【第27回】終わりの見えない婚活への終止符 ~なぜ婚活疲れを起こしてしまうのか~  
「ラブホの上野さん」原作者による恋愛・婚活テクニックの紹介、男女の違いの解説、会員様からのお悩みに回答させていただきます。漫画やドラマを見たことがない方もお楽しみください。

【ご質問】

婚活をして約1年間経過しました。何名かの方とお見合いはしてきたものの結婚したいと思える方とは出会えず、婚活疲れ気味です。
アドバイザーの方からはお見合い数を増やしたり、申込みをもらえるなかで上手くいかないなら自分からめげずに申込みしたり、ターゲット層を変えてみたりしたらどうかと言われて試してはみましたが、申込みしても断られてしまったり、仕事の忙しさにかまけて、億劫になってしまいます。モチベーションを上げるにはどのようにしたらいいでしょうか?
自分でも相手に望む理想を変えられないことや、傷付きたくない気持ちが強く、
自身が変化することが怖いことも原因だと考えています。原因が分かってもどのように意識を変えて、一歩を動き出していいのかどうか分からず、二の足を踏んでいる状況です。
(30代女性)

まずはじめに

ご質問誠に有難う御座います。ご質問者様は1年前に婚活を始め、お見合いをしたり、申し込みをしたり、デートをしたり、おそらく様々な努力をされたことでしょう。そんなご質問者様に対して、こんな質問をすることはあまりにも冷たいかもしれませんが、1つだけお伺いしたいことがございます。

1年間努力をして、ご質問者様はどのような成果を得たのでしょうか?決して安くはない入会金を払い、毎月の会員費を払い、大切な週末を婚活に捧げて、そしてご質問者様はどのような成果を得たのでしょうか?

現状を見つめると…

大変失礼なお話になりますが客観的にご質問者様の置かれている状況を考えると、ご質問者様は何の成果もあげてはおりません。結婚が出来たわけでもなければ、結婚したいと思う人に出会えたわけでもない。
誰かに強く望まれたわけでもなければ、何かしらの強大なスキルを得たわけでもない。残念ながらこの1年間でご質問者様は貴重な時間とお金をただただ失っただけなのです。

そしてそんな事実があるからこそ、ご質問者様のモチベーションはこうして今、失われてしまっているので御座います。

一歩ずつ進む大切さ

ソシャゲを始め、日本には様々なゲームが存在いたしますが、私たちがゲームにハマるのは「前に進んでいる」という実感を頻繁に得ることができるからでしょう。

例えばソシャゲの場合、始めた直後はどんどんレベルが上がり、強いカードをバンバン入手できるようなバランスになっております。そのようなバランスになっているからこそ、ダンジョンを1つクリアする度に「前に進んだ」という実感を得ることができ、私たちはソシャゲにのめり込んでいってしまうのです。

このように「前に進んでいる」という実感は人間のモチベーションになくてはならないもので御座います。この実感があるからこそ、人は「次も頑張ろう」と思うのです。逆に言えば「前に進んでいる」という実感が得られないことは人間のモチベーションを大きく削る要因にしかなりません。

婚活の場合

それでは婚活はどうでしょうか?最初のうちは「お見合いに申し込んだ!」とか「デートに行った!」というような進歩を感じることもできたでしょう。

しかし婚活はそこで大きな壁にぶち当たります。

そもそも婚活には
1)入会
2)お見合い
3)デート
4)ご成婚
くらいしか段階が御座いません。

高い壁

このうち3)デートまでは誰でも簡単に進むことが出来るのですが、3)と4)の間には信じられないほど高い壁があり、ここを超えられる人はほとんどいないのです。

さらに問題なのが多くの結婚相談所は「退会=ご成婚」なので、この3)と4)の間に成長を感じられる目標が御座いません。

「初めてデートが出来た!」というのは前に進んでいるという実感になり得ても、「2人目とデートが出来た!」というのはあまり前に進んでいるという実感にならないのです。それどころか何度も何度もデートをしていると、「何回やってもデートしかできない」という停滞感を強く感じてしまい、モチベーションを下げる原因になるでしょう。

デートとご成婚の間に

野球漫画のドカベンプロ野球編の中で私が好きなエピソードを1つご紹介させて頂きます。

武蔵坊という陶芸家がスランプに陥り、何度も何度も皿を作っては割っているところに、主人公の山田太郎が訪れました。武蔵坊は皿を作っている真っ最中。しかし何か気に入らないことがあったようで、作品を作っている途中でその皿を割ってしまいます。

武蔵坊は「こんな駄作を最後まで完成させても無駄だ」と言って皿を割ってしまっていたのですが、山田太郎はそんな武蔵坊に対してこんなことを言いました。「ダメなものでも最後まで作った方がいい。そうすれば次の作品と比較もできるし、何が悪かったかもわかる。最後まで作らないと、何が悪かったのかもよくわからない」と。

自称クリエイターとプロのクリエイターの差はまさにこの点にあるでしょう。駄作でもいいのでとりあえず完成させる。これこそがプロとアマを分ける最も重要な点であると私は思います。

完成させること

そして婚活もまた「まずは完成させる」という目的を持つことが非常に重要なのではないでしょうか?

先ほど申し上げたとおり、婚活には「デート」と「ご成婚」の間に非常に大きな壁が御座います。ご質問者様も仰っている通り、デートをしてみたら微妙な男性も非常に多いことでしょう。そんな男性との関係を進めても何の意味もないと感じるのは仕方のないことだと思います。

ですがまずは「完成させる」ということを念頭において、どんな男性でもいいので「プロポーズをさせる」ということを目標にしてみてはいかがでしょうか?

もちろん気に入らない相手であれば、そのプロポーズを断ってしまっても問題ございません。
逆に気に入ったのであればそのまま受け入れてしまっても良いでしょう。
とにかくまずは「プロポーズをさせる」という段階まで作品を完成させて頂きたいのです。

新たなセクション設定

先ほどの
1)入会
2)お見合い
3)デート
4)ご成婚
で言えば、3)と4)の間に

1)入会
2)お見合い
3)デート
4)プロポーズさせる
5)ご成婚
というセクションを作るということ。

モチベーションを上げるには

例え相手が誰であっても、デートをしてプロポーズまでたどり着けば、ご質問者様は「婚活が進んだ」という達成感を得ることが出来るでしょう。そしてその達成感こそがモチベーションになるのです。

すでに3)まで進んでしまっているご質問者様はこのままでは次に達成感を感じることが出来るのはご成婚の時。ですが成婚したいからモチベーションが欲しいご質問者様にとって、それでは本末転倒で御座います。

ですのでデートとご成婚の間に達成感を得られる目標を組み込まなくてはなりません。そしてそれは「相手からプロポーズをされる」というのが最もシンプルかつ分かりやすいものでしょう。

目的はプロポーズ

よほどぶっ飛んだ方でもない限り、結婚相談所に入れば「3)デート」までは簡単にコマを進めることが可能でしょう。しかし皆様ここで停滞し、モチベーションが大きく下がってしまうのです。どれだけあがいても堂々巡り。何の進歩も達成感も得られず、無力感に苛まれてしまうことでしょう。

その原因は単に「デートとご成婚の間の壁が高すぎる」ということに他なりません。
ですので、この2つの課題の間に1つ段階を挟む必要があるのです。

女性にとっては「相手からプロポーズをされる」というものでしょう。
男性であれば「気になる人にプロポーズをする」というものかもしれません。

動き出す為の目標決意

例えそれが結婚に繋がらなくとも、「前に進んだ」という実感が得られれば良いのです。
またどんな相手であれ、最後まで進むということで今後の課題や自分の望みも見えてくることでしょう。
さらに下衆な話になりますが「自分にプロポーズをする男はいる」ということは女性にとって自信にもなり得ます。

ですのでご質問者様はまずは「結婚」ではなく「プロポーズされる」ということを目標にしてみてはいかがでしょうか?どんな相手であれ、どんな形であれ、「誰かにプロポーズされた」という成果を得ることができればご質問者様の婚活はきっと今よりも前向きなものになることと思います。

とら婚より一言

今回の上野さんからのご回答はいかがでしたでしょうか?婚活疲れ気味の同じ状況の会員の皆様にお伝えするとしたら、好きな相手でないならプロポーズされても意味がない、更に婚活疲れになりそう、相手にも失礼になってしまうから嫌、など動かなくて済む、うだうだした言い訳(?)がたくさん出てきそうではありますが…(もちろん、ご質問者様が頑張ってこられたことはよく知っていますよ!)、動いてみないことには何も分からないですよね。上野さんのおっしゃる通り、前に進むことで自身にとって得ることは必ずあるはずです。目標がプロポーズでもいいですし、その他、自分なりの目標設定を作るのもいいでしょう(手を繋いだり、下の名前を呼び合うなどでも何でも)何も動かずに諦めてしまうより、まずはチャレンジしていただきたいと強く願います。

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