オタク向け結婚相談所を比較する際のチェックポイント7点
とら婚公式コラムにおいて、特に「オタク」に関連の深いコラムです

オタク婚活OM2020をご覧になっていただいた方もそうでない方もこんにちは!残念ながら、アーカイブはありません!どこのメディアも招いていないので内容の文章化もなされません!おいこらイベント担当者!!!ガアアアッッテム!!!

さて、あのイベントも関係してか、最近こんな質問を多く受けるようになりました。
・とら婚のサービスを受けられない地域なんですけど、どうやって相談所を選べばいいですか?
・他社に入ってもオタク婚活できますか?とら婚の会員とお見合いできますか?
・とら婚さんと結婚物語。さん、どちらに入ればいいですか?

おーけーおーけー、とりあえずみんなうちに入れ

とは言いませんので、今回はオタク向け相談所を選ぶときに参照すべき7つのポイントを、実際の相談所を出して比較しながらまとめていきたいと思います。

今回具体的に挙げる相談所は「非・日本結婚相談所連盟」の企業の、オタク顧客の獲得に力を入れているだろう相談所を私が主観で選びました。なぜそうしたかというと、当社も加盟する連盟からあれもこれも比較するのは大人の事情なアレがございまして。御上はげに恐ろしいがゆえ・・・。

関連:アプリ・パーティ・相談所どれがお勧め?オタク婚活を徹底比較

 

(※本記事は漫画新聞というサイトに寄稿させていただいた記事を基に再編集し、転載しております。原文よりも30%マイルド増にしております)

オタク向け相談所選びの7つのポイント

今回比較する結婚相談所をご紹介しましょう。

とら婚:もうすぐ成婚400組突破する当社です。怒られないように丸めて丸めて書かせていただきます。

オーネット結婚するなら♪オーネット♪のCMを流している会社ですね。なんで今回オーネットさんを入れたかというと、こんな広告に力を入れていらっしゃるからです。

ンゴ…なんJ民限定の訴求でしょうか、ずいぶん勇気ありますね。なんJ≠オタなんですけど大丈夫でしょうか。

ミューコネクト日本初の腐女子・オタクに優しい結婚相談所である、岐阜に本社のある企業様です。当社の先達ですね。

では、具体的に比較していきましょう。

①  運営スタイル

結婚相談所は大きく二つに分かれます。
仲人型…仲人、カウンセラー、コンサルタントと呼ばれる方がつくタイプです。仲人の役割としては、主観やデータを踏まえた上での紹介、アポ調整、活動開始から結婚到達までの各種アドバイスなどが一般的ですね。

データ型…いわゆる「マッチングアプリ」の真面目版みたいな感じです。独身証明や学歴証明などを提出させることで会員の情報にコミットしますが、基本的には独力で動かなければなりません。オーネット社も一応サポート担当はついてはいますし、ミューコネクト社はプランによりけりのようですが、双方基本プランは「データマッチング」の色が強いようです。

この第三者の干渉・コミュニケーションの有無自体が相談所選びのポイントの一つでもあるのですが、その有無だけでなく、チェックポイント②以降の価格、サービス内容、成婚実績に如実に反映されますので総合的に見て参りましょう。

②  価格

各社の最もベーシックなプランの価格を整理してみました(全て税別、成婚できた場合)。

「基本」「ベーシック」等の言葉の入ったプランを比較すると上記になります。価格面で言うとオーネット社が最安、当社が最も高いと言えますね。その差はなんと2倍です。ちなみに安さ=コスパ ではないので③以降をしっかりと検討しましょう。

相談所間で価格差が出来る背景は3つあります。

A プラン中の人件費の差
B マネタイズ(サービス)戦略上の選択

C 成婚実績を基にしたブランド価値

A プラン中の人件費やシステム経費の差
オーネット様は会員様の独力の婚活(仲人のコンサルがない=人件費がかかっていない)に振り切っていて、かつ全国に支店を持ちボリュームメリットを利かせているためにこの価格を実現できていると言えます。

当社は逆に、後述する成婚を非常に重視しているために、コンサルティングや交際管理に係る人件費をかなり割いています。そのためにオーネット社に比較すると割高に見えるかと思いますが、仲人型相談所としては一般的価格です。クローズドな業界故にあまり知られていないのですが、実は業界的にはむしろ安めの方だったりします。

他に、例えばIBJ的な複数の事業者に加入している相談所(4つの連盟に加盟している結婚物語。さんが典型)は、そのアプローチ可能会員数を確保する分のコストが乗っていることもあります。

B マネタイズ(サービス)戦略上の選択
どこで収益を得るのか、シェアを得るためにどのような価格にするのかという各社の姿勢の反映でもあります。

オーネット社:「入会主義」だと言えるでしょう。成婚料が無く他社より安価設定という事は、安価な価格で他社からシェアを奪いつつ大量に会員を獲得し、ボリュームメリットを利かせることで収益を生むビジネスモデルであることが想像できます。オーネットの活動初期費用の返金は活動開始2ヶ月までと定められている点からもそれを推測できます。それが④の成婚実績にも表れていると推測できます。
ミューコネクト社:「成婚主義」だと言えるでしょう。入会金が安価で成婚料が高いですから。ただし事業体としては小さいため、価格を安価にしてシェアを取ろうという狙いがあるように思います。それをオプションで不足分を補うか、小さな会社であることを生かした接客努力をしているという点を推測できます。
当社:「成婚主義」です。当社の理念は「オタク家族の幸福実現」ですので、その家族を生むことには全力で取り組む必要があります。そのためにコンサルに力を入れ、成婚を出すことで収益化するビジネスモデルを取っています。価格以外の部分に便益を持たせているので、特段大きな価格の差別化はしておりません

C 成婚実績を基にしたブランド価値の反映
詳細は④にて後述しますが、これは今回挙げている3社の中では当社だけが取ることのできる選択です。優れた経営コンサルタントへの外注費が高騰するように、人気芸能人の出演費が高騰するように、優れた成婚実績を持つ会社の場合、またはコミットするプランの場合、あえて価格を釣り上げるということは企業として十分あり得ることになります。例えば色んなメディアに出稿され、テレビ出演も多くなさっている「マリーミー」の植草さんコースはこれに当たりますね(※完全なる非オタ系相談所ですが)。

当社はまだやっていない…というか多店舗展開を前提に考えている=個人に依拠しないロジック、統一的システム・スタイルを重視しているので、多分やらないと思います。

③  アプローチ可能オタク会員数(2020年10月時点)

会員数の多さは「自分の求める条件に合致する人の多さ」と言い換えることができます。
さらにオタク婚活で重要なのは「どれだけオタクが多いか」です。

単独での会員数はオーネット様が多いですがあくまで非オタブランドです。アプローチ可能会員数や純粋なオタク会員数で言うと、趣味に理解をある方を最も見つけやすいのは当社とら婚と言えるでしょう。当社が加盟していることによりオタクを開示する他社の会員もだいぶ増えていますし、オタク性を一つの売りにしている相談所も数社新規加盟されていることも背景にございます。

アプローチ可能会員数をエリアで絞って出た数×15%(オタク率)がオタクポテンシャル会員です。それにプラスして当社とミューコネクト社は自社会員が上乗せされます。そうすると隠れオタ含めたオタク総数が出ます。ただしこの結婚相談所業界、長らく「オタク」を忌避してきた旧態依然とした業界なので、完全オープンにはまだ遠いです。

当社以外のオタク向け相談所は会員数非公開の企業様しかありませんが、成婚数や運営年数から察すると、オタク専門の相談所としてとら婚は随一のボリュームであると推測できます。

④  成婚実績(成婚定義、成婚数、成婚率)

結婚相談所を使う方の目的は「結婚相手を見つける」ことですから、成婚実績は非常に重要な要素です。
成婚実績で注意しなければならないのが、成婚の定義・実績の出し方が企業ごとに異なる点で、オーネット社は「結婚に向けた交際」を成婚と定義し、より一歩踏み込んだ「プロポーズ承諾、結婚の承諾」を成婚の定義としているのがとら婚、ミューコネクト社です。

そのため「身体の相性を確かめたい」という考えの方や、長めに交際期間を作り、同棲などを経てからというペースで進めたい方はオーネット社でなければ実現が出来ません。しかし、より成婚・成果に重きを置きたいという方の場合は、日本トップクラスの成婚実績を出している当社、もしくは数値は未公開ですが、加盟団体から成婚優秀だと表彰されているミューコネクト社が最も合っていると言えるでしょう。

これは会員同士で「オタ趣味」という共通言語が元々あることも要因の一つかもしれません。というのも、当社の成婚者におけるとら婚会員同士の割合は40%を超えており、加盟団体の中でもその数値は非常に高いようです。

安さ=コスパではないということをご理解いただけるでしょうか。その難しい選択をしなければならないのが結婚相談所なのです。

ちなみに成婚率はオーネット社(推測で出しました)、ミューコネクト社は非公開でしたので、比較としてIBJメンバーズと成婚率No.1を謳うパートナーエージェント社を掲載しました。ちなみにちなみに、「成婚退会率」は月によってかなり上下しますし、なんなら高く見せることも出来るので私はあまり好いていません。特に、短い期間を切り取って見せている会社の数字は。

関連:成婚・成婚率の裏事情をあえて書いてみた

⑤  コンサルティングの質

この⑤は、特に「仲人型」の結婚相談所を選ぶ際には最も重要視した方のいい項目です。
コンサルティングの質の定義と比較は非常に難しいものがございますが、私は下記だと考えています。

・適切な将来設計ができる
・適切な条件設定ができる
・適切な活動計画ができる
・適切なブランディングができる
・適切なアプローチをさせられる
・適切な改善提案をできる
・適切な活動管理をできる
・数値から改善点を判断できる
・根拠のある提案を出来る
・適切な男女間仲介をできる
・適切な交際管理をできる

そしてオタク向けである際に重要なのは以下です。

・オタク的価値観・姿勢を理解し、聞き出すことができる
・オタク的寛容度合いを聞き出すことができる
・趣味への傾倒と共同生活のバランスの調整が出来る
・男性と女性の思考・志向・嗜好・意向を理解し、調整が出来る
・趣味軸と現実軸の思考・志向・嗜好・意向を理解している

単に仲人がオタクなだけでは務まりませんし、優秀な仲人だからオタクのお世話も出来るというわけでもありません。先ほど「徐々にオープンにする会社が増えてきた」と申し上げましたが、オタクという生き物への理解が無いと間違ったPRや思考・コミュニケーション指導へと倒れがちだなというのが私の視点です。


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ではこれをどのように判断するのか。判断基準は以下の3つです。

a 高い成婚実績である

普通に考えると、まともなことを言っている会社の成婚率は高いに決まっていますから、コンサルの質は如実に成婚率に現れます。

b 相談所が恒常的に発している情報が優れている
各相談所の仲人は、自分がどのような知見と婚活に係る論理を持っているか、どれだけトレンドを抑えられているか、どんなスタンスであるかを、フェイスブック、Twitter、コラムやブログで発しているため、仲人のレベルを測る指標になります。

例えば一定のツイッターフォロワーを抱えつつ色んなコラムが検索上位表示される当社、アメブロがバズりまくりの「結婚物語。」様、色んなメディアに記事を寄稿している「マリーミー」様などの情報は割と見つけやすいと思いますが、隠れた実力者はたくさんいらっしゃいますので、必ずオタク向けと思われる各社のHPやSNSを調べ、オタク婚活として有益な情報を発しているかどうかを調べてみてください。

c 会話をして判断する
人を見る目のある方は、各店舗に直接出向き、自身の担当候補と会話してしまうのが手っ取り早いでしょう。具体的な事を言えない、根拠のない根性論や楽観的な事しか言えないタイプの仲人が出てきたら、その会社のコンサル水準は低いという事です。

なぜこのが重要なのか。
それは成婚率と、所属会員の質に関わってくるからです。質が高ければ高いほど良い会員が集まり、会員が異性視点で改善され、成婚率が他社よりも高まります。

さすがにこの部分の企業間比較は難しいですし、主観的にやったらさすがに怒られそうなので自重します。

⑥  サービス内容

各社の最もベーシックなプラン内容を整理してみました(※記事執筆時点です、現在のサービスは各社へお問い合わせください)。
ミューコネクト社は、この基本プランに加えて有料オプションが充実しています。
見かけ上当社の内容が充実して見えますが、それはこの3社の中で市場お高い価格が反映されているとも言えます。
ここで述べたいのはサービスの優劣でなく、相談所のスタイルや価格で、サービス内容が大きく異なってくるという点です。

規模の小さい相談所にはそこでしか得られないものがありまして、それは仲人の熱量です。ミューコネクト社がどうかはなんとも分かりかねますが、価格設定に加えてオプションの多さや成婚優秀賞といった情報から察するに、採算を超えた部分で対応しよう、出来ること全てをして成婚に到達させようとされる姿勢を感じます。(単にそういった細かい部分で当社等と差別化しようとしていると見ることも出来ます)
別の会社の事例だと24時間LINE対応だとか、ファッション指導につきっきりだとか、小規模な相談所だと労基?生産性?何それ?と、それが出来てしまうことがあるのです。その点は小さな相談所を使うメリットだろうと私は考えています。

一言で安さ=コスパではない部分だということをご理解いただけるでしょうか。

⑦  オタ趣味×婚活に関する各社のスタンスとオタク性の理解度

趣味のスタンスは広告やHPの訴求メッセージから読み取れる範囲で書きましたが、オーネット社と当社・ミューコネクト社では逆転現象が起きています。

仲人全員がオタクだと公言しているミューコネクト社、その仲人属性に加えてグループ会社に「虎の穴」を有する当社とら婚は、ブランドメッセージ的にもオタク色が非常に高いことは容易に想像できるでしょう。しかしどちらも「趣味の合致」を強調していません。なんなら私は否定的なメッセージを頻繁に発しています

参照:とら婚が炎上してでも「オタ趣味以外の引き出し」を作るべきと言い続ける5つの理由
しかし一般側に立脚しているオーネット社だけが「趣味の合致」スタンスを取っています。

もちろん普通に考えると趣味が合致していてシェアできる方がいいですよね。なんでこんな現象が起きるのでしょう。

・・・

これ以上は攻撃的な言葉を使わざるを得なくなりそうなのでここで留めます。是非皆様自身で⑤と合わせて考えてみてください。

ちなみにミューコネクト社と当社でも若干の違いがありまして、

ミューコネクト社はオタク属性を明確に隠します。(引用:公式質問箱
当社はオタク属性を基本的に開示しますが、その範囲と表現は婚活価値、それ自体の婚活的利用価値、戦略、性別、将来像を踏まえて確定します。

さて、じゃあどこがいいのかという結論は…これもさすがに危険水域に差し掛かっているのでここでは申し上げません。何より皆様が重視すること次第で答えは変わってきますから。是非とも2,3社程度から直接話を聴き、それぞれのメリットデメリットをまとめてみてください。これとか、参考になる情報が書かれています:絶対に失敗しない結婚相談所の選び方!業界の裏側をプロが徹底解説(Love Book)

まとめ

オタク婚活は相談所界隈でも徐々に市民権を得て来ています。今回紹介しなかった相談所…例えば日本結婚相談所連盟内から具体的に言うと、結婚物語。さん他数社なども「オタクをオープンに出来る」婚活を提供できる相談所ですが、そういった企業を含め、ご検討時には

①運営スタイル ②価格 ③接触可能オタク会員数 ④成婚実績 ⑤コンサルの質 ⑥サービス内容 ⑦オタクへの理解度・スタンス

以上のチェックポイントを整理して比較し、価格なのか、誰かと相談したいのか、身体の相性なのか、成果なのか、オタク層との出会いやすさなのか、オタクとしてのスタンスか…とご自身の重視する事柄と照らし合わせながら検討ください。

ちなみにそこにさらに加えるのであれば

・そもそも自分はどんな人と結婚したいのか
・自分の性別が有利になりそうな相談所なのか

という目線を以て、会員の性質や所属会員性別、または地域、仲人との相性を加味して選ぶとさらに良いかと思います↓↓

例えば結婚物語。さんは、加盟団体が同じなのでうちの会員もご紹介できますし、オタク視点と一般視点をバランスよく交えつつ女性を紹介していけるので、「俺別にそんなオタクオタクな感じじゃない」という男性にはかなり合致していると思います。女性は当社にしておいた方がいいです。

※仲人Tさん…結婚相談所業界でトップクラスに有名な仲人さんです

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