【ご質問】
子連れNGになっていないお店なので来店することもあるかもしれませんが、周りの雰囲気を見て店選びをしてほしいと思ってしまいます。
自分の結婚相手がそういう配慮ができない女性だと嫌だと思いますが、見極めどころが難しいです。
最近話題になった「子供を連れてスタバに来ることを疑問視している投稿」に同意していますが、少数派なんでしょうか?
ご質問誠に有難う御座います。
「お客様は神様です」という言葉が御座いますが、今回のご質問はこの言葉と同じと言えるでしょう。
たとえばお店が「お客様は神様です」と言った場合「お客様を神様のように丁重に扱おう」という自身に枷を課す意味になります。
一方でお客様が「お客様は神様です」と言った場合「俺は神なのだから丁重に扱え」という相手に配慮を求める言葉になるでしょう。
店側が「お客様は神様です」と言って自身を律する分には何の問題も御座いません。
むしろ相手を丁重に扱おうとする立派な態度であるとすら言えるでしょう。
冨樫義博 著 『HUNTER×HUNTER』/(集英社)
しかしお客様が同じ言葉を言ったら、相手に配慮を求めるクレーマーでしかありません。
とてもではありませんが立派な態度なんて言えるはずもないでしょう。
さて、ご質問者様は「子連れは配慮をするべき」と仰っているわけなのですが、それではご質問者様はどの立場からその言葉を言っているのでしょうか。
もしもご質問者様がお子様をお持ちであり、人様に迷惑をかけまいとその言葉を言っているのであればそれは大変ご立派なことでしょう。
むしろ立派すぎて逆に他の子持ちの方に引け目を感じさせてしまっているからやめて欲しいとすら思うほどご立派な態度であると思います。
しかし、そんなことはあり得ないと思いますが、もしもご質問者様が独身子無しで結婚相談所を利用していているような立場の方であれば、人に配慮を求めるなかなかどうして傲慢な方と言うのが適切かもしれません。
たとえば店長が発言し、それを従業員にも強要した場合などが分かりやすいでしょう。実際に配慮をするのは発言主ではない従業員なので「自身を律している」とは言えません。
店長が勝手に発言し、店長が自分自身のみを律する分には何の問題もないとお考えくださいませ。
罪の相殺は出来ない
少々嫌味な言い方になってしまいましたが、実のところ私はご質問者様の主張が分からないわけでは御座いませんし、ある意味で正当性があるとすら思っております。
現時点でご質問者様にはお子様がいらっしゃらないことと思いますが、恐らくご質問者様は将来子供が出来た場合、周囲の方に気を使ってスタバには行かないことでしょう。
赤塚不二夫 著/studioぴえろ『おそ松さん』
つまりご質問者様の主張は「俺は配慮しないが、お前たちは配慮しろ」という一方的なものではなく「俺も配慮するからお前たちも配慮しろ」というある意味でフェアな主張なので御座います。
もちろん実際にお子様が出来た際に本当にこの行動が出来るかどうかは分かりませんが、少なくとも今の時点ではそうお考えになっていることでしょうから一旦「出来るもの」と仮定させて頂きましょう。
しかしこの場合、ある意味でフェアではあるかもしれませんが、それでも立派な態度とは思えません。
これは犯罪で考えると分かりやすいでしょう。ご質問者様がお金を盗まれたら、別の人のお金を盗むことが正当化されるのでしょうか。もちろんそんなことは御座いません。ご質問者様からお金を盗んだ方は罰せられますし、ご質問者様もまたお金を盗んだ罪で罰せられるのです。
なにせ、そんな理屈が成立して良いのであれば、お客様は神様ですの精神で毎日ラブホのフロントに立っている私はあらゆるお店で「俺は客だぞ!!神様だろ!!?」と言ってクレームを言っても良いということになってしまうのですから。
何も言わずに席を立て
ご質問者様の考えの善悪はともかく、多数派か少数派かで言えば少数派でしょう。
そして数少ないご質問者様と同じ思想を持つ女性であっても、ご質問者様のような考えの持ち主と結婚したいと思わないことと思います。
そのためご質問者様が結婚をされたいと思うのであれば、せめて年収を3000万円くらいにはする必要があるでしょう。結婚相談所でうだうだ言っている暇があったら今すぐキャリアアップを目指すべきかと思います。
ご質問者様が将来何かの間違いで子供が生まれ、そしてご質問者様が育児を主体的に担うことがあった際には、その際にはぜひ「子連れは配慮をすべき」と言って己を律してください。
もちろんそんな時であったとしても、奥様や他の家庭のお父様お母様にはくれぐれも言わないようご注意くださいませ。
「子連れは配慮すべき」という言葉はあくまでも自分を律するための言葉としてご活用ください。
とら婚より一言
いかがでしたか?
誰かの行動に対し、ご自身の中で疑問に思う事は沢山あると思います。自分の考えは、自分を律するために使うのは問題無いです。しかしそれを他人に求めたり強要してしまうと途端に見える世界が変わってしまうのではないでしょうか。
意見が多ければ、それが全て正しい訳でも無いのです。これは男性だけでなく女性にもあるのかもしれませんが【察してほしい】【全部合わせてほしい】と考えてしまうのはコミュニケーションの放棄にも繋がりかねません。
結婚生活では話し合いを通し、すり合わせを行うことが必要です。今回のケースでも結婚後の子育てを押し付けるのではなく、相手の気持ちに優しく寄り添い、お互いに実現できることを話し合うだけで随分印象が変わるのではないかと思います。
押し付けや強要は何もいい事はありません。改めてご自身の結婚感を考え直しても良いのではないでしょうか。それでは良き婚活を!!!
いがらしみきお 著 『ぼのぼの』/(竹書房)
♡ご成婚者インタビューまとめ♡
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