【第36回】データ男の取扱い方 やつらは見た目じゃなくて情報で興奮しているんだ!
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

【ご質問】

男性って数字が好きですけど、どうしてこだわるのでしょうか?
もちろん、仕事や趣味やジャンルにもよって大事な時もあるとは思いますが、周囲の男性が統計データや数値やスペックにこだわり過ぎているのを見ると「えっ?!こんなとこに注目してたの?」「だから何?」「なぜそんなにそのデータにこだわるの?」とつい思ってしまう時があります・・・

自分が文系女子だからなのか、文系理系は関係ないのか分かりませんが、数字が好きな男性の心理について教えてください。また、数字が好きな男性心理を上手く活用できる婚活テクニックはありますか?  (女性20代)

まずはじめに

ご質問誠に有難う御座います。

コロナの影響で海外旅行に行く方は激減してしまいましたが、今でも物流やビジネスなどで多くの飛行機が地球の空を飛び回っております。さて、世界には多くの航空機メーカーが御座いますが、その中でも圧倒的なシェアを握っているのがボーイングとエアバスの2社で御座います。

例えば2018年に日本は1764機のジェット機を購入しましたが、そのうちボーイングが806機、エアバスが800機で御座いました。2社合計のシェアは実に90%以上。日本の空はほぼほぼこの2社に独占されていると言っても過言では御座いません。

それではボーイングとエアバスには一体どのような違いがあるのでしょうか。翼の先端(ウィングレット)の形や尾翼の形など、両社の機体には様々な違いが御座います。しかし両社の最大の違いはなんと言っても「設計理念」でしょう。飛行機の発展は事故との戦いと言っても過言ではありません。そのため両社は事故を防ぐための機能を進化させ続けているのですが、トラブルがあった際の対応理念がエアバスとボーイングで違うので御座います。

ボーイングの基本理念はパイロット優先。つまりトラブルが発生した時はパイロットの能力を信じて、機械でそれをサポートするという発想で御座います。一方でエアバスの基本理念は機械優先。つまりトラブルが発生した時は機械の能力を信じて、パイロットがそれをサポートするという発想で御座います。

もちろん、どちらの発想の方が正しいとか間違っているというような話では御座いません。しかし、エアバス社の「機械優先」の理念は一般にはなかなか理解し難いことでしょう

人間を信じるな

「ふっ、コンピューターの計算によれば、僕の勝率は100%だ。君が勝てる可能性は万に一つもない!!」

もしも漫画でこんな台詞を言うキャラクターが登場したら、ほぼほぼ間違いなく噛ませ犬になることでしょう。漫画の世界においてコンピューターの弾き出した確率なんていうものは、主人公の友情パワーによって秒殺されてしまう運命にあるのです。

エアバスのような「機械優先」の理念は、言い換えれば「人間なんか信用ならねえ」ということに他なりません。漫画であれば完全に敵キャラの台詞でしょう。主人公はいつだって仲間や自分のことを信用しているのです。もちろんこれは漫画の話であり、現実の世界では「機械優先」という考えを持っている方も少なくないことでしょう。しかし「人間よりも機械の方が信用できる」と仰る方も、その多くは真の意味で機械を信用しておりません。

「わかるぜ、ムッタ。完全に機械の表示のみに命を委ねんのが怖いって気持ちは。だがこーいう状況で計器より自分の勘に頼ろうとするヤツは逆に危険だ。焦っている時の勘ほど狂いやすいものはない」
『宇宙兄弟』より引用                                  小山宙哉 著/講談社

これは宇宙兄弟という漫画の中で主人公のムッタが飛行訓練をしている際に、教官のヤンから言われた言葉で御座います。ストーリーの中では結構深い意味があるのですが、簡単に言えば「自分の目で判断したら間違えるから、機械の数字を信用しろ」と捉えていただければ問題ございません。

「人間は信用できない」と言うと、多くの方は「他人は信用できない。最後に信用できるのは自分だけだ」という意味で捉えてしまいますが、人間には自分自身も含まれているので御座います。

「人間は信用できない。特に自分自身は」

「機械優先」という考えの本質は「機械は信用できる」というものでは御座いません。「機械もまた信用はできないが、人間といういい加減なものを信用するよりは機械の方がマシ」という極めてドライな考えなので御座います。

直観なんて信じない

データを重視する方は、何もデータに絶大な信頼を置いているとは限りません。
どちらかといえばデータを信じているのではなく、人間の勘や判断を信用していないので御座います。

例えば男性が大好きな胸の話をしましょう。
世の中には見ただけで女性の胸のサイズを判別することができる方がいらっしゃるそうですが、少なくとも私は見ただけでは女性の胸のサイズが全く分かりません。大学の頃、同級生で「巨乳(と言われている女性)」と「貧乳(と言われている女性)」がいたのですが、私はどっちの女性の胸の方が大きいのか分からないほどで御座いました。

それでは私が胸を判断するにはどうすればいいのか。それはもうデータに頼るしか方法が御座いません。
花子さんはAカップ、月子さんはEカップというデータがあれば、私は月子さんの胸の方が大きいと判断できるので御座います。このように自分の判断能力を疑っている方や、自分の判断能力に自信のない方はデータや数字に頼らなくては何も判断することが出来ません。

奴らは情報を食ってるんだ

「ヤツらはラーメンを食ってるんじゃない。情報を食ってるんだ!」

久部緑郎・河合単  著/小学館

『ラーメン発見伝』という作品名を知らなくとも、この言葉は聞いたことがあるという方は多いことでしょう。

良くも悪くも世の中のほとんどの人間は味の良し悪しなんて分かりません。ですのでレビューサイトで「美味い」とされる店に食べに行き、そして味なんて分からないのに美味いと感じてしまう。この言葉はそんな人間の行動を的確についた言葉で御座います。

しかし、ここで重要なのは「情報を食っている人」は本当に美味しいと感じているということでしょう。
薬の世界でも偽薬というものが御座いますが、これと構造的にはよく似ております。本当は効果のない薬であっても「効果がある」と言われて飲むと本当に病気が治ってしまう。いわゆるプラシーボ効果というものは食の世界にも存在するので御座います。

良いか悪いかは別にして、人間が人間を選ぶ際にも自分の判断だけを信用することは御座いません。例えば同じ女性を紹介するにしても「この人は読者モデルで、雑誌の表紙を飾ったこともあるんです」と紹介するか「この人はそこら辺にいる一般人です」と紹介した時では、相手の印象は大きく異なることでしょう。同じ女性であっても、まず間違いなく「モデル」と紹介された時の方が「美しい」と紹介された時の方が外見が優れていると判断されるはずで御座います。

口コミは女性産業

データを重視する方は人間の判断を信用していないので、数字やデータを好みます。しかし、ほぼ全ての人間は多かれ少なかれ「自分以外の情報」を参考にして物事を判断しているのは間違いありません。ただし男性と女性で、その情報源に差があると言えるでしょう。

その代表例が口コミ。実は口コミは「書くのも」「読むのも」「参考にするのも」圧倒的に女性が多いことが分かっています。つまり女性は「自分以外の人間の評価」を情報源にしている傾向が高いと言えるでしょう。女性は共感の生き物である、とよく言われますが、少なくとも口コミに関して言えばその傾向があるのは間違い無いかと思います。

一方で男性は自分を含め人間をあまり信用していないので口コミをあまり参考にしません。となれば参考にすべき情報源はもう客観的なデータや数字しかないでしょう。

ご質問者様は「どうしてデータをそんなに重視するのか」と理解できないようで御座いますが、おそらくご質問者様も友人に恋の相談をしたことがあるのではないでしょうか。それは「自分の主観的な判断以外のものに頼る」という意味でデータ重視派とやっていることは変わりません。

違うのは信じる対象だけ。人間は信用できないと考えるエアバスと、人間は信用できると考えるボーイングの違いと同じで御座います。どっちが良い悪いの問題では御座いません。

情報を食わせてやれ

データ派の人間は良くも悪くも自分の判断をあまり信用しておりません。

直観的にAだと思っても、データがGを示すのであればGを信じる。それがデータ派の人間で御座います。
つまり極端に言えば、直観的に「この女性の胸はA」と思っても、データが「G」を示せば、その男性はGだと信じるということ。

セクハラをしたいわけでは御座いません。これは本当のことなので御座います。
例えば「〇〇ちゃんって何カップ?」と聞いてくるクソ失礼な男性が世の中にはおりますが、そういった男性は「Gカップです」と言われるとそれだけで大喜びするものでしょう。

実際のサイズは重要ではないのです。データ派の人間は膨らんだ胸元を見るよりも「Gカップ」という情報を聞いた時の方が興奮するので御座います。

つまり彼らを喜ばせたいのであれば、出来る限り客観的な評価を投下してあげることが重要でしょう。

「可愛い」よりも「学生時代はファンクラブがあった」
「料理上手」よりも「調理師免許あり」
「胸が大きい」よりも「Eカップ」

もちろん嘘は問題で御座いますが、客観的なデータを重視した言い方をすれば実態以上に自分をよく見せることは可能で御座います。

自分を信用しない

またデータ重視派の人間と付き合う場合、「察してほしい」という考えは撲滅する必要があるでしょう。

勘違いされがちなのですが、データ重視派の人間は必ずしも察する能力が低いわけでは御座いません。察する能力が低いのではなく、察した上でその自分の判断を信用しないのです。

例えば恋人が非常に忙しそうにしていたとしましょう。データ派の男性であっても、そんなこと見れば分かります。「きっと彼女は忙しいんだ」と直感では判断することでしょう。しかし、彼らは自分の判断を信用しないので「彼女は忙しい」という自分の判断を信用しません。

そのため「忙しいの?」と聞いてしまい時には女性を怒らせることになるのですが、それは何も察していないわけでは無いことも多いので御座います。


察した上で、その自分の判断を信用していない。これが酷いものになると「どう見ても彼女は体調が悪そうであるが、彼女が「体調悪い」と言っていないから、自分の判断だけで彼女は体調が悪いと判断するのは間違っている」というような考えになっていくことでしょう。

論理的に言えば彼らの考えは極めて正しいのですが、現実的に言えばまず相手を怒らせることになるのは間違いありません。とはいえ、彼らは何も察していないわけでも、相手を心配していないわけでも無いのです。単純に自分の判断を信用していないだけ。ですので「察してほしい」と思うのではなく、相手にきちんと伝えるだけで、彼との関係は格段に改善することと思います。

とら婚より一言

いかがでしたでしょうか。上野さんから、少年ジャンプの例えば、ドラゴンボールのキャラクターの戦闘能力値、ワンピースの賞金額なども数値としてパロメーターを出した方が、男性読者に分かりやすいからなのではないか?との面白い推察のお話をいただきました。ドラゴンボール 鳥山明 著/集英社

下記関連リンクのイベントレポート後半編でも、数値に関連したお話を上野さんがしてくださったので、よろしければご覧いただけると嬉しいです。

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