【ご質問】
まずはじめに
ご質問誠に有難う御座います。
蛙化現象は「変化を恐れる気持ち」から生まれる問題でございます。
もしも相手の人間性や外見で嫌いになっているのであれば「仲が良くなるほど嫌いになる」なんてことはあり得ません。百歩譲って内面はともかく、外見なんて一瞬で分かるのですから、後々になって「やっぱりこの外見は嫌いだった」なんていうことはあり得ないのです。
対処法1 嫌悪感の正体を探る
ですのでまずは「嫌悪感の正体」を頭で理解するところから始めると良いでしょう。
交際を進めていく中で嫌悪感が湧き上がってきた時、多くの方はその原因を相手に求めてしまうので御座います。そのためご質問者様のように「粗探し」をして「やっぱりこういうところがあるから、この人は気持ちが悪い。だから私は嫌悪感を抱いているんだ」と納得してしまいますが、嫌悪感の正体はそんなところには御座いません。
嫌悪感の正体は「変化することへの恐怖」であり、相手の人間性どうこうの問題ではないので御座います。もちろん頭で理解されても、すぐに納得できるということはないでしょう。
しかしまずは頭で理解しないと問題は決して解決致しません。交際中にご質問者様の中で嫌悪感がふつふつと湧き出してきた際には、その原因が「変化への恐怖」にあるのか「相手の人間性」にあるのかを冷静に考えてみて下さいませ。
対処法2 選択肢を増やす
例えばご質問者様がAさんと交際を進めようとしたとしましょう。
交際を進めていく中でご質問者様は蛙化現象によりAさんに対して嫌悪感を抱いてしまうことになります。この際にご質問者様の中の選択肢は「Aさんは有りか無しか」という2択の選択肢の中からどちらかを選ばなくてはなりません。
しかし、もしもAさんとBさんの2人と同時に交際を進めていたらどうなるでしょうか?
この場合、仮に蛙化現象が発生してもご質問者様の中の選択肢は「Aさんと関係を進める」「Bさんと関係を進める」「両方と関係を進める」「両方と関係を進めない」の4択になります。そしてこの4択の中で全ての関係が終わってしまうのは1つだけで御座いますので、実に75%の選択肢でご質問者様は蛙化現象を吹っ切ることが出来るでしょう。
「ありかなしか」ではなく「AかBか」にする
それではAさんBさんCさんの3人だったら?
4人だったら?
同じように計算して頂ければ簡単にご理解頂けることと思いますが、蛙化現象を吹っ切れる可能性は格段に上がるので御座います。もちろん現実はここまで単純な話では御座いませんが、2人以上の男性と同時に交際を進めることにより「ありかなしか」という2択から「AさんかBさんか」という2択に変わるのは間違いありません。
また1人の男性しか相手がいない場合、その男性はご質問者様の中の「理想の男性像」と比較してありかなしかを判断されてしまうため、なしに分類される可能性が極めて高いのも間違いないでしょう。理想の男性像に勝てる人間はこの世に1人もおりませんので、その男性はまず間違いなく「無し」に分類されてしまうので御座います。
しかし2人以上男性と同時に交際をしていれば、Aさんは”Bさんと比較してどうか”という判断をされることになるので御座います。現実に存在するBさんと比較されるのですから、無しになる可能性が低くなるのは間違い御座いません。
コンコルド効果
1976年にフランスで開発されたコンコルドは、音速で飛ぶ旅客機として世界中の注目を浴びました。
が、しかし、このコンコルドは注目こそ浴びたものの、商業的には大失敗した飛行機としてもよく知られております。
その理由は非常に単純で値段があまりにも高すぎたのです。ロンドン〜ニューヨークを通常よりも3時間も速く移動できるのは良かったのですが、その分チケット代も数百万円レベルで割高で御座いました。仮に100万円だったとしても、時給35万円のビルゲイツレベルのVIPしかコンコルドには乗れません。
他にも様々な事情によりコンコルドは商業的に大失敗をしたのですが、実はコンコルドは開発の途中で既に失敗することが予見されていたと言われております。しかし既に開発に多額の費用を投じてしまっていた企業は、途中で開発を中止することが出来ませんでした。途中で止めておけば損害は小さく抑えられたにも関わらず、失敗が分かり切った後も開発を続けてしまい、結果として莫大な損害をコンコルドは生み出すことになってしまったので御座います。
このように「途中までやったら引けなくなる現象」を、この事例から「コンコルド効果」と呼ぶようになりました。
対処方法3 コストを払う
さて、このコンコルド効果は一般的に「悪い現象」として使われることが多いのですが、蛙化現象に関して言えばこの効果を上手に使うことも出来るでしょう。
つまり何かしらのコストを相手に支払うことで執着心が生まれ、逃げ出さずにいられるようになるということで御座います。
ご質問者様にセックスをしろと言うつもりは御座いませんが、セックスをした後に蛙化現象に悩んでいる女性はほとんどおりません。これは「セックス」というコストを支払ったことにより、執着心が生まれてしまった結果、変化への嫌悪感がかき消されてしまったとも言えるでしょう。とは言えいくらなんでも「セックスをしろ」とも言うわけにはいきませんので、ここはもっと簡単なコストを相手に支払うことから始めてみてはいかがでしょうか?
1000円2000円程度のプレゼントを相手に贈るでも構いません。料理が得意なら手作りのお菓子をプレゼントするでも良いでしょう。またコストという意味では、相手と会うためにちょっと高い洋服を買う、なんて方法でも問題ございません。
ともかく相手との関係を進める際に「わかりやすいコスト」を支払えばコンコルド効果により、嫌悪感が軽減されるのは間違いありません。
清水の舞台に戻る人間はいない
清水の舞台から飛び降りるという諺が御座います。
実際に清水寺の舞台に立ってみればお分かり頂けると思いますが、あんなところから飛び降りるなんていうのは狂気の沙汰でしかありません。私だってもしも飛び降りることになれば絶対に足が竦むことでしょう。
蛙化現象はまさにこれと全く同じ状況で御座います。変化という恐怖を前にして足が竦んでしまう。その恐怖が「相手への嫌悪感」という形で現れる現象こそ蛙化現象で御座います。
対処方法4 飛び降りる勇気
しかし、実際に1度飛んでしまった後に「やっぱ止めた」と再び清水の舞台に戻る人間はおりません。相手への嫌悪感が生まれてしまうのは仕方がありませんが、その辛い状況から1度だけ勇気を出して「えい!」と飛んでしまえば、その後になって「やっぱ止めた」となることはないので御座います。
ですので1度。1度だけで良いので「えい!」と飛び降りてみて下さいませ。
最後に
人間は変化を恐れるのではなく「変化しそうな状況」を恐れるので御座います。逆に言えば、1度状況が変化してしまえばその状況に慣れるようになり、恐怖を感じることは御座いません。
今回のご質問者様はとら婚に登録されている女性で御座いますので、まずは2人の男性に同時にアプローチをしてみるところから始めると良いでしょう。
2人に同時にアプローチをすれば、それだけで状況は必ず変わります。そして状況が変わってさえしまえば、もうご質問者様は状況の変化を恐れることがなくなり、蛙化現象が起こることもなくなることでしょう。ご質問者様が素敵な男性とご結婚されることを心よりお祈り申し上げます。
とら婚より一言
蛙化現象に悩む女性会員様は多くいらっしゃいますが、悩みながらも奮闘して成婚退会していく方、悩み続け婚活が長引いている方、両者の違いを振り返って考えてみると、一歩踏み込む勇気の有り無しが一番大きいかと思います。ネットで蛙化現象を検索すると、対処方法もたくさん載っており、会員様にお伝えして数か月、1年経ってみても何も実行できていない方もいらっしゃり、だからこそ悩まれているお気持ちも大変分かりますが、できることから少しずつでもいいですし、最終的に一番手っ取り早い解決方法は自分にとって一番トライすることが嫌で怖いものこそ、効果があるはずです。一生悩み続けるのか、解決してループから抜け出すかどうか、今一度、一歩踏み込む勇気を・・・!
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