
先日こんなつぶやきを投稿させていただきました。
婚活失敗理由の一つに「相手の事を見ていない」があり、ここも男女で差が出るように感じます
男性は容姿の良い相手を自分色に染めようと自分語りばかりになってしまうことがあります
女性は将来ばかりを見据えて、現在の相手を心から愛さず打算的に付き合い、どこか態度に出てしまうことがあります— とら婚~オタクに寄り添う結婚相談所~ (@ToraCon_Akiba) January 21, 2018
オタク婚活だけではなく、一般的な婚活にも言えることではございますが、是非心に留めていただきたいと思い、コラムにまとめさせていただきます。
コミュニケーション、ものの考え方、行動から結婚に期待するものまで、男女は様々な違いがあります。その違いを理解することで適切な振る舞いが出来、また相手がなぜそう行動しているのかを理解することが出来ます。
今回は、結婚相手に向き合った際に、男女が相手のどのようなところに魅力を感じ、そしてそれが男女の行動にどのように現れるのかのお話でございます。
【男性】
男性は、将来に「自分中心の理想」を見て、それを叶えるために「自分に沿う相手を探す/育てる」傾向にあります。どういうことかを解説します。
男性が思い描く将来像は、このような感じです。
将来は仕事でバリバリ稼ぎ、家に帰ると綺麗な奥さまと男の子が待っている。家族の話の中には「自分」の趣味のゲームやアニメの話があり、休日は家族でアニメ映画を見たり、キャッチボールをしたりする。もちろん子ども次第ではあるが、子どもが生まれるまでは、奥さまと同じ(「自分」の)趣味を楽しんだり、(「自分」の好きな作品を)語り合ったりしたい。またいつまでも若々しい奥さまと仲良くして、視覚的にも精神的にも「自分」の好きな生活を送りたい。
色んな部分に「自分」が入ってきます。ポジティブに考え、また自分のネガティブな負担や男女の差異などは具体的に考えない「ほわほわとした理想的な理想」というイメージですね。ほわほわ状態なので、自分の役割についてはこの時点では真面目に考えておらず、その時になったらやるというタイプが大半です。そのため貯蓄や生活スキル、また自分の趣味への投資スタンスに憤慨する女子が続出します。
話を戻すと、彼らが現在の相手に求めるのは、この理想の生活を叶えるために、なるべく「自分の趣味や好みの容姿」を持つことであり、何かの要素を満たした女性との交際が始まると、より「自分」に近づけるために「自分語り」をして、それに沿ってほしいと思うのです。
男性は「自分の世界」を重視し、気に入った人間をこの世界に引き込みたがります。そのため「自分の行きつけ」に連れていきたがり、「自分のオススメ作品」をレコメンドし、その感想を聞きたがるのです。そのため家族のことを語る時でも、あくまで自分の知る世界の中で物を語りたがります。しかも「ほわほわな状態」なので、男女で触れている趣味・コンテンツが全く違う事に目を向けずに布教に走り、その姿勢に女性が憤慨します。
さらに、男性はこの「自分語り」コミュニケーションに”結論”を求めます。
「わかるー」「そうなんだー」ではなく、「すごい」「かっこいい」「面白かった」「なら今度●●してみる」という結論を期待し、自分の期待する結論と異なる回答をした女性を「価値観が違う人間だ」と判断してしまいます。
しかしながらこの「自分語り」は、女性の求めるコミュニケーションから程遠く(参照:話題)、感情的に共感できない話題であるために、女性は価値観の相違を感じてしまうのです。
また「自分語り」に終始してしまうと、第一の判断要素であった容姿、年齢、趣味以外の女性の内面性に着目せず、気づいたら女性のことを何も知らないということにもなってしまいます。実際に会員様に聞いた際に、答えに困窮した方、いらっしゃいますよね?(その時はグサグサ刺していき、すいませんでした…)
顕著な話題が「今期アニメ」「おすすめ作品」の話で、しかし男性はその手の話が大好きで、中にはこれ以外のコミュニケーションをしてこなかった男性もいるので、女性が「私のことを見てくれない」「自分のことばかり話す」と思い、一見スペックの高い男性でも婚活で苦戦してしまうのです。
【女性】
女性は、将来に「コミュニティ(自分、子ども、夫、親、友人関係)の正常運営ができるかどうか」を「現実的」に見て、それを叶えるために「相手の将来性や人間性、生理的に受け付ける人間(一緒にいて自分の精神が侵されない)」などの要素を総合的に見る傾向にあり、現在の男性自身のメッセージを重要視しないことがあります。どういうことかを解説します。
女性の思い描く将来像はこのような感じです。
将来は旦那が仕事でしっかりお金を稼ぎ、自分がそれを補助的に支え、週1回外食したり年2回旅行ができ、子どもに何か習い事をさせられるような、そしてコミュニケーションを通じてお互いのことを笑いあえるような、温かで「経済的」、「身体的」、「精神的」に安心できる家庭を作りたい。子どもが生まれるまではフルタイムで働き家事は公平に分担し、妊娠後からは仕事をセーブし、私の主担当は家事育児だが体力面を考えて旦那が積極的に分担するような、現実的に物事を考えられる男性と結婚し、喧嘩の無い家庭を希望する。子どもの好きなことを叶え、また正しい未来に導くために大学まで行かせたい。子どもが生まれるまでは旦那さまといろんなことを話したり、たまに出かけたりするささやかな日常を楽しみ、お互いの好きなことを(適度な距離感を以て)尊重し合いたいし、お互いの交友関係も尊重し合いたい。その中で夫婦でできる楽しみを見つけていきたい。
どちらかというと経済性を現実的に見て、そして精神的満足感を重視、それは自分のみならず「コミュニティ全体」を含みます。男性のような「ほわほわした理想」ではなく、対比的に表現すると「現実によって浸食されているドロドロとした理想」という所でしょうか。その現実が夢想的な現実である女性も多いんですけどね(参照①:アラサー女子が婚活沼に嵌るのは「普通の男」が0.1%もいないから)
そのため現在の相手に求めるのは、この理想の生活を叶えるためになるべく「精神的・経済的」に安心できることであり、最低限の「見た目(身体的特徴)」と「現実的常識的思考」と「問題ない家庭運営にコミットする現実的な生活の運営スキル」です。その要素をバランスよく満たす男性を探すために、今現在の男性の「趣味」や「自慢それ自体」自体を自分の精神や金銭を侵すものとして受け流してしまうことがあるのです。保守的傾向にあると感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。心理学用語として「損失回避性」と言う言葉がありまして、利益から得られる満足より同額の損失から得られる苦痛の方が大きいことから、損失を利益より大きく評価する人間心理のことを指すのですが、女性は男性よりもその傾向がかなり強いのです。
「将来性」ばかりに着目し、男性との今現在のコミュニケーションにどのように返答したかを聞いたところ、まったく向き合っていなかった女性会員様、いらっしゃいますね?それは無理ってものです(その時はグサグサ刺していき、すいませんでした…)。
女性は「自分の属するコミュニティ」を重視し、そのコミュニティ内に波風立てないことを重視します。そのため男性に比較して交友関係を重視し、波風立てないよう議論を嫌い、反対意見を持っていても同調し、陰口をコミュニティに浸透させることで異物を排除しようとするのです。
さらに、女性はコミュニケーションに”共感”を求めます。
「そうではない」「あっちがオススメ」「なら今度●●してみる」ではなく、「わかるー」「そうなんだー」「大変だねー」「ひどいねー」という共感を期待し、自分の気持ちに沿えない回答やコミュニケーションをした男性を「価値観が違う人間だ」と判断してしまいます。
しかしながらこの「共感」は、男性の求めるコミュニケーションから程遠く、自分の話に対するリアクションの期待できない回答であるために、男性は「自分の世界にそぐわない」と価値観の相違を感じてしまうのです。
顕著な例が「映画(アニメに限らず)の感想」です。男性は「あの場面がこう!」「あの背景がこう!」「あの演出がこう!」という話したがりますが、女性は「あの場面すごい感動したねー(次に期待する答えは「そうだね、俺うるっときちゃった。あそこも凄くなかった?」)」という感情的な話をしたがり、お互いに共通のものを楽しんだはずなのに全く話が盛り上がらないことがあります。
【まとめ】
以上、男女の価値観の差を見ていただきました。
男性:見た目、人間性をバランスよく磨き、経済性が足りない場合は他の項目をより強化する。コミュニケーションは「自分語り」でなく、女性の話に感情的に共感する。
女性:見た目や趣味などの表面的な部分を男性好みに寄せ、男性の語りに対して「具体的リアクション」で結論付ける。
ことが必要であると、コミュニケ―ションと将来像の差からは述べることが出来ます。もちろん無理に自分を捨てる必要も、相手に合わせる必要もありませんが、少なくとも「いいな」と思っている相手に対しては、より相手の求めるコミュニケーションを取っていくことが成功への近道になります。
ではどうすればそのコミュニケーションが出来るようになるのか…実践を通じて身につけるしかありません。例えば友人との話の中で、我々との話の中で…自分自身による努力が必要な項目です。
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