はじめに
20世記も終わりに近づき、いよいよ21世紀を迎えようとしていた1990年代後半。
日本ではあるアニメのヒロインを巡って、社会が2つに分断されておりました。
そのアニメこそ『新世紀エヴァンゲリオン』
放送から20年以上経った今日でもいまだに新作が製作されている大ヒット作品でございますが、この作品に登場するレイとアスカのどちらが好きかということで1990年代の男性たちは血で血を洗う戦争をしておりました。
さて、あれから20年以上経ちマリという新キャラも登場しましたが、今回は1990年代の男性たちに敬意を示し、レイとアスカという2人の女性について分析させて頂きました。そんな分析をして何の意味があるのだ、とお思いになるかも知れませんが、婚活女子の方々には役立つかも知れないデータとなりましたので、ぜひご覧くださいませ。
人気だけならアスカの圧勝
今回は婚活中の男性67名にアンケートを取らせて頂きました。
結論から言うと64%の男性がアスカ派であり、単純な人気だけを見ればアスカ派の勝利と言えるでしょう。少々言葉は悪くなりますが、婚活をされている男性はどちらかと言うと受け身な方が多いので、ぐいぐいとリードしてくれそうなアスカの人気が高くなったのかも知れません。
アスカを選んだ男性の多くが「明るい」「活発」「アグレッシブ」「自分の気持ちを喋ってくれる」などの理由を挙げていたことも特徴的でしょう。特に多かった意見が「意見が言い合える」というもの。
意見を言ったら嫌われる?!
婚活中の女性にアンケートを取ると「意見を言ったら嫌われそう」「男性に意見を言わない方が良いと思う」というような回答をされる方が多いのですが、このアンケートを見る限りでは男性に意見を言うのはマイナスに働くどころかむしろプラスに働くことも多いようです。
とは言え、アンケート通りに人間が行動するのであれば、こんなに簡単なことはございません。毛沢東もポルポトもスターリンも「俺の政策の問題点を是非指摘してほしい」と口では言っておきながら、実際に意見をした人間はみんな処刑されているのです。
もちろんこの婚活男性たちがそう言った独裁者と同じというわけでは御座いませんが、口では何と言っていようとも実際に意見を言ったら機嫌を悪くされる可能性があるのは間違いありません。
アスカを選んだ理由
しかし、アスカを選んだ男性の意見で意外と多かったのが「アスカが好き」ではなく「レイのような何考えてんだかわからん女は嫌」というもの。また「意見を言ってほしい」という理由でアスカを選んでいる方の多くが「率直」という言葉を使っていることも特徴的でございました。
つまり、男性は「わかりやすい」ということを求めているのではないでしょうか?
意見を言うかどうかも勿論重要で御座いますが、それ以上に重要なのが「わかりやすい」ということなのです。
わかりやすいとは?
一般的に男性は女性の気持ちを理解するのが苦手ですので、アスカのように自分の感情を素直かつそのまま言ってくれる女性は、少なくとも「わかりやすい」という点でプラスに働くのは間違い無いでしょう。
「意見を言ってほしい」と言っておきながら、本当に意見を言うと機嫌が悪くなる男性は確かにおります。ですので私は今回の結果から「意見を言った方がいい」とまでは言いません。しかし「わかりやすい態度をとる」というのは間違いなく重要な要素でしょう。
恋愛の駆け引きなどをして「わかりにくい女性」になってもモテるのは峰不二子レベルの女性だけなのです。一般的な女性は嬉しいことは嬉しいと言い、嫌なことは嫌と言う分かりやすさを持った方がお互いにとって良い関係が築けるでしょう。
実は年収にめっちゃ差が出た
と、ここまでは綺麗な話を書かせて頂きましたが、実はこのアンケートの真骨頂はここから。
今回はとら婚様にご協力を頂き、回答者様の年収もデータとして集めさせて頂きました。
その結果、なんとアスカ派とレイ派では平均年収で11%もの差が生まれたのです。生涯年収を2億円とすると、11%は2000万円以上。この差はそうそう無視できるものでは無いでしょう。
また年収1000万円以上の男性に限定してデータを集計してみると、レイ派がダブルスコアをつけてアスカ派を上回るのです。全体で見ればアスカ派の圧勝だったにも関わらず、年収1000万円以上だけで比較するとレイ派が勝つというのは無視できない結果であると思います。
更に分析すると
非常に言葉は悪くなりますが、年収が低い男性はアスカのことを「主体性がある」「分かりやすい」と捉える傾向がある反面、高年収の男性はアスカのことを「うるさそう」「疲れる」などのように感じることが多いことが分かりました。
逆に年収が低い傾向がある男性はレイのことを「よく分からん」「楽しくなさそう」と捉える反面、高年収の男性はレイのことを「軸がしっかりしている」「おしとやか」「(感情の起伏が少ないので)関係性が壊れなさそう」と捉えているようです。
勿論、これは傾向の話なのでそうではない男性もたくさんいらっしゃいますが、男性は年収が高くなればなるほど、いわゆる「大和撫子」のような女性を望むのかも知れません。レイが大和撫子かと聞かれれば少々疑問は残りますが、レイ派の男性がレイを選んだ理由には必ずと言っていいほど「大人しい」「おしとやか」というような言葉が入っていたので、そのような傾向を持つ女性を好む傾向があるのかも知れません、
嫌われる理由とは
さて、それでは最後に婚活中の女性の皆様に「これだけはやってはいけない」というポイントを解説させて頂きます。
今回のアンケートは「レイ派?アスカ派?」というものでしたが、積極的に「こっちが好き」と仰る男性と同じくらいの割合で「こっちが嫌いだから、消去法でこっち」と選ぶ男性がいらっしゃいました。
それではそれぞれの消極的な理由を簡単に見てみましょう。
何考えてんだか分からん
まずレイですが、レイは圧倒的に「何考えているか分からん」という理由で拒絶されておりました。これ以外の理由でレイを否定した男性はほぼおりません。一方でアスカを否定した男性の理由は「感情の起伏が激しい」「精神が不安定」の2つがツートップで御座いました。
一見すると全く違う理由で嫌われているように見えますが、実はこの2つ。その原因を考えるとほぼ同じことを言っていると言えるでしょう。
レイの方の理由がそのままなので分かりやすいのですが、「感情の起伏が激しい」というのもやはり「感情がコロコロ変わって、よく分からない」ということ。つまりアスカもレイも「何考えてんだか分かんない」という理由で嫌われているのです。
男性が絶対に嫌がる特徴
つまりレイ派にしてもアスカ派にしても、男性が嫌いな女性というのは「何考えてんだか分からない」というもの。どう言ったタイミングで「何を考えているのか分からない」と、レイ派とアスカ派に別れましたが、その本質的な部分は全く同じ。男性は何考えてるんだか分からない女性が嫌いなのです。
皆様がレイとアスカのどちらのタイプに似ているかは分かりませんが、いずれのタイプにしても「よく分からない」というのは間違いなくデメリット。
男性と恋愛をする際には「分かりやすい恋愛」になるように、自分の気持ちを伝えると良いでしょう。
ミステリアスな女性など、追いかけられることはあれど、愛されることは無いのです。
とら婚より一言
アンケートにご協力いただきましたとら婚男性会員の皆様、どうもありがとうございました!詳しい理由まで教えていただき、上野さんの分析にとても役立ちました。
男性会員の皆様はいつもお相手の女性に少しでも喜んで欲しい、楽しんで欲しい、満足して欲しいと心底思ってくださっています。彼女に不満に思われることが平気な男性なんていないと思います。
女性も察することが苦手な男性に対して、いつも大っ変奮闘していらっしゃるとは思いますが、今一度、察してくれない、聞いてくれないと勝手に心を閉ざして決めつけてしまう前に、言う努力をすること、言い方をちょっと工夫してみるだけでも変化があるかもしれません。「どこに行きたいか、何を食べたいか、何をしたいか、何をしたら嬉しいか、悲しいか、困っているのか、その解決策(←重要!)など」相手にきちんと言葉で意思表示をしてみてくださればと思います。既にやっている方も、どうかめげずにもう一歩頑張ってお互いの歩み寄りをしていただきたいといつも強く願ってます・・・
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