こんにちはー(/・ω・)/
一人でも多くの皆様に少しでもいいサービスを届けられるよう頑張らせていただいております。
私は人前で話すのは苦でないですが、山田玲司先生と上野さんの前ではあくまで脇役…ヤムチャみたいなものです。
一言も話さずにトークセッションが盛り上がるのもまた一興なのではないかと思っておりますが、結婚相談所の人間らしくデータや男女の実際の動向をもとにお話しさせていただきます。
さて、本日は一部のオタクには避けて通れないお話です。
コミックマーケットも近づいてきましたので、その時期だからこそ投稿させていただきます。
オタクとエロは切り離せない?
オタク的な趣味を持つ方の中には、コミックマーケットに参加されるかたもいらっしゃるかと思います。
そのコミックマーケットで扱われる一部のジャンルとして”アダルト物”が存在しています。
オタクとアダルト物は密接に関わっていると言えなくもないかもしれません。
さて、そんなアダルト物ですが、オタクであってもアダルト物の所持に難色を示す方は存在します。
アダルト物を所持しているオタクであっても、異性向けのものには嫌悪感を示してしまう方もいらっしゃいます。
いえ、同性同士と言えども、一部の性癖は受け入れられないということは往々にして存在しますし、また「TPO」もまた関わってきます。
オタク婚活と言えど、相手がオタクだから自分の趣味すべてがOKというわけではありません。
それを分からずに押し付けてしまうと失敗するというのは、特に当社のコラムを読まれている方はすでにお分かりかと思います。
参照:【オタク婚活】モテるオタクとモテないオタク
参照:【婚活全般】男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像(あくまで傾向の話)
オタクとアダルトの「押しつけ」に関して私が聞いた範囲だと…
・一般のカフェで、相手の男性が堂々とエロ同人を机に積んで語り始めてドン引いた
・相手の女性がBL本を部屋に陳列していて全く落ち着かず、居心地がよくない
という事例もございます。
しかしそこで大変なのが、
じゃあ私の持っているこのお宝達はどうすればいいの!?
俺のライフワークはどうすればいいの!?
私の仕事自体は!?
と思われている方々です。
ではどうすればいいのかを考えていきましょう。
※戦略的な話ではなく、あくまで個人的体験と今まで触れてきた男女のコミュニケーションをふまえたとりとめのない話だと捉えてください。
TPO:00年代の一般的趣味とオタク趣味
具体的にどうこうの話の前に、アダルト物がどのような立ち位置であるかを正しく認識することから始めましょう。
オタクとアダルトを考える前に、こちら側を考えてみたら分かりやすいかもしれません。それが「一般的趣味とオタク趣味」です。
今現在はアニメ文化オタク文化の浸透や、アプリゲームの浸透でオタク趣味に対する世間の扱いが変わってきていると思います。
10年ほど前から時代が変わり、堂々とオタク趣味を公言する人気芸能人の方もいらっしゃるほどオタクジャンルは市民権を得てきました。しかし、例えば深夜アニメが徐々に増えてきた2006年を思い出してください。
その時はオタクという存在は忌避されるべき存在(今ももちろんその風潮はあります、性質やアニメを含めて特定のジャンルなどに)でした。
確かにアニメへ親しみを持つ方が増えてきたとは言え、普通の友人に深夜アニメの話をいきなり披露できるかというとそうではなかったはずです。
その方が自分と同じような属性を持っているか、何時ぐらいまで起きていて夜は何をしているか、どんな漫画を持っているか、2chなどは見ているか、イラストなどを好んでいるかなどの情報から徐々にどのぐらいまでのカミングアウトをしていいか探っていたかたも多いと思います。(そうではない方もいることは存じております)
その当時、深夜アニメの話をオタク街以外のカフェで大声でしたら、もしもキャラクターやカップリングの話をしていたら、そのカフェにはある種の緊張感が充満したでしょう。
アダルトは、00年代の深夜アニメと同じような存在なのです。時と場合を選ばなければいろいろな意味で終わるのです。
オタク趣味とアダルトジャンル
コミックマーケットのオタク層への浸透や、イラスト・小説投稿サイトの興隆に伴い、オタク的な方々がアダルトジャンルに増える機会は格段に増えています。
しかしながら、オタク的な方々は実際どれぐらいの方がそれに触れているのでしょうか。
残念ながらそれに関する統計はございませんでした。そのため非常にアバウトな仮定を交えながら進めます。
まずはオタク=アニメを見ているという非常におかしい仮定をします。
アニメ産業市場は約2兆円の規模がありますが、国内に絞ると若干縮小されて、いまだと約1.3兆ぐらいでしょうか。
出所:http://aja.gr.jp/jigyou/chousa/sangyo_toukei
出所:http://www.meti.go.jp/statistics/toppage/report/archive/kako/20170727_1.html
一方同人誌上は約800億円程度の規模です。
とらのあな秋葉原A店のフロア構成をそのままアダルトと一般の比率に当てはめると、アダルトジャンルで600億と言うことが出来ます。
7F :成年向け同人誌(アニメ/マンガ/小説/その他)
6F :成年向け同人誌(ゲーム)
5F :成年向け同人誌(創作系/その他シチュエーション系)、成年向け同人ソフト
4F :一般向け同人誌(アニメ/マンガ/小説/ゲーム/創作系/その他)
3F :ピックアップフロア
2F :商業誌(新刊・既刊ノベル/既刊コミック/アニメ化作品/画集/技巧書)
1F :商業誌(新刊コミック/雑誌)
さらにアダルトゲーム、AV、BLの市場規模を加えると、だいたい1500億円ぐらいの規模になります。
つまり、オタク的な方々の中で積極的にアダルトジャンルに触れているのは約10人に1人だと言うことが出来ます。
めちゃめちゃ雑な推計ではありますが、オタクの中でも実はアダルトジャンルはまだ少数派なのです。
そのためこの点だけでも、相手がオタクだからと言ってアダルト物が通じるかと言うとNOと言うことが出来ます。
「女性はみんなホモが好き」という言葉に見覚えのある方もいらっしゃるでしょう。しかし、それは間違いなのです。オタク婚活パーティで相手をBL好きと食って掛かって失敗した男性もいらっしゃいますよね。
男性と女性のエロ
次に、男性向け/女性向けの違いです。以下は個人的な考えになり、特に出所があるわけではございません。
男性向けのエロ本は以下の要素で構成されています。
①直感的に「ヌける」かどうか
②視覚的に〃
③嗅覚的に〃
④味覚的に〃
そのため艶めかしい肢体が最も扇情的なパースで「行為」を中心に描かれ、女性の体から排泄されるものに焦点が当てられることも多々ございます。
特に後者は一部の女性からは理解しづらいと思いますが、男性目線では性欲を喚起するものなのです。
さらに男性の子孫を残したい本能が関係しているかどうかは分かりませんが、①=若い女性=ロリというのは一大ジャンルになっているように思えます。
①、②、④など女性目線で「生理的に無理」な要素だったりしますよね。
女性向けのエロ本は以下の要素で構成されています。
①精神的に燃えるかどうか
②感覚的に燃えるかどうか
③作品世界に余白があるかどうか
そのため行為に至るストーリーやキャラの想いと、行為後の余白が描かれ、行為中もキャラ同士の気遣いやコミュニケーションが描かれます。キャラの抱えている背景・関係性が描かれ、行為そのものの描写は少なく、前・中・後の感情が描かれるのです。
そこに差ができ、物語全体に影響が出るためにカップリングや順番は重要な要素の一つで、解釈自体が重要で、その作品に解釈の余地があることが重要なのです。
しかし、直接的にヌける描写が多くはない通常の物語然としている部分は男性には理解できず、さらに男性同士の画自体が視覚情報を重視する男性に大きなダメージを与えます。
そのため同じオタク男女が、例えば同じ作品の同じキャラクター同士のアダルト作品を描いたとしても、ぶっちゃけ表面的な話しかできず大して話がかみ合わないですし、場合によっては相手に嫌悪感を与えてしまうのです。
それを理解せずにエロを語りだすのはもちろん、情報を手に取れる範囲に置いておくことが「嫌がらせ」的な色を帯びてくる可能性もございます。
さて、ここまで述べてきて「アダルトジャンルは容易にオープンするものではない、無理やりな共有はもってのほかで、たぶん異性とアダルトジャンルを自分の好きな内容で語ることはできない」だと感じていただけていたら幸甚です。
ただし結婚にあたり、やはり今まで親しんできたものを捨てることはできない…そういう方は多くいらっしゃいますよね。私もその一人です。
婚活におけるエロ本の扱い
オタク婚活においては下記の3つが必要になってきます。
①相手が同人やイラスト創作、夢小説などの創作ジャンルに理解があるかどうか
②アダルトジャンルに理解があるかどうか
③自分が所持していることのカミングアウト
①、②は難易度が低いでしょう。
「コミケ行く人?」「Pixivとかやってるの?」「ちなみに一般向け?」と聞くだけでOKです。
しかし聞く際に「アカウントを教えて」は、特に女性に対しては禁句です。
この質問は、オタク同士であれば割と初期の方に聞いてしまっても構いません。
注意が必要なのは③になります。
特にコミュニケーションが得意ではない方の特徴なのですが、ついつい話過ぎてしまうのです。
聞いてもいないのに自分の推しシーンや作家、カプの話をしてしまう…相手は全く興味のないことが多いですし、前述のとおり場合によってはTPOを弁えない、生理的に受け付けないという判断にもなりかねないので、詳しくは話過ぎない方がいいでしょう。
「自分のことをすべて知ってほしい、相手と共有したい」
その気持ちは、時に”エゴ”になってしまうのです。
ではどの程度のレベルで伝えるべきかですが、それは相手がアダルトジャンルOKかどうかと、自分がどれぐらい、かつどのようなものを所持しているかによって異なってきます。
【1】アダルトジャンルOKの相手の場合
①,②の質問の流れで「実は自分もそういうの興味があって、たまに同人買います」これだけでだいたいのことは伝わります。相手も同様であれば、所持自体は認めてくれるでしょう。
【2】アダルトOkだが、キャストオフフィギュアやポスター、抱き枕まで所持しているようなレベルの場合
「実は自分もそういうの興味があって、どハマりした時の遺産がすごいんです…(笑)」程度で伝え、まずは留めるべきでしょう。
その後の扱いについては後述します。
【3】アダルトに触れているかどうか判別が難しい場合
「私、同人とか小説とかに触れてたりするんですけど、そういうの大丈夫です?」これで反応を見てみましょう。拒絶反応を示したら別の方にした方がいいかもしれません。
【4】アダルトジャンルNGだが、非常に魅力的な相手の場合
「エロジャンルは好きではない」相手の場合は3択です。
①諦める。これが一番手っ取り早いです
②全部捨てる。これも手っ取り早いです。
③まずは自分の魅力を十分に理解させ相思相愛になった段階で、所持数は縮小させつつ、「実は~とかあるんだけど、捨てたほうがいい?」と譲歩の姿勢を最初から提示しつつ聞くのです。
結婚前後におけるエロ本の扱い
前述のとおり自分の好きなアダルトジャンルは基本的に相手が喜ぶようなものではありません。
相手にOKを貰っても目には触れさせないというのを徹底していただくことは前提にお考え下さい。
アダルトOKと言っている方であっても、原則蓋つきの箱に入れて押し入れやクローゼットの奥に封印し、相手がいないときに楽しみましょう。
ここで考えるべきは
・あまりにも多くのグッズを持ちすぎて、同棲後の生活空間にはみ出してくる人
・相手の嫌悪感に触れそうなジャンルを抱えている人(隠してもどうせ目にします)
・そもそも相手がアダルトジャンルNGの人
・子どもが生まれた際
です。
しかしこれは基本的に一言で片付きます。
捨てられないならレンタル倉庫を借りてそこで管理しましょう。
オタク同士であっても、親も家に来ますし一般的な友人や来訪者はあります。
その存在を無視して家中にアダルト物が溢れかえる…それを「普通」と思う方は少し感覚がずれているかと思います。相手からは「常識のない人」と捉えられてしまいます。
さらに、特に「子ども」についてはかなり重要な問題で、相手がアダルトジャンルOKだとしても、子どもは別と考えている方が多い印象です。
そこに考慮の及ばない場合、相手からは「常識のない人、コミュニケーション取れない人、教育観念のない人」と捉えられる可能性もございます。
もちろん人次第ではありますが、お互いが親としてどうふるまうかの話し合いの場は必ず設けるべきだと言えるでしょう。
エロ本を書くのが趣味・仕事の人は
これは周りに聞く限りですが、パートナーには正直に伝えているそうです。
ただし、子どもには触れさせないように物理的に切り分けている(部屋に鍵、アトリエは別)方が多い印象で、自分の仕事のこともぼかして伝えているみたいですね。
ちなみに趣味で書いている場合、子どもが生まれるとイベントに行かなくなるという方が多いようで、イベントは長期休暇に開催されることが多く、必然的に家族の時間となるのが現実のようです。
それは絶対無理だ!という場合、もしかしたら子どもは生まない方がいい夫婦を目指したほうがいいかもしれません。
自分だけの時間の確保と家族のコミュニケーションの時間は基本的に反比例します。
最後に、ここまで述べたことに全く共感できない、何を言っているか分からないという方がいらっしゃると思っております。
もしも恋愛にご縁がないようでしたら、何かしら「ズレ」があるのだとお思いください。
ご来店いただければ、屈託のないご意見を述べさせていただきます。
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