【第98回】「美容代が高いから奢られて当然」の正体とは?!
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

【ご質問】

30代男性です。
マッチングアプリで出会った女性と金銭感覚の話になり、毎月5万円ほどVTuberやソシャゲに使っていると明かしたところ、相手にかなり引き気味の反応をされました。
そこで「女性の場合は美容代などに投資されますよね?僕にとっての趣味はメンタルケアで、例えば毎月のネイル代金のように必要経費です」とお話したところ、女性の美容代と趣味に使うお金は全然違う!と言われました。
そもそも、自分の年収は平均より高めですし、しっかり資産形成をしていて使える範囲内で楽しんでいるだけなのに、何故そんなことを言われなくちゃならないんだろう?と少し落ち込みました。
よく婚活界隈で一部の女性が「メイクや服にお金がかかっているからデート代は男性が奢るべき」と主張しますが、そもそも男側はそこまでバッチリメイクや高価な服を頼んでいませんし、酷い言い方をするとお金をかけなくても可愛い人はいます。
頼んでもいない美容代は正当化されるのに、男が自分で稼いだお金を趣味に使うと「散財」扱いされる理由が納得がいきません。
(もちろんデート代は、「ありがとう」と言ってくれる女性には嫌な気持ちなしに奢ります)
美容代が高いから奢られるのが当然というロジックが分からないので、今後のデートに活かすために女性心理を教えていただけると嬉しいです。

婚活で見るべきはロジック

ご質問誠に有難う御座います。
まず始めにご質問者様にお伝えしなければならないことが御座います。
残念……かどうかは分かりませんが、恐らくその女性とは上手くいかないことでしょう。
ご質問者様が拒否するか、はたまた相手の女性が拒否するかはともかくとして、いずれにしても、デートでそこまで言い争った以上、上手くいくとは思えません。

しかしそれはどうでもいいのです。問題はその先の話で御座います。
このままマチアプでも婚活でも何でもいいのですが、とにかく女性との出会いを続けていたら近い将来「推しに課金とか全然いいよ!」という女性に出会うことでしょう。

実はそういう女性は決して珍しくありません。それなりの確率で出会うことが出来るでしょう。

だがそれこそが罠。

課金OKだろうがNGだろうがそんなことはどっちでもいいのです。
重要なのはその結論に至ったロジックでしょう。

例えばご質問者様がブルーアーカイブに課金をしているとします。
8月はハフバでしたし、水着イロハを固有4まで上げるために課金したかもしれません。
そしてそれを聞いた女性が「いいよいいよ」と言ったとしましょう。
しかしそれだけで良いと判断するのは危険で御座います。
もしかするとその女性もブルーアーカイブが好きなだけかもしれません。水着イブキを固有4にするために課金しただけかもしれないのです。

するとどうなるか、その女性は全く同じ口でこう言い出しかねません。
「は?オデュッセイアに課金とか有り得ないんだけど」と。
そこにロジックなんてものは御座いません。

金銭感覚の一致など有り得ない

「金銭感覚が一致する人がいい」
というお気持ちは分かりますが、そんな人はこの世におりません。
もちろん一致する頻度が高いとか、生活において極端な乖離がない程度であれば存在しますが、金銭感覚が完璧に一致する人など存在しないのです。

ではご質問者様が選ぶべき女性はどんな女性でしょうか。

まずは理想論から語りましょう。こんな人間はほぼおりませんが、あくまでも理想としてお聞き下さいませ。
「私は貴殿が課金することに強い不快感を抱くものの、とは言えそれは貴殿の私有財産であり、その処分方法について強制する事はできない。
しかしもしも貴殿が私の提案に従い課金をやめてくれるならば感謝をする。」

ロジックが極めて明快で御座います。
感情論として「やめて欲しい」と主張しつつも、ロジックとして「強制することは出来ない」と認めている。
まぁこんな人間はそうそういないのですが、もしもいたら教えてくださいませ。私が結婚したい。

課金OKかNGかなんてどうでもいいのです。
問題はそのロジック。
ロジックが真っ当ならば、結論が相反していても大した問題はございません。

一方でロジックがボロボロならば、結論の一致など偶然の産物に過ぎないのです。
たまたま今この瞬間ある特定事象に対する価値観が一致しただけに過ぎません。
短期契約なら構わないが、長期契約すべき相手ではないでしょう。

ロジックはだいたいプロパガンダ

さてそれでは「美容代が高いから奢られるのが当然」というロジックについて解説させて頂きましょう。
そもそも今回の女性に限った話では御座いませんが「なぜロジックを用いるのか」ということの認識がご質問者様は間違っているように思います。

恐らくご質問者様はロジックを「公平かつ正しい結論を導き出すための、現時点で最もマシな手段」とお考えなのではないでしょうか。
ちなみに私もそう考えております。
しかし良くも悪くもこの考え方は少数派でしょう。
多くの人間はロジックをそんなものだと全く考えておりません 。

では多くの人間にとってロジックとは何か。

自分にとって好都合な結論を正当化するためのプロパガンダの道具で御座います。

そこには帰納や演繹など御座いません。
何故ならそもそも彼らのいうロジックとはロジックっぽい何かでありロジックではないからです。
所詮はプロパガンダに過ぎません。

ある理論Aが成立した際に、そこから論理的に導かれる命題Bもまた真として認める。
そんなことはしません。
目的は自己正当化であり、真実の探求ではないからで御座います。
Aが好都合ならAを採用するが、Bが不都合なら無視する。
それが多くの場合の、そして今回ご質問者様が出会った女性の語る意味でのロジックだと思った方が良いでしょう。

例えば「美容代が高いから奢られるのが当然」という方の場合、まず「奢られたい」という絶対的な目標が御座います。
つまり「私は奢られるに値する」「あなたは私に奢るべきだ」という意見を押し通すことが目的であり、それを押し通すためにロジックっぽい何かを口にしているだけに過ぎません。
極端に言えば「奢れ!」と言いながら殴っているのと同じ。
手段や過程はどうでもよく、目的さえ達成できれば良いのです。
結果的に押し切って奢らせることを了承させることが目的なので、そこに論理的整合性なんて必要ありません。
そして実際ご質問者様はこうして悩んでいるわけですので、奢らせるという目的達成にはまあまあ効果があったのでしょう。

ですので「めちゃくちゃな理論でゴネる」という手段は「奢らせる」という目的に対して合理的であり、理論として成立しているといえます。
相手が諦めるでも、騙されるでも過程は何でもいいのです。
目的は奢らせること。
正確に言えばこちらの主張を了承させるということなのですが、その目的に対して合理的かどうかが判断基準なので御座います。

そんな理不尽が普通なの?と聞かれたら私は自信を持って答えましょう。

めちゃくちゃ普通!

ロジックなどという公平な手段を誰も望んでいない

ロジックは基本的に万人に公平です。
私がAというロジックを主張したら、私もまたAというロジックに行動を制限される。
これがご質問者様の考えるロジックでしょう。

そんなものを人間が望んでいるわけがない。

Aという主張で相手を制限、強制するが、自分はAによって一切の制限を受けない。極めて不平等で自分に有利な権力構造、これこそ人間が望むルールの形です。

そりゃそうです。「上野という名字の人間は所得税0%」っていうルールがあったら凄く嬉しいですもの。
ロジックはゴミ、公平性は全くありませんが、私はめちゃくちゃ得をする。これが一般的な人間の望むルールです。

私は人間が平等・公平を望んでいるとは全く思っておりません。

人間が望んでいるのは自分が差別されず、そして自分だけが贔屓される世界です。
こんなもの公平でもなんでもないのですが人間は公平なロジックなんて望んでいません。

良し悪しの話では御座いません。人間はそういうもんだと理解したほうがいい。

自分に都合のいいロジックは振りかざし、不利なロジックは無視する

これは極めて一般的な傾向であり、そうではない人のほうが異常でさえあると思います。

とら婚より一言

いかがでしたか?
人とは感情の生き物。矛盾を抱える生き物です。相手をおかしいと責めるだけでなく、時には自分にもそういったところがあるかも、と考えることが、誰かと一緒に生きるということかもしれません。結婚生活ってどういうもの?早期になった方は無料カウンセリングをおすすめいたします!
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