とら婚が炎上してでも「オタ趣味以外の引き出し」を作るべきと言い続ける5つの理由
とら婚公式コラムにおいて、特に「オタク」に関連の深いコラムです

2019/1/11 戸松遥さん
2019/4/12 三森すずこさん
2019/6/23 梶裕貴さん&竹達彩奈さん
2019/8/23 高垣彩陽さん
2019/9/26 原由実さん
2019/10/23 逢坂良太さん&沼倉愛美さん
2019/11/19 中村繪里子さん
2019/12/28 立花理香さん
2019/12/29 畠中祐さん&千本木彩花さん
2019/12/31 木村珠莉さん
2019/12/31 松嵜麗さん
2019/12/31 洲崎綾さん
2020/1/1 佳村はるかさん
2020/1/1 山本希望さん
2020/1/22 朴璐美さん
2020/1/22 鈴木達央さん&LiSAさん
2020/5/12 前野智昭さん&小松未可子さん
2020/6/12 牧野由依さん
2020/7/1 池澤春菜さん
2020/7/7 水樹奈々さん
2020/7/8 小野賢章さん&花澤香菜さん


声優・アニメファンのみなさん…激動の2019年から2020年ですね。。。

あけましておめでとうございます。年末年始のあれやこれやの仕事で声優さんの結婚ラッシュに反応できないまま1/2という結婚情報の落ち着いてしまった日を迎えました。声優の皆様、おめでとうございます!!!!

さて、声優さんが結婚するとファンの皆様が悲嘆の怠惰をぶっぱなす光景をよく目にします。声優さんが我々オタに大人気の理由として「アニメファンの”生きがい”の延長線上にいる存在=自分のオタクマインドを理解し共感してくれて、アニメやゲームに興味の大部分が傾いている自分の好きなことの全てを好きでいてくれ、共有できるだろう数少ない異性」だからだと思っておりまして、声優さんと言うのはオタク婚活業界の需要における頂点に位置する方々なのです。ただ有名声優さんは特に、我々が普通に生きる限りはホライゾンの彼方の存在なのですけれども。

しかしそんな方々に対して、私は次の言葉を突き付けます。

私はこの投稿を削除するつもりが一切ありません。なぜならオタク婚活を行うにしてもこれが現実であり、真実だからです。FGOしかやっていない①、FGO趣味の他に料理がめちゃめちゃ得意な②、FGO趣味の高収入コミュ力お化け③、選ばれるのは②か③です。相手もFGO趣味があったとしても、①が男性の場合は選ばれる可能性がほぼ0です。①が女性なら加点されることもありますが。
本日はその背景にある理由を具体化したいと思います。

今回はどちらかというと男性向けの内容になっていますが、当然ながら女性にも当てはまる事柄ですのでよろしくお願いいたします。

婚活中のオタが「オタ趣味以外の引き出し」を作るべき5つの理由

オタ趣味以外の引き出しを作るべきなのは、単に選ばれにくいからだけではありません。また選ばれにくいことの理由も含めて、まずはその5つを列挙させていただきます。

①オタク男女の履修のミスマッチが存在し、会話の成立しないことが多いため
②オタク男女の嗜好のミスマッチが存在し、会話の成立しないことが多いため
③男女の「共有」への考え方のミスマッチがあり、共有しようとすると相手はストレスに感じることがあるため
④結婚後の実生活で触れる事柄にあまり該当しないため、人間的魅力が広がらず、深まらないため
⑤家族の将来の選択肢を広げることにあまり貢献しないため

この背景が絡み合い、「選ばれにくい、需要が高まらない」という結論になるのです。

オタ趣味しか引き出しを持たないことによる弊害

では、前述の①~⑤を順に解説して参りましょう。

①オタク男女の履修のミスマッチ
2019年の覇権アニメは皆さんの中で何でしたでしょうか。多分、LiSAさんの紅白も素晴らしかった「鬼滅の刃」だとは思いますが、基本的に『覇権コンテンツ』以外は男女で履修している事柄が異なるのです。

鬼滅以外のアニメで言うと、まどマギ、進撃、タイバニ、Fate、SAO、ジョジョ、サイコパスなどは共通言語になることが多いです。これらは各年を代表するアニメですよね。
ただ例えば、ごちうさ、ラブライブ、けいおん!/黒執事、黒子のバスケ、うたプリなど はどう思いますか?異性と語り合えると思いますか?まあ、無理ですよね。

そうなんです。両性に人気の「覇権」以外が男女で簡単には一致しないために、共通言語はすぐに消費し尽くすのです。その際に別の引き出しがないと沈黙しかなくなるのです。
アニメのみならず、ゲームや漫画には履修コンテンツが、他の趣味については「履修趣味自体」が男女で顕著に異なります。にも関わらず、特に男性は共有したがるのです。

②オタク男女のオタク的コンテンツ嗜好のミスマッチ
仮にアナタ自身が異性向けのコンテンツになるべく踏み込んで、趣味領域の共通言語でなんとか頑張るとしましょうか。
しかしその時、男女で語りたい事柄が大きく異なってきます。※あくまで傾向です

またアニメやゲームが顕著なのでそれについて切り取ると
男性:物語の構成や画の構図美麗さ、攻略情報、今後の展開予想、ストーリーメッセージ、予備知識などを議論して定義したがります。そのため聞き手のリアクションは「そうなんだ、すごいね!」になりますし、話し手もそのリアクションを求めるのです。
女性:ストーリー・登場人物それ自体や、ストーリー上では描かれきれない登場人物の関係性や感情などの自分なりの解釈と、それにより自身に生じた感情をコミュニケーションの場に、否定抜きでいっせーので出したがります。そのため聞き手のリアクションは「それなー、分かるー」になり、話し手は「いや違うでしょ」のような波風立てることを求めないのです。

このように、男女で語りたいポイントがかなりズレています(※傾向です)。そのために男女どちらも自分の話したいことに相手が食いついてこないし、相手の話したいことにリアクションが薄くなり、とあるコンテンツの話が永続するケースが稀になるのです。経験はある人は分かりませんか?好きな作品は同性で話す方が盛り上がり、つい先ほど見た映画について異性と話そうとしても30分と持たないことを。

そのためオタ趣味以外の言語を持っておいた方が、コミュニケーションが回るのです。

③男女の「共有」への考え方のミスマッチ
結論から申し上げると、男性は状況共有、体験共有型/女性は感情共有型です。

男性は自分の世界に相手を引き込みたがりたいので、相手に好意を持つほど自分と同じ体験をさせようと布教に勤しみますが、女性は相手との共通言語、または共通言語を持てそうなコンテンツを通じて似た感情を有することを重視します。

その結果、女性の意を汲まずに布教布教ひたすら布教に豆知識解説するオタク男性には女性のイライラが募ります。
否定を許さずなんの定義もできない女性の同調的コミュニケーションに、男性は辟易して自分の話題に引き込もうとするのです。

この③における「引き出し」は、話題的引き出しもそうですが、「コミュニケーション的な引き出し」のも同時に差しています。

自分の手元の趣味しか引き出しがないとすぐ布教に逃げますし、異性的なコミュニケーションの引き出しがないとすぐ布教に逃げるんです。

④結婚後の実生活で触れる事柄
趣味に多くの時間を傾けるのは分かりますよ。けど考えてみてください。結婚して、夫婦の生活を送り、子どもが生まれ、家族の時間を送るようになる。。。それはどんな営みでしょうか。

ご飯・料理・掃除・会話・教育・外出・デート・旅行・住まい・季節・買い物・お金の使い道・テレビ・ニュース・仕事・交遊関係・趣味・ライフイベント・加齢・環境の変化・価値観の変化・お互いの役割…

趣味って、我々にとっては「ライフワーク」ともいえるとても重要なものではありますが、自分の、家族のリソース全てを投資する対象でなく、あくまで20も30もある事柄の中の一つなんです。

つまり、趣味以外の「全般的事柄」を含めてその人間の経験、人生や人間そのものを充実させる事物なんですけど、「趣味以外何もない」と「この人と一緒に夫婦として生活を送っていいのだろうか、家族が安心してストレスなく暮らせるのだろうか」という風に判断されてしまうんです。
もちろんそのイメージの問題だけでなく、家族を作る以上、自分だけでなく家族が安らげる生活を作ることに貢献できることが結婚する人間の義務とも言えますので、趣味全振り、その他は知らんというスタンスの方には我々からかなり厳しく突っ込まれることになるとお考え下さい。

その道の第一人者、プロと言えるほどの人間ならまた別の評価をされることもあるのですが。

⑤将来の選択肢
上記に近い事柄ですが、趣味にしかリソースを割いていない状態で、その人の、パートナーの、夫婦にとっての、子どもにとってのベストとは言わないまでもベターと言える選択ができるでしょうか。

結婚すると、家族に纏わる事柄は自分一人の事柄でなくなります。何かを判断するときには、そこに紐づく複数人の人生をより良くできるかどうかの責任が発生するのです。

オタ的価値観に基づく判断が間違っている!とは決して申しませんが、多様なものの見方、知見、経験、相手視点、子ども視点、家族視点などがあれば、また別の結論を出せるかもしれません。

視野の狭い、合理性なく自分の拘りや感情に基づいた判断をすることの多い、何を言ってもどうしようもない、首を挿げ替えた方が良い上司…みたいな人って皆さんの周りにいらっしゃいませんか?何も私は人生の先輩ぶるつもりはございませんが、そういう上司でなく、よりよい上司の方が部下はついてきますよねと提案しているのです。

☆婚活上の価値
趣味にしかリソースを割かず、引き出しの中が全てアニメやゲームの場合、上記のように人間としての魅力も薄く、またマッチング後の成功率にも大きく関わってくるのです。そのため選ばれるのは「引き出しの多い人」になることがご理解いただけたでしょうか。

※傾聴力が優れているお方の場合は上記の限りではございません。傾聴力があればいかに特化型のオタでも大丈夫のことが多いです。

※男女で異なってくる事柄でもあり、総合評価する女性(オタク女性でも)に趣味特化で凸っても爆散します。一芸を割と重視する男性に対する場合はその限りではありません。

ちなみに引き出しって、④に書いたごくごく当たり前のことがらもその引き出しの一つだったりしますので、あまりネガティブに考えすぎずに出来る事柄から一つずつ増やしていきましょうね。

とら婚は脱オタさせて”一般人”を作ろうとしているんじゃないか疑惑

一般的素養を身に付けることと非オタ化、脱オタはイコールでないと思っております。
結婚に耐えうるように自分のリソースを「マッチング成立に貢献し、家族生活を送るに値する」領分に拡げなさいという話です。

あれも嫌、これも嫌、趣味以外の事柄には興味ない、けど自分の望む美人と結婚したいし、その人は俺の全てを認めてね!という人間と貴方が結婚したいと思えるなら別に何の改善もしないで大丈夫です。
ただ、そんな自分でも成婚させろと当社に求められても困ります。
なぜならその思考に対する婚活市場の需要はまだまだ追いついておらず、需要が0と言い切れるほどであり、アナタが結婚されるのはアナタと異なる考えを持つ異性・他人であり、当社はアナタのためにその異性・他人の需要を変えるサービスは行っておらず、異性需要を踏まえてアナタへ色んな提案をすることが仕事なのですから(会員様の場合は条件付けの定義再定義は行いますが、当然誰かれ構わないようにすることはないです)。

 

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