【ご質問】
【優良物件 不良物件】
今回はとある男性の婚活プロフィールについて考察をして見ましょう。
それではまずプロフィールをご覧下さいませ。(※特定に繋がらないようフェイクを交えています、また当社の会員様ではございません)
年収1千万と年齢
今回の男性は40歳。外資系金融勤務で年収は1300万円とのことですが、女性の方は彼の「相手への希望 〜29歳」が気になったのではないでしょうか?
確かに年収1300万円というのは非常に高いステータスであることは間違いありません。
しかし、だからと言って40代の男性が20代の女性を望むということに違和感を覚えた方も少なくないことでしょう。この男性は「29歳まで」と希望を書かれておりますが「29歳まで」と書く方は、得てして本当に29歳の方が来たら「もうちょっと若い方が……」と言うものなのです。
さて、それではこの男性の「〜29歳」という希望は高望みなのでしょうか?
万人ウケを狙う必要はない
「年収1300万 40歳」の男性が20代の女性との結婚を望むことは高望みか。
この問題をアンケートにすれば、おそらく「高望み」が多数派を占めることでしょう。
3:7になるのか、2:8になるのかは分かりませんが決して僅差ということはなく、それなりに差が出る結果になることと思います。
しかし、アンケートの結果が3:7でも2:8でも、それこそ1:99でも婚活においては問題はありません。
何故ならば結婚は1対1で行うのです。特に結婚相談所のような多数の男女が相手を探す場においては「1人」でも条件に見合う方がいれば良いのですから、多数派かどうかということは重要ではありません。
100人中99人が「40代で20代と結婚したいとかキモい」と言おうとも、1人「まぁ年収によっては……」という方がいれば良いのです。
「たとえ年収1000万円であっても40代の男が20代の女性を望むのはない」とお考えの方であっても「年収1000万円あれば40代でも20代の女性を望むのもアリ」と考える女性がいるということはご理解頂けることでしょう。
今回の男性の場合、確かに少数派かも知れませんが「1000万あるなら40代でもOK」という20代の女性が間違いなく存在するので、よほどの性格的な欠落などがある場合を除き結婚は難しくありません。
見えてこない登録理由
さて、ステータス面では非常に魅力的なこの男性ですが、それだけで安心するのは早いというもの。
特に今回の男性に関して言えば結婚相談所に登録する理由が最大のポイントでしょう。
単純にステータスだけを見れば、40代という年齢を考えてもこの男性は極めて売り手市場の男性で御座います。
また性格や外見こそ分かりませんが、趣味も比較的受けの良いのものが揃っていますし、タバコやお酒などに極端な問題があるわけでもない様子。
普通に考えれば結婚相手に困るような方だとはとてもとても思えません。
それではこの男性は一体何故結婚相談所に登録をしたのでしょうか?
結婚相談所の料金や手間暇は決して少ないものでは御座いません。何かしらの「意思」がなければ、その門を叩くことはないのです。
今回の男性が一体何故結婚相談所の門を叩いたのか。
これはよほど特殊な事情を除けば、それは「結婚のための出会いがない」としか思えません。
つまり彼はこれだけのステータスを持ちながら、良縁に恵まれることがなかったのです。
気になる性格
ステータス面では何の問題もない男性が結婚相談所を利用するということは、なにかステータス以外のところで問題があると考えなくてはなりません。
もちろんその問題が結婚相手としてふさわしくないレベルのものなのかどうかは分かりませんが、全く問題がないということはありえないでしょう。
ですので一見すると問題のないプロフィールであればあるほど、どこに問題があるのか、ということを見抜かなくてはなりません。
今回の男性場合、全体を通じて気になる傾向が見受けられました。ですのでもしもこの男性と実際にお会いする場合は、その点について詳しく観察してみると良いかもしれません。
まず自己PR文の中にあった「毎日ジムに通っている」という部分について考えてみましょう。
一般的な感覚から考えて40代のサラリーマンが毎日ジムに通うというのは並大抵のことでは御座いません。体力的な問題は勿論ですが、時間的に考えても極めて困難なのは間違いないでしょう。
また毎日ジムに通うということは、会社の同僚と飲みに行くということもほとんどないことと推測されます。もちろん社風によっても様々ですし、飲みに行くのが良いというわけでもありませんが、業務時間以外では同僚との付き合いが極めて少ないことが推測されます。
次に趣味について考えてみましょう。
今回の男性は極めて趣味が多く、趣味の欄にあるだけで「旅行・ボクシング・テニス・水泳・読書・料理」の6つ。さらに自己PR文にはドライブに映画と非常に多くの趣味を嗜んでいることが分かります。
しかしここで気になるのはその趣味の傾向。
テニスを除けばほとんどの趣味が「1人」でするものなのです。
それが問題というわけでは御座いませんが、彼は休日のほとんどの時間を1人で過ごしているのではないかと推測されます。
会社の人と仕事終わりに飲みに行くこともなければ、休日に誰かと会うこともない。
また若い頃に趣味にしていたテニスも、やる相手がいないので最近は全くやっていない。
これは40代独身男性の休日としてはそこまで不自然なものでもありません。しかし、この男性のプロフィールからはあまりにも本人以外の人間の影が見えないのです。
もちろん友人がいないからと言って、それだけでこの男性の人間性を疑うわけでは御座いません。ですが、それが重要なポイントになるのも事実。
ですのでこの男性と会う場合には「交友関係」を中心に話を振ってみると良いでしょう。
チーフの視点
外資系の、しかも投資系の銀行でしたら、このぐらいの年齢でより多くの年収の方もいるという指摘は置いておきまして、しかし職種やポジション的にコミュニケーション能力が欠けていることはないでしょう。・・・・あくまで仕事の上では。
私が見た際に気になるのは、上野さんと同じくターゲット設定と性格・性質部分になります。
【ターゲット設定】
上野さんの指摘通り、婚活では万人受けを必ずしも狙う必要はなく、しかし我々婚活のアドバイザーは少しでも確率を上げるために、こだわるポイントとそうでないポイントを切り分けてターゲット設定をいたします。
この方の場合、重要なのは年齢(と、絶対に容姿)であり、要は典型的な「かわいくて若い女性狙い」のアラフォー男性と言えます。
私の経験上、相手の年齢を20代の限定している男性は、仕事で成功を収めてきた方に多く、おそらく自分の年収や、また容姿にもそれなりの自信を持っていて、強気な年齢設定にしていると予想されます。
彼らは性格の一致よりも、ある程度打算的でもいいから自分の言う事に従ってくれて、家事料理育児を主に担い、いつまでも若々しくかわいらしくいてくれる、そういう女性を求めがちです。
おそらくこの男性もその可能性が高いでしょう。
その理由の一つは、彼の年収や職業的スペックです。
自分がこれだけ稼ぐのだから、女性もそれなりのものを提供してほしい、それが容姿や年齢に加えて、家のことである。というのは、ハイスペック男性が考えがちです。
そのため、ご質問者様は容姿が良くない限りマッチングせず、またお会いしたらしたで「家のこと」をどれだけできるのかを求められると覚悟しておいてください。
また、上記理由の2つ目であり、私が気になるポイントの2つ目でもあるのが、
【性格・性質】
プロフィールから読み取れる彼の性格を列挙します。
仕事・年収・資格:プライドが高い・自頭が良い・合理的・効率的・仕事に大きな自信を持っている
趣味:ソロプレイヤー・圧倒的な負けず嫌い・ミーハー
相手への希望:自分の価値を分かる・性欲が強い
ご家族:実家と嫁の関係性は考慮しない・家庭的ではないが料理には拘る
PR:自信家・ナルシスト・自分第一主義・自分に構ってくれないと拗ねる・自己主張強い・自分の楽しむことを家族に楽しんでほしい
さらに上記から派生し、予想される性格としては
・契約主義 ・子どもには様々な経験をしてもらいたい
・面倒ごとは自分で解決してほしい ・ケンカではひかない
・自分は他者に勝っている人間だと考えている
・理解できない考えには否定的
・オタク文化の事象に経済的理解を示すが、オタ活自体には難色を示す
この男性は仕事、趣味、PRなどいたるところから自信を持っていて自分が好きであることが読み取れます。
それは、仕事の実績自慢や見ても分からないけどなんだか凄そうな資格、自分の趣味側に沿ってほしいPRなど、相手の立場のことを大して書いていないことから読み取れます。
おそらく受験、就職、仕事や仕事上の交友などを中心に自信を深めたことが自己形成に関わっていて、自分の歩んできた道に大きな自信を持っているのでしょう。それをないがしろにした場合、すぐに怒ってしまうと思いますし、褒めなかった場合も「この人は俺のことを理解しない」と見なされる可能性もございます。
また可能性として、ご質問者様の考え方や趣味自体に関して、上から目線の物言いがあることもお考えください。
しかしお相手やお相手の家族のことを考えるようにPRされていらっしゃいますね。
しかしながら具体性を一切持っていません。
具体性が一切ないばかりか、あくまでほぼすべてのことを自分に合わせるよう求めていて、料理上手で家庭的(専業主婦希望)で若く綺麗(性的魅力>人間性)、また現状親同居かつ自分の家族と同居することもOK(彼に家庭能力がある可能性は低い、相手の気持ちよりも自分の気持)の点から、彼は圧倒的に自分を愛している、こんな優秀な自分に家族が尽くすのは当然、稼いでいるのだから家事をする必要はないし経済的に非効率、家族を思い遣る自分が好きなのであり、自分の理想的な家庭を叶えることに注力する=本当の意味で相手を慮んばかるかは少し疑問が残ります。
少なくともうまく彼を誉め、自尊心を満たすことでコントロールする必要はあるでしょう。
例えば休日の料理や大掃除、旅行の計画などについては、うまく乗せた場合積極的に担う可能性があります。
総評すると、夫婦としてのコミュニケーション能力は低い、自分の考え方や生き方を優先する傾向があると言えます。
以上はあくまで可能性の話です。
あくまで予想だけで好き放題言っているだけですが、事前にそういうことを覚悟することでギャップが少なくなるかと思います。
そういった性質さえうまくコントロールできれば、少なくとも経済的安心感を得ることはできますし、ご年齢的に育児負担も1名程度かと予想されます。
どういった部分をご質問者様が重視するかを考え、お選びいただければと思います。
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