【閑話休題】婚活アプリ、マッチングアプリの成婚率を想像してみた
ちょっとした息抜きに、遊びを交えた記事をお楽しみください

若者の草食化、未婚率・独身率の上昇、晩婚化(平均初婚年齢の上昇)…平成の世において、恋愛や結婚を取り巻く社会的ニュースに、あまり明るい知らせはございません。

しかしながら少しずつ出会いの形の深化してきたこの平成において、効率的!手軽!安い!安心安全!累計〇〇万人!という明るい言葉で台頭してきた出会いの方法がございます。

マッチングアプリ(ネット婚活)

このマッチングアプリは婚活、恋活の新たな形として注目されており、「インターネットを介した出会い」は、おそらくあと5年もするころには親世代もある程度認識する出会いの方法へとなるかと思います。

ただ、皆さん気になる点があるはずです。

マッチングアプリで成果って出るの?

というわけで、マッチングアプリは使うに値するのかを検討してみたいと思います。なお、以下は結婚相談所としてではなく、私個人の趣味的な記事になりますので、何卒よろしくお願いいたします。

ちなみにマッチングアプリは基本的に累計数しか数値を公表していないところが多いので、今回の成婚率の出し方は

(累計or一定期間)成婚者/(累計or一定期間)会員数

で行きたいと思います。結婚相談所業界で言うと当社で34%、業界一と言っているP社で27%、I社だと「公表していない」方の出し方ですね。

関連:成婚者の共通項&とら婚の成婚率 関連②:【閑話休題】成婚・成婚率の裏事情をあえて書いてみた


Pairs


では早速、業界の雄であるペアーズさんで考えてみましょう!下記がリソースになります。

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『このたび、Pairsでは累計会員数が1,000万人を突破。2018年2月からの約1年間で300万人増加し、143%の成長率となりました。これまでにPairsに報告があっただけでも20万人以上が恋人と出会い、そのうち約60%が入籍・結婚の予定があることが明らかとなっています。』

参照:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000130.000005528.html

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と明記されていました。

では単純に、累計で20万人*60%=12万人がご成婚したと仮定しますと12万/1000万で、成婚率は1.2%となります。

報告せずに辞めた方全員を追うことが出来たらどれほどの数値になるのでしょう。

倍にすると2.4%になりますが、この辺の推定をすることができたらいいのですけどね。


youbride


では次に、数値を割かし公表しているyoubrideさんを見てみたいと思います。

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『youbrideは累計ご利用者170万人、年間2442人がご成婚している、結婚相手ご紹介』

参照:https://youbride.jp/guide/about ※本日は2019年4月12日

『「youbride」は、1999年より真剣に結婚を目指す男女のために運営している累計会員数約80万人以上、年間1,500組以上の夫婦が誕生する日本最大級の結婚支援サイトです。』

参照:https://mixi.co.jp/press/2014/0210/3148/index.html ※記事は2014年2月10日

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この5年間で累計90万人が新規に利用されたのは分かりましたが、年間利用者・累計の成婚者という、成婚率を出すための数値が片方ずつ欠けています。。。なのでめちゃめちゃ膨らませて、1999年から毎年2000名ずつの成婚が出たと仮定して考えてみると、累計成婚者は4万人になります。

つまり4万/170万 ですから、2.3%という感じですね。もちろん集計できていない方も多いと思います。

Pairsさんと似た感じの数値が出てきたのは偶然でしょうか。

※あくまで推測の数値です


言葉につっこんでみる


効率的!手軽!安い!安心安全!累計〇〇万人! のような旨についてご注意いただきたいことがございます。

①Facebook連携しているから安心!

では、ない!

Facebookは確かに1人1アカウントが原則の、他のSNSに比較すると本人が利用する可能性の高いものですが、ぶっちゃけサブ垢簡単に作れます。

そして交際ステータスが既婚にさえなってなければマッチングアプリへの登録は問題なく可能です。

中には本人確認書類を提出させるものもございますが、それでも既婚者かどうかを見分けることは出来ません。な~んにも安心安全を担保しない、それがマッチングアプリです。

②累計〇〇万人!

累計ということは、1回でも登録した方を含むすべての方です。しかも皆さん、有料会員無料会員混在の可能性の高い人数だと気づいていらっしゃいますか?

無料会員登録100万人有料ゼロでも累計100万人!99万人辞めていて10000人新規登録してアクティブユーザーゼロでも累計100万人!すっごい多いです!

決算情報から有料会員数を推計することが可能ですが、日本のマッチングアプリを提供している会社がそれ単体で上場している例はないので、どの会社も推計できません。

③効率的、手軽、安い

これは事実ですね。

けど効率性は結婚相談所も同等のものがあり、出向く必要はあるけど直接何十人と会うパーティの方が効率的だということも出来ますので、効率的であって最効率的かどうかは分からないツールです。


その他の会社


ゼクシィ縁結び … 会員数以外非公表

タップル … 会員数とマッチング数以外非公表

with … 会員数とマッチング数以外非公表

omiai … 会員数以外非公表

東カレデート … 全部非公表

イヴイヴ … ダウンロード数以外非公表

という結果になりました。婚活でなくデート系のも多いのでしょうがないですね。


マッチングアプリは効率的なのか


さて…多くを推測で語らざるを得ない数値しか出てこなかったのですが、それでも思ったほど数値が伸びませんでした。

結論として「1~2%以上はありそうだ」という程度しか言うことができません。

その背景にあるのは

・アクティブでない、アカウントのみが存在している方も多くいると想像され、まともに計算すると成婚率が押し下げられる
・マッチングしてもそれ以降の管理がないため成婚はおろか、出会いに結びつかない
・安易に使えてまともな審査がないがゆえに、婚活目的以外の方がかなり含まれる
・第三者がいないのでまともな申し込みを男女ともしていないため、一部の人しかマッチングしない
・そもそも「退会理由とその後」を追えない

というところかと思います。

しかしながら手軽さやコストでは、他の婚活よりも明確な優位性があるのも事実ですし、アクティブがどれほどかは分かりませんが、会員数が多いのも事実でしょう。

さらに、全くの人には全くですが、人気の人には何千件もいいね!が来るのは事実です。

そのためマッチングアプリは「下手な鉄砲かずうちゃあたる、安いしついでに使う分にはちょうどいい」ツールであると言えると思います。特に、パーティでなかなかマッチングしない、相談所でなかなかマッチングしない方はとにかく機会を増やしていかなければ話にならないので、複数の婚活ツールを使い分けることをお勧めします。

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