【第77回】オタクに会いたいのに他の人にも会わなきゃダメ!?
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

【ご質問】

婚活して1年が経ちました。
選り好みせずいろいろな女性に会いましたが、お見合いでなかなか会話が弾みません。
ゲームや漫画の趣味のある女性とは少し話せる気がするのですが、カウンセラーさんには趣味の合う人以外にも会うように言われます。
無理してでも趣味の合わない女性と会っていった方が良いでしょうか。
(40代 男性)

ジャンルの一致か、熱量の一致か

ご質問誠に有難う御座います。

趣味の一致と言った時、私は「ジャンルの一致」「熱量の一致」の2つの要素があると考えています。

一つ目のジャンルの一致とは「何が趣味か」ということ。例えばご質問者様であれば「漫画好き」な女性と趣味が一致していると言えるでしょう。

二つ目の熱量の一致とは「その趣味にどれほどの情熱を注いでいるか」ということで御座います。例えば「熱心なサッカーファン」と「熱心な漫画ファン」であれば、ジャンルこそ違うものの熱量は一致していると言えるでしょう。

もちろんどちらの一致も重要な要素であることは間違いありません。しかし結婚という観点で考えた場合、より重要なのは「熱量の一致」であると私は考えています。

熱量の差は結婚生活を破綻させる

趣味が生きがいの方にとって趣味は生活必需品であり、人生に欠かすことのできない重要な存在でしょう。
一方で趣味にさほど熱量を持っていない方にとっては、せいぜい息抜きであり、無くてもそこまで困らないものでしか御座いません。

この差が結婚生活において何度も重大なトラブルを発生させるのは間違い無いでしょう。

例えば課金。もしも相手も同じように趣味に高い熱量を持っていれば、たとえジャンルは一致していなくとも「まぁ趣味は大事だから」と納得してもらえるのです。

しかしたとえ同じジャンルの趣味を持っていたとしても、熱量に差があれば「なぜそんなものに時間や金を使うのか」と喧嘩になってしまうことでしょう。

もちろんこの問題はお金に限りません。「結婚記念日と推しのライブが被った時にどっちを優先するか」「アニメを見るために徹夜をするか」のように時間や体力の割き方についても喧嘩の火種が存在いたします。

熱量の差を埋めるのは難しい

趣味を生きがいにしていない方であっても、この世に趣味を生きがいにしている人がいることは知っています。それに多くの方はそういった考えを否定しないことでしょう。

しかしこれは所詮、理解しているだけに過ぎません。頭では分かっていても、感情は納得しないのです。相手にとってそれがどれだけ大切なものか理解をしていても、趣味を重視しない方にとっては無駄金・無駄時間にしか見えないのです。


岩明均 著 『ヒストリエ』/(講談社)

理解は出来る。

が、感情は納得しない。

あなたにとってそれが価値のあるものであることは理解している。

が、感情は納得しない。

日々のダメージはわずかでも、それが何ヶ月何年と続くうちに確実にストレスになっていくことでしょう。趣味に対する熱量の差は理解で埋められるものではないのです。

それではご質問者様のように趣味を重視する方はどのようにすれば良いのでしょうか。

答えは2つしか御座いません。

1つはお金を稼ぐこと。年収1億を稼いでいれば、毎月100万円趣味に使ったって誰も怒りません。正確には相殺されて許されると言った方が正しいのですが、ともかく問題は発生しないでしょう。

しかしこれがあまりにも非現実的な話なのは言うまでもありません。

ですので実際のところ選択肢は1つ
自分と似た熱量を持つ方を探すしかないので御座います。

趣味人の婚活

非常に残念な話になりますが、世の中のほとんどの人間は趣味をさほど重視しておりません。

趣味らしきものはあるものの、家計が苦しくなれば簡単に切り捨てられる程度の熱意。世の中はそんな人ばかりであり、そんな人同士でくっつくことがほとんどなので、それなりに結婚制度は上手く機能しているのでしょう。

ですのでご質問者様のように趣味を重視する方は婚活が難航する傾向があるのですが、それは女性もまた同じ。趣味を重視している女性の婚活は難航しやすく、そういう方を狙うことでご質問者様の婚活は格段に上手くいくことと思います。

ただし重要なのはあくまでも趣味のジャンルでは無く熱意。ご質問者様は「趣味のジャンルが合う人」を探すのでは無く「趣味に対する熱意が合う人」を探すべきでしょう。

おそらくこれまでご質問者様は趣味の欄に「BL」と書いてある女性を見て「趣味が合わないな」と思っていたことと思いますが、それは趣味のジャンルが合っていないだけに過ぎません。

重要なのはジャンルではなく熱意。


幸村誠 著 『ヴィンランド・サガ』/(講談社)

その観点で相手の女性を見ることで、異なるジャンルの方の中にもご質問者様と「趣味が合う方」を見つけることが出来るでしょう。

ご質問者様の婚活が成功することを心よりお祈り申し上げます。

とら婚より一言

いかがでしたか?

婚活で大切な考え方の一つとして「価値観が合う方を探すこと」がよく挙げられます。

ふんわりとした表現で一般的には金銭感覚や家事・育児方針に関しての擦り合わせを指すことが多いですが、オタク婚活においては趣味の熱量の擦り合わせの方が重要かもしれませんね…。

ご交際初期は休日の過ごし方や趣味のお話を深堀する機会が多いと思いますので、早めに熱量を探り合えるチャンスです。
積極的に確認していきましょう!

ただ、趣味に注力している方はそれ以外のことが疎かになりがちです…。
同じ熱量の方を探しに行く前にまずは、婚活に適した装備を整えましょう!

♡ご成婚者インタビューまとめ♡
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