【ご質問】
いつもデート2~3回目で相手の好意が気持ち悪くなってしまいます。相手に好かれると冷めてしまう「蛙化現象」を知り、原因や解決策にも向き合いつつ、今回こそ、この人こそ…!と頑張っているつもりではあるのですが、相手のアプローチを受けることに耐えられなくなってしまい、交際が続きません。
こんな自分が婚活を続けることは難しいのか、自分は一生このまま誰とも結婚することができないのかと不安になっています。どうすればいいのでしょうか?(30代女性)
筋トレに例えると
ご質問誠に有り難う御座います。
ご質問者様は筋トレをされているでしょうか?ジムでの筋トレでも自宅での筋トレでも構いません。私は一昨年くらいからジムに通って筋トレをするようになったのですが、最初のうちはなかなかに苦労を致しました。本格的に筋トレをした翌日は腕が痛過ぎてろくにPCを打つことすら出来ません。仕事に支障が出かねないので日程を調整して何とかなるようになりましたが、それでも本格的に筋トレをした翌日は今でも少なからず筋肉痛に悩まされております。
さて、筋トレをすると筋肉痛になり痛くなるのは人間であれば誰でも起こる現象で御座います。ですので筋肉痛になったからと言って「俺は筋トレに向いていないんだ」なんて言いだす方はおりません。筋トレをすれば筋肉痛になるというのは人間の当然の現象なのです。むしろ筋肉痛にならないのであれば、それは適切な筋トレが出来ておらず、筋肉が全く成長していないとすら言えるでしょう。
良い意味でも悪い意味でも勘違い
それでは今回のご質問に戻りましょう。蛙化現象にお悩みの方は「こんなふうになるなんて私は変なんじゃないか……」と不安になることが多いのですが、それは良い意味でも悪い意味でも勘違いであると言わざるを得ません。
そもそも「蛙化現象」なんていう用語が出来てしまう時点で察することが出来るのですが、蛙化現象は女性であれば決して珍しい現象では御座いません。信憑性はともかく各種恋愛サイトのアンケートを見る限りでは実に7割以上の女性が経験している現象なのです。ここまで割合が多いということは、もはや「蛙化現象が起きず、そのまま相手を好きになる」という女性の方がレアとすら言えるでしょう。
蛙化現象は珍しくない
蛙化現象は決して珍しくない現象であるどころか「蛙化現象が起きない女性」の方がレアとすら言えるのです。蛙化現象が全く珍しくない現象であるということは、世の中のカップルの多くもまた多かれ少なかれ蛙化現象を経験した上で付き合っていると言えるでしょう。片思いをして、デートをして、付き合って、交際を続けるという過程の中で一度も蛙化現象が起きなかったカップルなどほとんど存在しないのです。
これは筋肉痛に例えて考えると分かりやすいでしょう。世の中のマッチョマンは必ず一度は筋肉痛を経験しております。筋肉痛は筋肉が超回復をする際に起きる現象で御座いますので、筋肉痛無くしてマッチョマンになることなど出来ません。
誰にでも起きる当然の現象
それでは筋トレをしている方たちは、筋肉痛があったからと言ってそれっきり筋トレをやめてしまうでしょうか?もちろんそんなことは御座いません。体の節々が痛く、ろくに腕も上がらない筋肉痛を経験しておきながら、それでもなお筋トレを続けたからこそ彼らはマッチョマンになっているのです。それでは彼らは筋肉痛という痛みを経験しながら、何故筋トレを継続することが出来るのでしょうか?
それは「筋肉痛」という現象が「誰にでも起こる当然の現象である」と理解しているからに他なりません。もしも筋肉痛を知らない方が筋肉痛になったら、「これは筋トレをするなと体が悲鳴を上げているのかもしれない」と考えて筋トレをやめてしまうことでしょう。
気持ち悪い=順調の証拠
蛙化現象もまたこれと同じで御座います。誰かに好意を向けられたり、誰かと付き合うということは、自分自身の精神が成長をしているということに他なりません。そしてそんな成長するタイミングでは筋肉痛と同じようにある種の「痛み」が発生してしまうのは当然のことなのです。ですので蛙化現象が発生してしまったら、「相手との相性が悪いのではないか」と考えるのではなく「精神の筋肉痛だ」と考えるべきでしょう。
蛙化現象は全く珍しい現象では御座いません。女性が恋愛をする際に起きて当然の現象なのです。そのため蛙化現象が起きたとしても「むしろこれは順調に関係が発展している証拠だ」と考えて、関係を維持していく必要があるでしょう。
もちろん筋肉痛の時に筋トレをしてはいけないように、相手に対して嫌悪感がマックスの時にデートやセックスをしてはいけません。蛙化現象が発生したら、相手との関係を断ち切らない程度に距離を取り、痛みが引いてきたらまた距離を近づけるということを繰り返していけばいいのです。
間違った筋トレには要注意
ベンチプレスは筋トレの定番で御座いますが、あれはただバーベルを上げるだけの筋トレでは御座いません。私も詳しいことは未だに分からないのですが、何でも肩を寄せて肩甲骨を下げなければ効果がないそうです。
間違ったやり方をしていると筋肉がつかないばかりか、怪我をしてしまう可能性もある中々に難しい筋トレで御座います。お恥ずかしながら私は未だにベンチプレスのやり方がよく分からないのですが、たまに間違ったやり方でベンチプレスを行うと、筋肉痛とは違う痛みが翌日体に残ります。こんなレベルでベンチプレスを続けていればいずれ怪我をするのは言うまでもないことでしょう。蛙化現象もまた、「間違った痛み」には注意をしなければなりません。
もしかして:怪我の予兆?
確かに男性とお付き合いをした際には、多くの女性が蛙化現象に襲われます。しかしそれは精神の筋肉痛のようなものであり、時間が経てば自ずと引く痛みでしょう。ですが、もしもその痛みがいつまでも引かないのであれば、それは筋肉痛ではなく怪我の予兆と考えなくてはなりません。良い恋愛をした際の蛙化現象は時間と共に引いていきますが、いつまで経っても相手に対しての嫌悪感が引かないのであれば、それは単純に相性が悪いということなのです。
筋肉痛が起きたからと言って筋トレをやめてしまえば筋肉は付きませんが、間違った筋トレを続けていれば怪我をしてしまいかねません。ですので蛙化現象に悩む方は、その痛みが「筋肉痛」であるのか「怪我の予兆」であるのかを十分にチェックする必要があるでしょう。それでは筋肉痛と怪我の予兆はどのようにして見極めれば良いのでしょうか?
見極めるのには時間がかかる
それはずばり「時間」で御座います。健全な蛙化現象の場合、筋肉痛と同じように時間と共に嫌悪感は軽減されていきます。一方で怪我の予兆の場合は、嫌悪感は軽減されるどころか時間と共に増加していくことでしょう。
蛙化現象は7割もの女性に発生する現象で御座います。実感のある方だけで7割なので、実際の割合はもっと高くなることでしょう。また恋愛未経験で蛙化現象を感じる機会すらなかった女性も3割の方に含まれておりますので、もはや蛙化現象が起きない女性を見つける方が難しいのです。
それではいったい何故女性は蛙化現象が起きてしまうのでしょうか?もちろん様々な理由が存在するでしょうが、女性をメスという性別として考えれば蛙化現象が起こるのは当然とすら言えるでしょう。基本的に生物はメスがオスを吟味するという仕組みになっております。
蛙化現象は生存戦略
妊娠リスクが大きいメスは、相手のオスが良い遺伝子を持っているかどうかを最後の最後まで吟味して選別していると言えるでしょう。つまりメスは生物的に考えて「このオスは優秀なのか?」という猜疑心を常に抱えているものなのです。
もしもメスが蛙化現象を起こさなければ、オスは一度の試験をパスするだけで精子を卵子まで送り届けてしまうことが出来るでしょう。それはオスを吟味しなければならないメスという性にとってあまりにも都合が悪いと言わざるを得ません。ですのでメスはことあるごとにオスに対して不快感を感じ、相手を吟味するように進化を遂げたのでしょう。つまり蛙化現象は優秀なオスの遺伝子を確保するためのメスの生存戦略なのです。
人間以外にも起こりうる(らしい)
ちなみに以前とあるイベントでバイカルアザラシの生態を調査したのですが、バイカルアザラシのメスはオスがどれほどアプローチをしてもひたすらに拒み続けるとのことでした。そしてメスが根負けして諦めるまでアプローチを続けたオスだけがメスと交尾をすることが出来るそうです。
バイカルアザラシの言葉は分からないので、メスのバイカルアザラシの気持ちは分かりませんが、もしも彼女たちの言葉を理解することが出来るのであれば「さっきまで良いと思ってたけど、急に気持ち悪くなった」なんて言っているのではないでしょうか?
とら婚より一言
今回の上野さんからのご回答はいかがでしたでしょうか?とら婚アドバイザーの一人として、筋肉痛の例えはとても分かりやすかったです。男性にとっては、女性が急に冷たくなってしまう理由のひとつ、「蛙化現象」を知る機会となれば幸いです。女性にとっても、7割以上の女性が同じ悩みを持っていたり、今、上手くいっているように見える人も、もしかしたら同じ思いを乗り越えてきたのかもしれない、自分だけじゃないと、今後、踏み出す一歩になれば嬉しいです。
今回、お悩みいただきました女性には決して諦めずに根気強く続けて欲しいなと思います。もし、何かお悩みございましたらぜひ無料カウンセリングにお越しください。
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