決して女尊男卑でなく、男性に比べて女性はより公共性の高い、コミュニケーション能力の優れた存在だと感じています。
男性は自分の興味のない話に加わることや、初対面の方とすぐに仲良くなることができるのは一部の限られた方、もしくはよほど嗜好があった際に限られると感じておりますが、一方女性は初対面でも「見かけ上」非常に盛り上がることが出来ると捉えております。
今の世でこのようなことを申し上げると怒られるかもしれませんね。ただ、皆様経験的にそれを分かっているはずです。
しかしながら私は度々このような言葉を使います。それは
「女性的コミュ障」
この言葉を「考え方やコミュニケーションの質自体が異なる男性に、女性同士のコミュニケーションを求めるべきでない」という意図で利用しています。
ただそもそも、女性がやってしまいがちなコミュニケーションとはどのようなものなのでしょうか。
女性のコミュニケーション
さまざまなメディアで言われている通り、私も言及したことがございますが、女性のコミュニケーションは「共感型」と言われています。
参照:【第5回】聖地巡礼デートをうまく成り立たせるには?
参照:【婚活全般】男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像(あくまで傾向の話)
女性は男性に比べ、自分の感情に対して同じ感情を持ってほしいという共感に対する欲求が高いように感じています。また、どちらかというと敵対的行動を表立って取らず、表面上の和を重視する傾向にあると考えています。
そのため女性は、本心は別として、相手に対して共感を提供し、代わりに提供してほしいと考えます。男女問わずですが、協調・同調は相手との距離を詰めるための行為なのです。
女性の皆さま、皆さまが誰かと交流を持つ環境下にいらっしゃるとして、下記の言葉を1週間の間に1回も発しないことがあるでしょうか。
・わかる~
・あるー!
・だよね~
・え、それヤバくない?www(〇〇じゃない?)→ ヤバイよね!(〇〇だよね!)
・これかわいいよねー(〇〇だよね)→かわいい~!(〇〇~!)
ほぼいらっしゃらないと思います。
上記の言葉は全て共感を示す言葉であり、最後のものにいたっては「共感を求めるための言葉」、言い換えれば「同調圧力」です。
共感や同調は相手との距離を詰めるための行為ですが、それを受け取る側からすると「自分に沿う=安心感を得るための行為」、承認欲求の1つようなものなのです。
これをより具体化すると
Aさん「この前××××があったんだ、やばくない?」
Bさん「やばいね!私も〇〇〇〇なんだ、やばくない?(本音は別かもしれない)」
…
Aさん「私これが好きで~…」
Bさん「あ、いいね~!え、どこの?(本音は別かもしれない)」
…
Aさん「やばいね!そういえば~~~?(本音は別かもしれない)」
Bさん「えーそんなことないよーw けどAさんの方が~~~(本音は別かもしれない)」
…
これが女性的な会話です。
感情を解消出来たら、お互いの状況を被せあっていいという暗黙の了解があるために、会話の最終的な結論・着地点がありません。そのため急激な話題の転換も平然と行われます。
逆に答えを求めてはいけず、あくまでお互いを認め合い乗せ合うコミュニケーションが求められます。
この感情が解消されない時…女性はあくまで相互の関係を重視するので一旦ため込みます。そしてとある感情をため込んでため込んで自分なりの主にネガティブな解釈を加え、ブチっときた瞬間に、その特定の感情に起因する相手の言動をこれでもかとラッシュで叩き込むのです。
男性のコミュニケーション
ただこのコミュニケーション…男性からすると「異常」なんです。
前述のリンクのとおり、男性のコミュニケーションは結論型です。アメトーークを思い出してみてください。
その結論型の人間からすると、
・「わかるー(→ということは俺の知識を聞きたいのか?)」
・「これかわいくない?(→、いや、かわいくない)」
・「これが好きで~…(→ ん?で?)」
・「この前~~~があって(→そうなんだ、だったらこうだね)」
というリアクションは割と普通のことであり、一度話しだした話題には結論付けるまで聞いてもいないことを解説してしまうのも男性型ならではのことです。その結論の裏の思惑を察するようなことはございません。
さらに「承認欲求的行為」は、実は男女で異なっています。
女性は共感がそれを満たす鍵なのですが、男性は感情ではなく、自分の行動や成果に対する評価がそれになります。
そのため男性は自慢するのです。蘊蓄を語るのです。解説し、布教し、ひどい方は「クイズを出す」し、相手を下に位置付けて自分の成果を誇示しようとするのです。ただ”残念な方”は、それが自分自身の価値を下げている行為だと気付かず、特に男女が触れているものの異なるオタクジャンルでそれをしてしまうと、女性視点でただの痛い人になるのです。
今回は女性に向けて
この男女のコミュニケーションの極致を行く方同士がマッチングしてしまった時には地獄も地獄…聞いている方は全く楽しくありません。
「いやいや職場だと割と普通に楽しく話せますよ!」
それはまず「共通の話題」がはっきりしていることが挙げられます。共通の場で、共通の人と、共通の事に向き合っているのですから。
次に、決して男女がPRしあう場でないことも影響しています。PRでなく無難な空間になるようなコミュニケーションを選択するのです。
さらに、そもそも男女が何か一緒の話をしている際には、男性側、もしくは女性側がどちらかに合わせていることが多いのです。一緒にランチをしていても実は「話しつまらないから早く帰りたいなー」と思っている異性がいる可能性は大です。
そのため日常生活におけるコミュニケーションと同種のものを婚活の、特に会って1、2回目のお互いがPRしあう場に求めすぎてもしんどいだけなのです。
婚活において、下記を意識することで自分の気持ちを軽くし、かつ男性の気持ちを上げていくとともに、自分のコントロール下に置いてください。
【自分の気持ちの整理】
これがもっとも重要です。
・男性の自慢は「誰にでもあるもの」として、ある程度聞き流す
・「自分語り」は男性なりのPRなのだと割切る
・「否定言語」は男性なりのリアクションだと学習する
理解しておくと「おっそんなにアピールしてくれているのか、良いぞ良いぞ」と思えるようになります。そもそも男性に自慢をさせないようにするのは不可能です。それが男性のPRなのですから。これができれば、後は話させておくだけなので、相当楽に相手を惚れさせることが出来ます。
【推奨コミュニケーション~結論を都度都度提示する~】
・共通コンテンツの「あるある」は実は男性にとって必ずしも面白くないので、そのさらに背後の蘊蓄をあえて聞くことで語らせる
・知識自慢に対して称賛で結論付け、また「今度~してみる」という結論を提示する
・自分の話の際は必ず結論付けたうえでバトンパスする(「この前~~で、めっちゃ***だったよ。〇さんはそういうのどう?」
・相手に感情的リアクションを求めない
・溜め込む前に吐き出し、コミュニケーションによって解決を図る
【推奨コミュニケーション~話題をコントロールする~】
・先に話の方向性を提示し、結論付ける。(「ついオタク話ばっかりしちゃいそうなので、今日はお互いのことをいろいろ話しましょうね!」)
・相手の話を部分否定して、話題を転換する。(「へー…すごいですね。けど私そういうのあまり得意じゃないんですよね。考察するタイプじゃなくて『面白い/面白くない』だけみたいな。ところで~」)
・リアクションをオーバーに変える。相手のオタク自慢にはテンション低く、相手の人となりの話や、自分に話を振ってきた際に表情と声で喜びを表現する
・相手の自慢から必要な情報のみを抜き取っていく(え、聖地行くなら旅行とか好きなんです?アニメの聖地は割と知っているんで、普通のところでおすすめとか~」
相手に気おされずに行くことが大切です。
もちろん中には、自慢や蘊蓄、自分ばかりの話に終始しない男性もたくさんいらっしゃいます。その男性と当たった時が大チャンスです。あえて語らせて、気持ちをどんどん乗せてください。
ただし、以下の条件にあたる男性はそもそも人間性が…なので、はっきり言って時間の無駄です。
・自慢ばかりで他者を見下す男性
・人をばかにする男性
・人の会話の全てを否定し、自分語りに終始する男性
長く時間を割く価値がないので、適当に話を切り上げて帰ってしまってください。
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