【第28回】ハイスぺ女子の婚活法 己の武器を見極めよう!
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

【ご質問】

新卒から今の会社に勤め、それなりの年収や地位もあり、キャリア重視の女性ということになるかと思います。現在の自分には満足していますが、周りや親の影響もあり婚活を始めたところ、ついつい仕事の方を優先してしまったり、会う男性もステータスが足りなく見えてしまいがちで、自然と理想が高くなってしまいます。
どんどん婚活への心のハードルが高くなってしまっていますが、これって「相手に求める条件が高望みになっているのか、仕事優先で婚活を後回しにしているのか」自分でもぼやけてよくわかりません。こんな心理の原理とその解決方法をお伺いしたいです(30代女性)

まずはじめに

ご質問誠に有難う御座います。今回は「心理の原理」と「解決方法」についてご質問を頂いておりますが、「心理の原理」については全くもって難しい問題ではございません。

ご質問者様自身も仰っておりますが、ご質問者様の理想は高くなっております。そうすれば自ずとお目に叶う相手と出会う機会は減り、モチベーションが下がり結婚への優先度が下がってしまうことでしょう。結婚へのモチベーションが下がれば、その代わりに仕事への優先度が上がるのも当然の話。こんな原理については私がわざわざ語るまでもなく、誰だって簡単に御理解いただけることと思います。

そう、簡単すぎるのです。もしも今の私の説明を聞いて、ご質問者様が「そうだったのか!なるほど!!」と思っていらっしゃるのであれば、ここから先の文章を読む必要はございません。しかしご質問者様がこの程度のことすら分からないはずはないでしょう。

言い方は悪くなりますが、今回のご質問者様の心理構造は「お腹が減ったけど食べるものが近くにないので、勉強をする手を止めてコンビニに食べ物を買いに行きました」と言っているのと全く変わりません。いくらなんでもこの心理が分からないなんてことはないでしょう。どう考えてもご質問者様は気がついているのです。自分の結婚へのモチベーションが下がりつつあることを。そして自分の理想が高くて結婚相手が見つからないことを。

行動は常に正しい

ご質問者様がどのような会社にお勤めなのかは分かりませんが、自分自身で「年収や地位がある」と仰っていることからも、社会的にそれなりの地位の会社でそれなりの年収を稼いでいることは間違いないでしょう。

少なくとも結婚をしなければ将来の資産に不安が残るなんてことはないことと思います。もちろん人生には何があるか分かりませんので、年収1億になろうとも貧乏への不安を完全に消し去ることは出来ませんが、少なくとも今の時点ではお金に関して強い不安を感じていることはないでしょう。おそらくは結婚をしなくとも生きていくには十分な資産を形成していることと思います。言い方は悪くなりますが、自分の年収に強い不安を感じていて旦那の給料を当てにするために結婚を望んでいる方とは根本的に結婚への価値観が違うことでしょう。

そしてだからこそご質問者様は気がついてしまっているのです。
自分は別に結婚しなくても良いのではないか?と。

もしもご質問者様が今ほどの社会的地位や年収を得ていなかったら、ご質問者様は今回のような悩みを抱えることはなかったでしょう。善悪はともかくとして、不安定な雇用の女性が1人で生きていくのはハードモードであると言わざるを得ません。そんな状況であればご質問者様は経済的動機によって、素直に結婚を望むことが出来たでしょう。しかしご質問者様は経済的にそこまで困窮しておりません。だからこそご質問者様は“言語化出来る動機”が存在せず、こうしてお悩みになっているのではないでしょうか?

結婚したい動機

そもそもご質問文を読んでみても、ご質問者様が結婚をしたい動機は「親」と「周囲」の2つしかございません。しかもこの2つの動機は残念ながら非常に弱い動機であると言えるでしょう。

ご質問者様にお伺いさせて頂きます。ご質問文では「親の影響もあり」と書かれておりますが、これは具体的にどういう意味でしょうか?

ご両親様が毎日毎日「早く結婚しろ!」「孫の顔が見たい!」と鬼のように電話をしてくるのであれば、ご質問者様が婚活を始めた理由としては十分でしょう。両親の期待に応えたいという動機に加え、うるさい両親を黙らせたいという動機もあるのです。しかしそうであればご質問文に「親の影響」なんていうヌルい表現を使うでしょうか?

これまでにもご質問者様と同じ様に「親の影響」で婚活を始めた方からのご質問はたくさん寄せられて来ましたが、何方も決まって「親がうるさい」「親が心配してくる」というような具体的な話を必ずご質問文に盛り込んでいらっしゃいました。ですが今回のご質問者様にはそれが一切ございません。
「親の影響」ただそれだけなのです。

おそらくご質問者様のご両親様は別段ご質問者様の結婚を強く急かしているわけではないのでしょう。
「貴方は結婚する気あるの?あるなら早い方がいいわよ。まぁ今は結婚しなくても平気な時代だから、しないならしないでいいけど」ご両親様からの言葉はせいぜいこの程度なのではないでしょうか?

また「周りの影響」というのも疑問が残ります。さすがにご友人様から「アンタいつまで独身でいるつもり!?早く結婚しなさいよ!」なんて言われたことはないでしょう。つまり今回のご質問文に登場する方は誰一人としてご質問者様に対して「早く結婚しろ」と強く言ってはいないのではないでしょうか?

本心は行動に現れる

それではご質問者様にお伺いします。どうして結婚相談所の門を叩いたのでしょうか?誰もご質問者様に「早く結婚しろ!」などと言っていないとしたら、どうしてご質問者様はとら婚の門を叩いたのでしょうか?

そんなもの答えは1つしか御座いません。誰からも急かされていないのに門を叩いたのであれば、それは間違いなくご質問者様自身の意思でしょう。

行動と発言が食い違う場合、本心は常に行動に現れる。これは私の信念の1つで御座いますが、その信念に照らし合わせて考えればご質問者様は間違いなく結婚を望んでいるのです。

不安を消すために結婚を望んでいる

しかしそうだとすればここでまた1つ疑問が生まれるでしょう。ご質問者様自身が結婚を望んでいるのは良いとして、ご質問者様は一体なぜ結婚を望んでいるのでしょうか?

生涯を共にしたい男性がいるわけでもなければ、経済的に困窮しているわけでもない。
またご質問文からして結婚に対して過剰な幻想をいだいている節も御座いません。
さらに今回のご質問文には「子供」の2文字が1度も登場していないのです。つまりご質問者様は別に子供が欲しくて結婚を望んでいるわけでもない。

それならばご質問者様が結婚相談所に入会することを決意した最大の動機は一体なんなのか。
消去法で考えれば答えは自ずと導けるでしょう。

ご質問者様が結婚を望んだ最大の動機は「未来」かと思います。結婚をして得られる幸せな未来では御座いません。結婚しなかったことで遭遇するであろう不幸な未来を避けることこそが、ご質問者様が婚活を始めた最大の動機ではないでしょうか?

孤独という不幸

そしてその不幸をあえて具体的な言葉にするのであれば「孤独」の2文字に集約されることと思います。
私は何も結婚を強く推奨するつもりは御座いません。
結婚をすれば結婚をした幸せを得て結婚をした不幸を被りますし、結婚をしなければ結婚をしない幸せを得て結婚をしない不幸を被る。どちらを選ぶも人次第。好きな方を選べば良いと考えております。

しかし「孤独」という不幸は、どちらかと言えば「結婚をしない不幸」に分類されることが多いでしょう。たとえしょうもない男であったとしても、少なくとも孤独では御座いません。周囲に人がいるからこそ孤独を感じるという言葉もあるでしょうが、独身で生きていたって周囲に人がいるのは同じで御座います。とは言え私は何も「夫がいるから孤独ではない」なんてことを言いたいわけでは御座いません。

重要なのはどれほどしょうもない男が相手であったとしても、結婚さえすれば既婚者になれるということで御座います。

小学校の友達

良いか悪いかは別にして、人は似た境遇の人と仲良くなる生き物。
既婚女性は既婚女性と遊び、未婚女性は未婚女性と遊ぶのです。

そしてご質問者様はすでにそのことを少しずつ感じ始めているのではないでしょうか?
ご質問文にあった「周りの影響」これはご質問者様の身近な友人たちがどんどん結婚をしてしまったということを指すのでしょう。もちろん周囲の友人たちが結婚をし始めて焦りを感じたというお気持ちもあるでしょう。しかし、最近になって少しずつこう感じているのではないでしょうか?

話が合わない。価値観が合わない。時間が合わない。そして会えない。

もちろんいきなりすべてが変わってしまうことはありません。
しかし少しずつ、少しずつ。
何もかもがあわなくなり始めていることを感じているのではないでしょうか?

人間は自分と似た境遇の人と仲良くなり遊びます。
既婚女性は既婚女性と遊ぶ。
未婚女性は未婚女性と遊ぶ。
その垣根を超えることは残念ながら難しいと言わざるを得ません。
もちろん不可能とは言いませんが、
我等友情永久不滅の写真だけで何とかなるような垣根ではないのです。

(残念ながら)世界は分断されている

ご質問者様にお伺いさせて頂きます。おそらくご質問者様はそこそこ良い企業にお勤めのことでしょう。千代田区か港区か新宿区あたりの綺麗なビルに入った大きな企業。そんなところにお勤めのことでしょう。そんなご質問者様にお伺いしたいことが御座います。

ご質問者様の周りに、大学を出ていない人は何人いますか?
日本人の大学進学率は約50%。つまり10人会えば5人は大卒ではない計算になります。
しかし現実は絶対にそうなりません。人間は自分と似た境遇の人と会うようになるのです。

ですのでご質問者様が未婚を選択するのであれば、結婚した周囲の友人たちとの関係は希薄になると思ったほうがいいでしょう。小学校のときに仲良かった友人のうち、今でも仲良くしている人が何人いますか?そして未だに関係が続いている人は、ご質問者様と似たような経歴を歩んでいるのではないでしょうか?どっちを選んでも良いでしょう。しかし、私がどうこう言うまでもなくご質問者様の心は決まっているのではないでしょうか。

どう考えても賢いご質問者様は、私がこんなことを言うまでもなくすでに心のなかではお気づきになっていることでしょう。だからこそご質問者様は大して乗り気でもないのに、高い金と時間を使ってまで結婚相談所の門を叩いたのです。

すべての人は理想が高い

勇気を出して結婚相談所の門を叩いたにも関わらず、自分の理想に合う男性と出会えず挫折をしてしまう女性は少なくありません。そしてそんな女性は決まって「自分の理想は高いのではないか?」と不安に感じてしまうもので御座います。

おそらくご質問者様もまたそんな女性の1人でしょう。ですがご安心下さいませ。
確かにご質問者様の理想は高いでしょう。ですがそれはすべての人間に言えることで御座います。

ご質問者様の課している条件がどの程度のものなのかは分かりませんが、仮に「正社員」という条件しか課していなかったとしても、実際に結婚が出来ていなければそれは理想が高いのです。そもそも理想が高いかどうかなんていうのは「その条件で結婚が出来るかどうか」という判断基準しか御座いません。

ですので結婚を望んでいるにも関わらず結婚が出来ていない人間は、1人残らず全員「理想が高い」のです。ご質問者様だけが理想が高いのではなく、全員理想が高いのですから気にすることは御座いません。

年上は狙うな!!

ご質問者様は結婚相談所で結婚相手をお探しのことと思いますが、相手を探す際にどのような条件で探しているでしょうか?年収:雇用形態:学歴:兄弟関係:その他諸々。
どのような条件でお探しかは分かりませんが、その中にこんな条件を加えてはいないでしょうか?
「年齢 30~45歳くらい」

私はご質問者様の具体的な年齢を知りませんので、具体的な数字を明示することは出来ませんが、自分よりも年齢が上の男性に絞って婚活をしてはいないでしょうか?これはあくまでも私の推測で御座います。しかし結婚相談所に来る女性の多くは「自分よりも年上の男性」を狙って婚活をする傾向があると言わざるを得ません。

もしもそうだとすれば、ご質問者様は一体なぜこの条件を結婚相手に課しているのでしょうか?
もしもご質問者様が極度の老け専であるのであれば、この条件を課しても良いでしょう。
しかしそうではないのであればこんな気持ちでこの条件を課してはいないでしょうか?

「年上とも結婚が出来ない、いわんや年下をや(年上とも結婚が出来ないのに、年下と結婚が出来るはずがない)」これこそが婚活女子の最大のミスの1つでしょう。

ハイスペ女性が結婚相談所で年上の男性を狙うなど愚の骨頂。
ハイスペ女性が狙うべきは年下一択で御座います。

失礼を承知で申し上げますが、ご質問者様はすでに30代。年齢だけを武器にして戦える年齢では御座いません。それではご質問者様の武器は一体なんでしょうか?新卒で今の会社に入社してから、ご質問者様はどのような武器を磨いてきたのでしょうか?その答えはご質問文に書かれておりました。

己の武器を見誤ってはいけない

「年収と地位」
辛いことも嫌なこともたくさんあったことと思います。
しかしそんな中でご質問者様は滅気ずに仕事を続けてきたからこそ、今の地位と年収があるのです。
それは簡単に真似できることでは御座いません。
理不尽に耐え、辛い仕事もこなし、嫌な上司とも笑顔で接していたからこそ得られた武器なのです。
その武器を使わずして、一体何を使えというのでしょうか?

もちろん、年収を振りかざしてヒモ男を捕まえろと言いたいわけでは御座いません。
そうではなく、その地位や年収を得るに至った経験と努力を武器にして婚活をすべきであるとお伝えしているので御座います。年上の男性相手にか弱い女を演じるなんてことはご質問者様には向いていません。
己の力で地位と年収を得たご質問者様がすべきことは、自信に溢れた社会人の女として年下の男をリードすることなのです。

もちろん年下の男性を狙うことに抵抗もあるでしょう。
しかし客観的に見て、ご質問者様の最適なパートナーは自分よりも能力のある女性に憧れる若い男。その男性の将来性を見込んで育てるという関係こそが最も理想的な関係であると私は思います。

言葉は悪くなりますが、自分よりも年収の低い年上の男との結婚などご質問者様は望まないことでしょう。お金の問題ではなく、そんな男性のことをなかなか尊敬することが出来ないことと思います。
しかし年下であればどうでしょうか?
年収400万の50歳男性は尊敬できなくとも、年収200万の22歳の男性は尊敬できるのではないでしょうか?ちなみに50歳年収400万と22歳年収200万はその年齢における位置としてはほぼ同じ。ですが後者であればご質問者様のお目に叶う可能性も高いでしょう。

そしてご質問者様の武器はそんな若い男性にこそ刺さります。
それなりの地位になったご質問者様は部下を持つことも、プロジェクトのリーダーになったこともあるでしょう。ときには右も左も分からない新卒の男性社員に手取り足取り仕事を教えたこともあることと思います。

それ。

それこそが若い男性に刺さる能力であり、仕事に必死に取り組んで出世をしたご質問者様に備わっている能力で御座います。

年下。
年下を狙うのです。
年下の男性を育て上げ、一流の男にする。
そんな結婚こそがご質問者様にとって最適な結婚であると私は思います。

とら婚より一言

今回の上野さんからのご回答はいかがでしたでしょうか?実際に以前、私が担当させていただきました会員様で某国立トップ大学院卒の弁護士の女性が、自分よりも若く年収も圧倒的に低い男性会員様と成婚退会されたことがありました。確かにその女性は見込んで育て、見守るというスキルや覚悟が高いお方だったことを覚えております。婚活で女性の高スペックというと若さやビジュアルだけが重視される傾向がありますが、持って生まれた要素以外の長年努力したからこそ身に着いた、素晴らしい武器に気付いて活かさないと勿体ないと思います。ターゲット層を絞ってアプローチをしてみることは有効なので、アドバイザーに相談しながらぜひお試しくださいませ。

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