロフィールが容易に分かるデータ婚活では、スペック上の比較が簡単にでき、かつ「そうでない方を簡単に選べてしまう」がゆえに、ユーザーは基本的にリスクを避ける行動を取ってしまうのです。

本文は少し長くなったので、是非ともお時間のある時にお読みください。

「それを変えさせないまま結婚させるのがお前ら相談所の仕事だろ!(俺に都合のいい、かつ他の人に目を向けずに無条件で俺を愛してくれる人間を目の前に連れてこい!)」という思考の方は、この時点でHPから離脱ください。以降の情報の一切が役に立たないと思います。逆に考えてそういう方と結婚したいかも考えてみて下さい。

実家暮らしの婚活需要

以前ツイッターでこんなアンケートを取ったことがございます。

ただ性別が一方的でしたし、1か0かの聞き方でしたので、改めて居住×婚活アンケートを取りました。アンケート回答数は合計985名となりました。ご協力いただきありがとうございます。

まず回答者中の未婚者の年齢別居住形態と、国の統計による未婚者の居住形態を比較してみた結果が以下です。

今回取得したアンケートと、国の統計には著しい差がございました。普段実家暮らしに対して厳しいことを言っているために当社フォロワーの実家暮らし率が低いのか、根本的に婚活をしている方の実家暮らし率が国の統計程高くないのかは定かではありませんが、全体的に「親と非同居」側の意見が多く反映されたアンケート結果になりました。

男女の回答割合も3:7と偏りがありましたので、以下では男女+回答者の居住属性の4分割を基本として、表やグラフにまとめて参ります。n数としては男性実家暮らし:55、男性非実家暮らし:220、女性実家暮らし:179、女性非実家暮らし:531 が基本となっております。なお私は大学から今に至るまで、統計に関するキャリアを積んでいる訳ではありませんので、アンケート内容・分類・分析手法・まとめ方等については優しい目で見ていただけますと幸甚です。

ではまずはちなみにの部分から。実家暮らしを継続する理由は主に
・職場に近く一人暮らしするのは効率が悪い
・収入的に一人暮らしが難しい
・一人暮らしよりも多く貯蓄できる
・一人暮らしよりも多く自由に使える
に集約されますので、お金周りのアンケートを取りました。

現在の収入には差がありそうです。一方貯蓄や交遊費にはそこまで大きな差が無く、実家暮らしは収入差を実家暮らしで補い、貯蓄や交遊費を多く出来ているのだという事が出来ます。ただこれは、収入には絶対的な差があり、貯蓄と交遊費は相対的差があると捉えることが出来ます。つまり非実家暮らし(以下「一人暮らし」)は収入が高めであり、かつ収入に対する貯蓄割合と交遊費割合が低い⇔実家暮らしは収入が低めであり、かつ収入に対する貯蓄割合と交遊費割合が高いという事が出来ます。

そして次に早速結論から。実家暮らしの男女別婚活需要は以下のようになります。

男性は、実家暮らしだと女性からの多くの女性がマイナス評価し、3割以上の女性は「実家暮らし」というだけで会おうとしないこともあります。一方一人暮らしであるだけで過半数の女性から好意的に見られます。居住は婚活に大きな影響を及ぼすと言えるでしょう。
女性は、実家暮らしであっても男性ほど婚活に男性ほどの影響はございません。国勢調査による同居実態を鑑みると、8~9割程度の男性は女性の居住実態がどうであれマイナスイメージは持たず、出会いにもさして影響しません。ただし女性が広く求める「自活力のある男性に会いやすいのは一人暮らしの女性」だという点は指摘できるかと存じます。

男性の実家暮らしはかなりきつく、女性の実家暮らしはそこまで問題が無いという、普段私どもが言っているアドバイス通りになりました。

女性は自身の居住形態に寄らず「実家暮らし男性」をマイナスに見る以上、婚活成功したいのならば一人暮らしするというのは男性にとって非常に有効であると言えるでしょう。
国の統計的には実家暮らし男性の方が多いですし、実家暮らしの女性は男性ほどそこまで婚活に大きな影響が無いようです。しかしそれでも「女性が求めがちな一人暮らし男性の約5人に1人は実家暮らし女性を好意的に思わない」と考えると無視できない影響度です。

さて以下では、より影響度の大きい実家暮らし男性を中心に据えて検討して参ります。

居住と人間的評価

なぜ実家暮らし(男性)は婚活において不人気なのでしょうか。

人が好かれるのはソフト面(数字化しづらい人間性面)×ハード面(数字化しやすいスペックやスキル面)の掛け算です。

そこで、性別・居住属性ごとに、「実家暮らし(一人暮らし)の人は性格が良い、当てはまる?当てはまらない?無関係?」というようなソフト面を中心とした質問の回答割合をまとめ、居住属性によって形成される人間へのイメージがどのようなものかを調べてみました。※実態ではなく、あくまでイメージです

聞く項目に関する是非はあるかもしれませんが、大まかに表面的人間性/社会的発達度/家庭貢献性の3分類に別れるとお考え下さい。

容姿や性格といった表面的スペックへのイメージと居住形態は、どのグループの方々もほぼ関係が無いと考えています。
一方社会的発達度と家庭貢献性については、明確に一人暮らしの人間の方が実家暮らしの人間よりも高いというイメージを全体的に持たれていて、かつ実家暮らし男性グループとその他グループの認識に乖離があります。

実家暮らし男性グループは、居住形態による人間的成熟度や家庭貢献性への影響が薄いと考え、かつ自分達実家暮らし側を甘く見積もっている傾向を読み取れます。
いくつかの項目で近しい値を示す近隣グループ(男性、実家暮らし女性)がありますが、基本的に実家暮らし男性以外のグループは実家暮らしをより厳しく見積もっています。他のグループは実家暮らしを「自立しておらず未成熟で、家事育児に消極的で、金銭感覚に不安があり、親離れ出来ていない傾向にある」と捉えており、さらに思考力や融和能力についても若干のマイナスイメージを持ってしまうようです。金銭感覚について、貯蓄はしっかりしていると捉えることも出来ますが、同時に可処分所得が多いはずなのに一人暮らしと同程度しか貯蓄していないばかりか収入に対する出費が多いと捉えることも出来るので、不安につながっている部分かもしれません。

居住形態が婚活需要に影響を及ぼすかどうかも実家暮らし男性が最も甘く見ており、他のグループとのギャップが大きくなっています。

一方自己評価はどうでしょう。以下は他己評価と項目が一致している訳ではないのが申し訳ないですが、アンケート回答者の人となりや価値観を聞いた質問の、回答者の分類に適当な係数(そう思う:25、まあそう思う:16…そう思わない:1)をかけて比較してみたグラフです。

これによると、それぞれのグループの自己評価は以下の通りです。
実家暮らし男性はコミュニケーション能力に優れ、人間的に成熟し、情報感度が高く、かつ承認欲求や性役割意識が高い傾向を示します。家族や子どもへの羨望の高さも特徴の一つでしょう。
一人暮らし男性は、実家暮らし男性と似た推移ではありますが、自己の権利(お金や自由時間等)以外の項目で実家暮らし男性を下回っています。利他心や協調力は持っているが傾聴力に欠け、自分の未熟さを痛感している孤独主義者的な色が他のグループよりも強いです。
実家暮らし女性はコミュニケーション能力・承認欲求や自分の権利への関心が高い一方、実家暮らし男性とは逆に精神的成熟度や情報感度を低く見積もっています。
一人暮らし女性は実家暮らし女性と似た推移を見せつつ、精神的成熟度や情報感度が高い、自立主義者、個人主義者といった傾向が強いでしょうか。

ここで気になるのは、前述の「居住形態ごとの、相手へ抱くイメージ」と同様に、実家暮らし男性が特に自分たちのことをポジティブに評価している点です。


つまり婚活において
・実家暮らし男性は他のグループと同等(いやそれ以上)の人間的魅力や成熟度を有するはずだが、何らかのコミュニケーション上の要因や、もしくは認知バイアス的な作用が働き、その魅力が他のグループに十分伝わっていない
・実家暮らし男性が他の居住グループに比して社会的発達度が未熟でかつ客観的思考力に欠けるがゆえに、情報認識・自己評価と客観的評価の齟齬を認識できておらず、改善行動に走らない
そのため実家暮らし男性の需要が低いという、どちらかの現象が起きている可能性がございます。
なお、アンケートにおいてなんらか思考能力のテストを行ったわけではないので、この発達度は本稿で証明することが出来ません。
ただし、人間性の評価は出来ずとも、家事育児に関する質問から見えてくる部分があるので、そちらに触れて参りましょう。

家事関連事項からの評価と推察

現在の家事参加、自分の家事スキルに関する自己評価を聞きました。

これによると、実家暮らし男女は家事への参加が不足していると自覚している方の割合が一人暮らしよりも高く、一人暮らしの方は豊富に参加していると考えている方の割合が実家暮らしに比べて高い。それなり参加・家事出来る認識は各グループ一定です。
顕著な差として「実家暮らし男女は家事参加機会に対して一方自身の家事スキルを高く評価し、一人暮らし男女は家事参加機会が多くとも自分の家事スキルを高く見つもっている割合が低い」点が挙げられます。

次に家事育児参加の意向についてです。

男女間は顕著ですね。女性は「完全平等を求める方が最も多く、男性はその定義をせずに相互の積極性を求める」という傾向があります(この辺に結婚後の家事育児分担の不満要因が隠されている気がします)。

強いて言うのであれば、一人暮らしの方が完全平等分担意欲が高く、実家暮らしの方が年収比分担意欲が強いという点が居住での違いでしょうか。一般的に男性の方が年収は高く、また女性はライフステージの変遷で収入が大きく変わります。その点を踏まえると実家暮らしの方が互いの主たる役割の定義に積極的なのかもしれません。ただし概ね家事育児参加意欲自体に居住差は大きく関係ないという感じで間違っていないかと思います。

ではその自己評価や自分の意向に対し、相手に求めるスキルと参加姿勢はどうでしょう。

これを見ると、男性は女性ほど家事経験を重視しておらず、特に実家暮らし男性は家事経験の欠如に最も寛容です。逆に女性はその実績をかなり重視しているようです。
相手に求める家事育児参加意欲は実家暮らし男性グループとその他グループで顕著な差が出ました。実家暮らし男性は積極+年収比で90%程度に対し、その他のグループは平等分担意欲のある方を最も多く希望していて、ギャップが認められます。なお男性と女性の年収について基本的に男性の方が高めであり、またライフステージによって男性が圧倒的に高くなる時期があり、かつ女性のキャリアの一次停滞により妊娠出産後にも年収差が出来やすいというのは一般的認識だとします。
ここから実家暮らし男性は現在の経験やスキルには着目せず、家事分担の自己・他者の分担定義は曖昧(自分の負担を減らしたい本音を持つ人の割合高め)で、それ以外のグループは将来の平等性に着目し、それを実現するための現在の状況を鑑みるという思考なのではないかと推測されます。

最後に結婚後の親の関わり度合いです。

相手親との同居は全てのグループで少数派でございますが、これについては明確な差が出ましたね。実家暮らしの方は「自分の親と同居したら楽」、つまり自分の負担の軽さを叶えようとする方が一定存在し、特に実家暮らし男性はその割合が20%近くと、他のグループより高いです。


再度まとめましょう。
・実家暮らしと1人暮らしの自己評価について、家事参加には差があり、家事スキル差は大きな差がない。
・実家暮らしでも50%前後の人間がそれなり以上の家事参加をしており、70%前後がそれなりの家事スキルを有する一方、一人暮らしだと80%前後がそれなり以上の家事参加をしているにも関わらず家事スキルは実家暮らしほど高く捉えていない
・実家暮らしの家事参加・スキルの自己評価に反して自立性については実家暮らし男性グループ以外だと、75%以上が「実家暮らしは自立できていない」と捉えている
・実家暮らし男性の高い家事参加意欲と客観的イメージが一致しておらず、何らかの要因で実家暮らしの主張の信頼性が損なわれている、または伝わっていない
・実家暮らし男性の多くの方が家事分担について曖昧さや年収比を重視し、他のグループと明確な思考のギャップがある
・実家暮らしの男女の方が明確に「自分の親との生活」の考えを持っている確率が高く、男性だと17%に達する

実家暮らし(男性)の婚活需要が低い背景の推察

ここまでで、実家暮らしが婚活でマイナスに見られる理由を推察してみます。


・収入が低めの傾向にある一方貯蓄や交遊費は一人暮らしと大きく変わらない点から、現状の収入に不釣り合いな金銭利用をしており、計画性や金銭感覚の欠如を考えられている
・家事参加の少なさ・経済的地位の低さ・親との距離感から自立性が欠けていると考えられている
・実家暮らし(男)女と1人暮らし男(女)の認識する家事スキル・家事範囲には差があり家事育児分担の共通認識を作りづらい
・婚活における家事参加の信憑性は意欲やスキルの自己評価でなく現状の実態で評価されるため、参加頻度の少なさから将来の分担意欲の低さを疑われる
・家事育児分担の平等性や自己の負担に関する検討があまりなされておらず、実体験としても蓄積されていないため、結婚後の家事育児分担の不平等リスクを懸念される
・自己都合により親との同居に言及されるリスクが高く、一人暮らしだとそれがほぼ0のため認知バイアスが生じ、実家暮らし男性全体として親との距離感がおかしいと認識される
・以上の様々なギャップがある一方実家暮らし男性は問題意識を持っている割合が低く、自己評価が高いために、思考の成熟度や情報認識力が他のグループより低く、コミュニケーションにおけるギャップとなっている可能性の方が、人間的魅力が正しく伝わっていない可能性よりも高い


があると私は考えます。

ただし、実家暮らし男性グループ以外に強く言いたいのは、それらは実家暮らし男性に広く当てはまるとは言えず、一部の方に引っ張られて形成されているイメージ、認知バイアスのかかったイメージなのではなかろうかという点です。それが、大半の実家暮らし男性の感じる「実態は違うという自信があるのに、自分達のグループに対する他のグループの冷たい視線」の理由であり、他のグループはそのことに留意し、下手な前提を持たずに会って解決していくべきでしょう。

では、そんな実家暮らしの方々(特に男性)はどのように一人暮らしの競合と渡り合っていくべきでしょうか。

それにあたって、まず婚活のステップを定義します。
婚活は
①スタート前の準備
②マッチング~交際開始前
③交際後~成婚・結婚
という3つのステップに分解することが可能です。

それを基に検討すべき戦略は以下になります。

①’ 商品設計(婚活前~交際前)
⓶’ セールス・コミュニケーション(マッチング後~交際前)
③’ クロージング・コミュニケーション(交際後~成婚)

実家暮らしの方の課題は①です(厳密に言うと、②には人間的成熟が大いに反映されますし、①次第では③で覆されますが…)。②は①で設定した条件や認識をそのまま出せばOK、③はいかに好意を積み重ねるかなので、本稿では①についてのみ検討していきましょう。

実家暮らしの婚活戦略:実家暮らしのSWOT

改善の第一歩は弱みを明確化することから

すでに弱みばかりを出してしまっているので本当に申し訳ないのですけど、まずは皆さんの強みや弱みを明確化してみましょう。
上記推察、皆さんから頂いたご意見と私の主観的意見を合わせると、概ね下記になります。

基本的に皆さんがすべきは、強みを伸ばし弱みを改善、機会を活用し、脅威を取り除くこと。上記で動かせそうなのは太字部分。すなわち、もしも実家暮らしのまま戦う場合は
・皆さんの生活への憧れやルールは持ち出さずに相手意見をほぼ全面的に取り入れる、ママ基準は一切持ち出さない
・共働きに係る家事育児ワンオペ問題を調査し、自らの身に着け負担すべき事柄を明確化する

・家庭内別居を行い家事参加を最大化し、家事スキル、生活認識、思考能力を改善する
・家族がいる環境を逆手に取り家族分の家事を自分が負い、一人暮らし以上の生活マネジ力を身につける
・その上で年収比や相手の積極性に期待せず、家事育児の平等分担にコミットする

・趣味に関する利用金額を見直し貯蓄に回し、一人暮らしに勝る額を貯める
・趣味に関する利用金額を見直し、一人暮らし程度の貯蓄をしつつ親の生活補助を逆に有効活用して資産形成やキャリアアップ投資(難関資格やMBAなど)を行い、現実の資産やキャリアに結びつける
・親と事前に別居、親リタイヤ後の関わりや介護にパートナーを関わらせない合意形成を行い距離を作る
ことが皆さんには求められます。

ほぼまんま以下ですよね。なのでアンケート結果とそこから考えた結論含め、ぶっちゃけアンケート取ったところで私には何の発見もありませんでした。というか多分なんですけど、「実家暮らし男性以外」はほぼ皆様アンケート結果や改善点の推察も可能、分かっていないのは「実家暮らし男性だけ」なのではないかとすら、私には感じます。

数字として出せたので、コンサルしても中々動かない実家暮らし男性に対して「これ見て。色々と言い訳なさったりご意見述べられたりされていらっしゃいましたけど、結局私の言ってることが100%正しいでしょ。だからちゃんとやりなさい」を言える程度のメリットはあるでしょうか。

自分の時間?趣味?ずっと結果の出ていない弱みばかりの人間が何寝言ほざいてんすか。10年間美味しい思いをしてきたんだから、そろそろ踏ん切りつけなさい。ただでさえ高コストのくせに自分の権利は大きく主張してさらにランニングコストを重くし、なのに大したリターンをよこさない商品なんて誰が買うか。スキルも実績も計画も無いけど気合でやります?そんな明らかに無能な人間を誰が採用するんです?というか基本的に「積極的にやる、気付いた人がやる」ってマジで辞めた方が良くて、積極的にやる人も気付く人もいつも同じだからめっちゃストレス溜まるんですよね。今まで積極的にやらなかった人間気が付いて来なかった人間がいきなりスイッチ切り替えられるんです?妄言も大概にしとけよ。

…という超辛らつな言葉を誰かから投げかけられないよう、改善には謙虚に向き合って欲しいものでございます。

そしてやはり「一人暮らしをする」というのは合理的選択肢となります。なぜなら一人暮らしとは、一人で自分の身の回り全ての事を、その時の現況を基に自ら考え、何らかの手段でマネジメントしなければならず、それによってスキルや思考経験を積み重ねていく環境、機会そのものだからです。その結果が、一人暮らしと実家暮らしの、物事の捉え方、考え方に関するギャップなのです。

ちなみに、女性は割かし打算的な考えの方が多いので、まともな額を貯蓄していれば一人暮らしと同じ土俵で戦う事も可能です。一人暮らしで要する生活費約10万円分がひと月に浮くのですから、30歳前後で貯蓄1000万程度は十分貯まり得ます(※個別の経済状況は加味しない)。

またそれ以前の大前提として
・課金、酒、タバコ、ギャンブルと言った、異性の需要を大きく下げる趣味から撤退する
・清潔感ある服や靴を買い揃える
・運動をして普通体型に近づける
等の基本的な価値向上の取り組みも合わせて必須事項となります。

大切なのでもう一度言いましょう。これらは「マスト」です。婚活前、中も絶えず自分の価値向上に励んでください。なぜならこれをやっていただかないと、大半の方にマイナス評価される低い価値のまま戦い続ける、超馬鹿な戦争に臨むことになるからです。

実家暮らしの婚活戦略:魅力的な商品を買ってもらう

それを基に、さらに以下のフローで営業戦略をアップデートしていきましょう。
A) 自分の価値と同程度の婚活価値の異性への積極的アプローチ
B) 自分を許容してもらいやすい顧客群の特定
C) 購入してもらうための理由作り
です。

まずは A) 自分の価値と同程度の婚活価値の異性への積極的アプローチ
実家暮らしの方は2~4割の方にステータス切され、半分以上の女性にマイナス評価されます。つまり、いくらSWOT改善に取り組もうとも、絶対的に婚活価値が低い存在です。

そのため男性は「美人・年下」という二大条件の設定が出来ません。なぜなら超多くの競合の舞い込む市場価値の高い女性が、敢えて価値の低い、女性の負担が増えるとイメージしてしまう皆さんを選ぶ必要性が皆無だからです。
年齢は自分-3~+6歳を見て、そこから外れる年齢へのアプローチをまず辞めましょう。アプローチ相手の顔面偏差値は、超綺麗:0割、ぜんぜん行ける:1割、許容範囲:7割、顔以外はあり:1割ぐらいにする気持ちで振り分けてください。

実家暮らし女性は幸いにもそこまで大きな影響はありませんが、ハイスぺで自立している男性ほど皆さんのステータスを嫌うので、年収600!とか国立大!みたいな条件は廃しましょう。よほど美人なら別ですが、特に顔面偏差値が大したことの無い方は時間の無駄になることが多いです。(ただし、別の道もあります:アラサー女子の婚活を超イージーにする4C戦略

B) 自分を許容してもらいやすい顧客群の特定 について。
例えばです。
皆さんがバンダイの社員さんだとしましょう。DX日輪刀を売る時、次のどちらだと買ってもらいやすいと思いますか?
① 禰豆子やしのぶさんが好きな女の子(の親)
② 炭治郎や善逸が好きな男の子(の親)
誰がどう考えても②ですよね。
つまり「実家暮らし」というステータスにそこまで強い忌避感のない方にアプローチするのが合理的だということです。実家暮らし女性の場合、男性は女性の居住にあまり拘らないのが幸いですが、やはり問題は男性です。

これについてはもっといろんな属性を収集したうえで定義づけた方がいいのですが、このアンケートで収集した範囲のみで言うとこうなります。

つまり、実家暮らしへの許容が最も大きいのは実家暮らしクラスタです(当然ですが)。
実家暮らし男性は、実家暮らし女子、低年収、非オタ、家事苦手のメシマズ女子(から派生すると、低学歴、地方在住、非正規…)などを狙っていくべきだという事なのですが、ここで重要なのはこの結果よりも考え方です。

実家暮らし男性の皆さんは「実家暮らしであることに注文を付けられない何らかの事情のある女性」を狙うということを明確に頭の中に置いて相手を選んでください。思考停止で美人にばかりアプローチするのはお金の無駄です。

C) 購入してもらうための理由作り について。
これは、SWOTで触れた「貯蓄」のように、○○があるからこの人を選ぶ、という要素、付加価値を上乗せしていくフローです。もちろん写真等もそれに該当する事柄ですが、より重要なのは「婚活している女性が望んでいることを自分が提供し、婚活男性に対して不満に思っていることを自分が解決する」という考え方です。これは実家暮らし云々以前の、モテを得る極々シンプルな、ただし絶対的な方策です。非モテは自分のニーズを満たすことに走りがちなんですけど、モテる人は相手のニーズを優先するんですよね。それをやろうぜという単純な話なんです。

さてじゃあ相手はどんなものを~と言う部分を詳細に書いていくと書籍1冊ぐらいになりそうなので、この辺から当社の有料サービスに切り替えていただきたくは思いますが、その女性のニーズ、ウォンツ、インサイト(言わない本音みたいなもの)の発見に役立つ考え方として、以下の図を参考に、自分で考えてみてください。結婚相談所を使うメリットはこの辺の調査と支援にあります。

私、普段ツイッターの婚活垢女子をめちゃめちゃディスっていますが、男性は婚活垢女子からはめちゃめちゃ多くの学びを得ることが出来るので、当社の情報を見ている女子は婚活垢を辞めていただき、当社の情報を見ている男性は婚活垢女子をフォローしまくって勉強してみてください。(関連:結婚したければ婚活ブログ・婚活実況漫画・婚活垢を見るのも書くのも辞めるべき

敢えて実家暮らし男性を狙うべき理由

最後に、女子の皆さんへ実家暮らし男性を狙うべき理由をお伝えします

①絶対数が多い一方競合が少ない

最初の方に書いた通り、シンプルに今現在実家暮らしは男女ともに増えており、居住形態としては多数派です。婚活で出会う普通の男女は基本的に実家暮らしなんです。そのエリアの人口規模が少なくなればなるほど。

その一方で半数以上の女性は一人暮らし男性へと目を向ける、要は一人暮らし男性と言うのはレッドオーシャンであり、実家暮らしの方こそ豊富な選択肢を持てるブルーオーシャンですから、実家暮らしをターゲットの条件に据える方が、会える異性は多くなります。今までさんざん実家暮らしの商品価値がどうと言ってきましたが、そのレッドオーシャンで勝てるのは商品価値の高い女性のみ。ならば、わざわざそこを選んで戦うのは非合理だと言えるのです。

年収600万一人暮らしの男性は女性に超絶大人気だけど、年収600万実家暮らしはステータス切されて競合が少ない。将来的に得られる経済環境は同等、いやむしろ貯蓄ポテンシャルのある分後者が優れている。であれば後者を選ぶ方がいい。ということです。

②実家男性のメリット

具体的に
・貯蓄ポテンシャルが高い
・1000万円以上の貯蓄を有している男性の割合が、一人暮らしの1.5倍
・家事経験に欠けるために、家庭運営ルールに関し、自分側のルールを適用できる可能性が高い…かもしれない
・集団生活経験の長さから、集団生活特有の摩擦への耐性と付き合い方を身につけていると考えられる
・自称寛容で利他的であるため、一人暮らし男性よりも女性を大切にしがち…かもしれない
・家族の目があるためにヤリ捨てリスクが一人暮らし男性よりも低い…かもしれない
・介護リスク等の逆で、親からの経済的、物的支援を期待できる…かもしれない
等は考えられるでしょう。

そこで課題になるのが、自立機会がないゆえの未熟な思考力や未熟なスキルを、皆さんがどうマネジメントしてまともな戦力に育てていくか。そして減点主義的傾向にある皆さんが確証バイアスに陥り、実家暮らしの悪い面のみを切り取りにかからないかどうかです。ストレートに相手の未熟さを指摘し、その反応によってふるいにかけていくこと、そして事実の探求を通じて加点評価し、改善させるコミュニケーションを取ることをお勧めします。

参照①:自分で”いい男”に育てる交渉術「5W1H&M法」
参照②:「結婚するならこれは改めて」という意見を聞かない彼女の改善術
参照③:「普通の男はこうする」を求める減点評価女子は婚活地獄落ち

女性需要が殺到する一人暮らしと違って、実家暮らし男性の代わりは豊富にいるのです。だからこそ「ここは改めないといけないから、~に約束できる?そうでないと子どもに誇れる親になれると思えないし、私も結婚したいと思えないよ」という劇薬を使うことが出来るのです。

また実家暮らしは実家暮らしの良い所があると、強みの部分でお分かりいただけたかと思います。
是非ともステータス切するのでなく、戦略的行動を心がけてみてください。


関連:結婚する際に「親との同居」を勧める男性心理とその男性の婚活的ヤバさ

 

もっととら婚を知りたいと思った方は