【第44回】はっきりしない男 ~No More 時間泥棒~
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

これは相談……愚痴になるのですが、デートを重ねても将来について話してくれない、いつまでもプロポーズが無い、
いわゆる「はっきりしない男」にイライラしています!
何か理由があるのでしょうか?(30代女性)

【上野さんのご回答】

デートをしても将来の話をしてくれない

はっきり告白してくれない

男性の態度が曖昧で困る

これは結婚相談所の女性会員様からよく寄せられる悩みで御座います。男性である私が女性の悩みを真に理解することが出来るかはわかりませんが、少なくともその苛立ちは最もなものでしょう。

女性たちは何も「プロポーズしろ」と言っているわけではないのです。

ダメならダメで良い。はっきりと「ダメ」と言ってくれれば、次の相手を探すことも出来る。どっち付かずな態度を取られると困ると言っているに過ぎません。

女性たちの怒りは最もなものでしょう。

時間は極めて重要な資産で御座います。百歩譲って最終的に結婚するのであればまだしも、曖昧な態度で時間を浪費され、最終的に結婚しないなんてことになれば最悪でしょう。

それに仮に結婚にしても、妊娠や出産を考えれば早いに越したことはございません。結婚相談所という場所において、曖昧な態度はそれ自体が罪としか言えないのです。

時間は平等ではない

例えば男性が曖昧な態度のまま1年の月日が経過し、そして結局結婚しなかったとしましょう。

男性も女性も1つ歳を取り、そしてお互いに1年という時間を使いました。確かにその点に関して言えば平等であると言わざるを得ません。

しかし、この理屈を盾に取り「お互いに同じ時間を使っているのだから、お互い様だ」という主張するのはいかがなものかと私は思います。確かに言っていることは最もであり、筋は通っていると言えるでしょう。ですがそれは綺麗事を盾にした横暴であると私は思います。

何故ならば同じ時間であったとしても、男女でその価値はまるで違うから。

男性は30歳が31歳になったとしても、結婚相談所における人気にほとんど影響は御座いません。一方で女性の場合、30歳が31歳になれば相談所における人気が格段に下がるのは否定のしようがない事実なので御座います。同じ1年という時間であっても、失ったものの大きさがあまりにも違うと言えるでしょう。

もちろんこれは「結婚」に限った話で御座います。間の価値は何も年齢だけで決まるものでは御座いません。

しかし結婚、それも結婚相談所に関して言えば女性の年齢が極めて重要であり、極めて重大な価値を持つことをどうやっても否定することが出来ません。

だからこそ「同じ1年」なんていう理屈でお互い様などと私は言うことが出来ないのです。


羽海野チカ 著 『3月のライオン』/(白泉社)

なぜ曖昧な態度を取るのか

特に結婚相談所であれば、男性はハッキリした態度を取るべきであると私は思います。婚期の女性を生殺しのままにするのは重罪でしょう。世が世なら裁かれていても不思議では御座いません。

 

しかし、どれほど私がそう言おうとも男性たちがハッキリとした態度を取らないのもまた間違いないでしょう。

その理由は簡単。それが男性にとってだからで御座います。

そもそも男性が曖昧な態度を取る理由なんて「キープ」以外に1つも御座いません。もちろん男性が「キープ」と口にすることは決してないでしょう。何せそれを口にしてしまったら「キープ」が出来なくなるのですから。

そのため「自信がない」とか「もっとよく知ってから」みたいな言葉でお茶を濁しますが、それは決して真実では御座いません。

断言しますが曖昧な態度で結論を先延ばしにする理由は「キープ」以外にあり得ないのです。

自信がない」だって、それを細かく分解すれば

この女性と結婚していいという確証が持てない。もしかしたらもっと良い女性が現れるかもしれないし、そもそも結婚しない方が良いかもしれない。だがこの女性との関係をここで断ち切るのはあまりにも勿体無い。よって判断を保留にしよう。」という意味であり、これは「キープ」以外の何物でも御座いません。

正直に言って、男性がキープをする気持ちは私にも分かります。キープが出来る状況であれば、キープほど都合の良い戦略はそうそう御座いません。より良い相手が現れればそちらに乗り換えることも出来ますし、現れなければそのまま結婚すれば良いのです。どちらの状況にも対応できる「キープ」は極めて有効な戦略であると言えるでしょう。

ですが私は差別主義者。特に男性に対しては偉そうなことを語ります。

男としてそれで良いのか。

私が時代遅れの差別主義者であることは知っています。ですが女性を幸せにするために我々男性は生きているのではないでしょうか。

もちろん最終的に選ぶのは女性は1人かもしれませんが、その過程で他の女性を傷つけるような行動をとっても良いとは思えません。男性にとってキープが極めて好都合な手段であるのは間違いありませんが、その上でなおその選択を取るべきではないと考えているのです。

正直に言って、これはもう矜持の話でしょう。男性が自身の幸福を望み、そして男女を平等とするのであれば、こんな意見など老害の戯言以外のなにものでも御座いません。

ですがどうか曖昧な態度で引っ張った1年が相手の女性にとってどれほどの痛手になるのか考えて頂ければ幸いです。

というか「曖昧な男問題」を男女平等で考えたら「自分からプロポーズすれば?」で回答が終わっちゃうんですよ……

とら婚より一言

いかがでしたか?優柔不断であったり慎重な性格であることがお相手の時間を「奪う」ということ
また、それが「罪」であることがよくわかりました。
迷ってしまうぐらい素敵な方でしたら、
誰かにとられることを考えると迷っている場合ではないのかもしれませんね。

【とら婚コラム記事】
【第37回】感じるより考えろ!大切なのは相手の立場になって考えること
【第22回】不満があるなら自分を変えろ。それが嫌なら耳と目を閉じ、口をつぐんで孤独に暮らせ。

♡ご成婚者インタビューまとめ♡

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