【閑話休題】ジブリ女性に見るモテ女の法則
ちょっとした息抜きに、遊びを交えた記事をお楽しみください

皆さまこんばんは!

日本の国民行事と言えばお盆や正月、オタクの国民行事と言えばお盆のコミケや年末のコミケ、そんな時期のテレビアニメと言えば、、、いえ春夏秋冬問わずに放送される国民的アニメと言うとスタジオジブリの作品ですね。

先日は『もののけ姫』と『紅の豚』が放送されていて、私の好きなジブリアニメトップ2だったのでとても良き時期でございました。

ふと「宮崎駿監督は男性が理想とする女性像をヒロインに据える傾向があるのではないか」と思い立ちこのコラムを書くに至ったのですが、どうも宮崎駿作品の女性は皆さん魅力的に映ります。

 

それぞれキャラクターが異なっているんです。

ただ…どうも「こういうヒロインがいたら自分は惚れちゃうよね」という色を感じると言いますか、女性はこのヒロインたちを目指すと絶対に男性からモテると思うんです。

そのため、特に男性に人気があるだろうヒロインたちのどういった要素が男性に響いているのかを抽出してみたいと思います。なお、容姿と年齢は今回考慮から外しています。基本的にみんな若くてかわいいですからね。。。

※ジブリ作品と宮崎駿作品は厳密には異なりますが、今回便宜上「ジブリ作品≒宮崎駿作品」全般を指すとしております、ご了承ください。

男性に人気の3大ジブリヒロイン

私の主観が多分に混じっておりますが、男性に人気の女性キャラはだいたい下記3名に集約されると思っています。

フィオ【紅の豚】

シータ【天空の城 ラピュタ】

ナウシカ【風の谷のナウシカ】

キキ派、雫派、サン派、ハルちゃん派などいらっしゃるかと思いますが…ご了承ください。

ではそれぞれの特徴を見ていきましょう。

フィオ

紅の豚のダブルヒロインの内の1人で、主人公ポルコの新しい飛行機の設計者です。
若干17歳という年齢ではありますが、祖父や歴戦の勇士であり「人外」とも言えるポルコやカーチス、さらに海賊とも堂々と渡り合うで勝気な性格をしています。
表面的には女子力よりも男まさりで、 プレゼン力や行動力に優れ、また初対面でも物おじせずに自分の意見を通しつつ距離を詰められ、コミュニケーション力は抜群です。

【作中でのモテ度】

より女性的にしなやかに柔らかく艶っぽく描かれるジーナと対照的でありながら、ジーナに負けず劣らず作中のほぼ全ての男性を惚れさせていくほどに男性人気の高さが描かれています。

【魅力】

・知的好奇心
飛行機の技術や、ポルコの過去などに積極的に興味を持ち挑戦していきます。
男性は、どちらかと言うと保守思考よりも好奇心旺盛な傾向があるため、同様の傾向のある女性を好みます。

・確固たる自分の意思/主体性
自分はこういう設計がしたい、旅路に挑戦してみたい、あれを買うべき!など、要所で自分の主張を抱え込まずに主張し、また主人公に提案しています。
男性は「時々の気持ちを察してくれ」というスタンスの女性よりも、しっかりと表現する分かりやすい女性を好む傾向にあります。

・論理性
何かをやりたい、こうすべきだ!という主張をする際に、こちらの方がより大きな成果を出せるから、あなたの属性ならこちらでしょう等その背景を説明しています。
男性は何かの主張に感情が付随するよりも、明確な論理的理由を付ける傾向が高く、フィオとのコミュニケーションは非常に男性好みに進むことが考えられます。

・明るさ、ポジティブさ、素直さ、笑顔
すごい技術、特別な場所には素直に「すごい」と言える素直さや褒められると非常に喜ぶこと、また常に笑顔で明るく振舞っています。
男女限らず、明るくポジティブである方や、自分の気持ちを恥ずかしがらずに表現できる方は人気です。

・特別感
私だとだめだろうか、あなたと一緒に行きたい という、自分の特別な感情を表現しています。
こちらも男女問わず、「自分だけには特別な振る舞いをしてくれる」ということは非常に心に刺さります。

・弱さ
胆力のある中でも、飛行がうまくいかない際や、自分をかけた勝負には「怖かった」という弱さを見せます。
人としての弱さは、男性の庇護欲を刺激します。

・男性との協働度合い
飛行機作りを一緒に行う、完成後の経過観察に同行する、一緒に裏の社会に付いていこうとするなど、主体的意見を挟みつつも主人公の行動に寄り添おうとしています。
男性は自分の世界に引き込みたがり、かつ「共有したがり」のため、一連の行動は非常に男性に好まれます。
(参照:【オタク婚活】なぜオタク男性は男性向けコンテンツを共有したがるのか

シータ

天空の城ラピュタの主人公の一人かつヒロインで、その正体はラピュタ王の末裔です。田舎で平和に暮らしていた中、ラピュタをめぐる騒乱の中心に引きずり出されました。
ムスカや空賊から逃げる中でパズーと出会い、行動を共にしていきます。
清楚で素朴な外見通りにおしとやかで、何かが傷つくことを嫌う優しさを持っており、またラノベ主人公ばりに適応力に優れます。

【作中でのモテ度】

惚れていたかは分かりませんが、ムスカに結婚を迫られ、ドーラ一家の男性陣はほぼ骨抜きになるほどモテる描写がなされています。

【魅力】

・庇護欲をそそる立場
なんの落ち度も無いのに敵に追われる悲劇のヒロイン…男性が守りたくないはずはありません。特に後述の要素があるからこそ、どうしても守りたくなる存在です。
男性は、俺だけが理解して守ってやると思いたい生き物なのです。

・確固たる自分の意思・使命感・正義感/主体性/行動力
逃げる選択、あらゆるものを守ろうとする意志、毅然として悪に立ち向かう主体性や行動力を持ち合わせています。
男性は、受け身で何もしない女性よりも、自分の意思を持つ女性に惹かれる傾向にあります。

・家事スキル、世話焼きスキル、包容力
ずっと一人暮らしだったためにあらゆる家事を得意にしており、また家畜の世話を行ってきたからか、誰かのために何かをすることに苦がありません。むしろ積極的に何かの役割を担おうとします。
男性は何歳になっても甘えたがりの生き物なので、そのような甲斐甲斐しさは大きな魅力に映ります。

・明るさ、優しさ、真面目さ
大きな声を張り笑い声をあげるタイプではなく決してポジティブなわけでもないですが、敵ではない存在に対し、拒否感なく朗らかに謙虚に接する明るさを持っています。人や動物はおろかロボットに対しても優しさをもって接しており、また目の前の一つ一つに真面目に向き合う性格です。
男女限らず、朗らかで優しい方、コツコツ真面目に取り組む方は人気です。

・お茶目さ、愛嬌
パズーに対して、ドーラに対して、ちょっとお茶目な振る舞いや返答をしていますよね。
女性は「愛嬌」と言われるように、憎めなく少しおかしい可愛らしい言動は一緒にいて楽しくなるもとです。

・特別感
必要性がなく恐怖もある中、わざわざ一緒に見張りに来る、あなたと一緒にいたい と取れる特別な行動や、パズーを思うからこそ自分だけを敵の手中に残す選択肢を取るなどの特別感ある行動を取ります。
こちらも男女問わず、「自分だけには特別な振る舞いをしてくれる」ということは非常に心に刺さります。

・弱さ
激しい強風の中デッキに上ってきた際など、怖いことには素直に「怖い」と表現し、自分を追ってくるものに対しては恐怖感を露にします。人の争乱には目を覆って悲しみます。
人道的で常識的な意味での人としての弱さは、男性の庇護欲を刺激します。

・距離の近さ
犯罪集団の臭いおじさんとも打ち解けられ、パズーとはさらに身体的にも距離が近いです。
男性は接触欲が女性よりも高いので、ボディタッチやパーソナルスペースの狭さというのはその方の魅力を上げる一手段となります。

ナウシカ

風の谷のナウシカの主人公で、腐海やその中の蟲の存在に疑問を持つ中で、腐海や巨神兵をめぐる争乱に巻き込まれます。
風の谷の族長の子であり、村を率いるリーダーシップや誰からも慕われるコミュニケーション力、カリスマ性、全てを包み込む愛情に加えて抜群の身体能力と風を読む感性を持ち合わせた、欠点のない完全無欠の主人公的な存在です。
なお、巨乳である。ジブリヒロインは総じて普乳以下が多いのですが、公式で巨乳である。

【作中でのモテ度】

少なくともアニメ作中では、ナウシカに惚れた描写のある男性は出てきません。しかしながら老若男女問わず、さらには敵や蟲にすら認められる人格者です。

【魅力】

・知的好奇心
腐海という一見人間に対して害ばかりが先行し、身の危険も伴う場所へ頻繁に出かける好奇心や冒険心、腐海や蟲の存在意義を突き止める探求心を持ちます。
男性は「男のロマン」という言葉がある通り、未知の探求が大好きです。そのため共通性は大きな魅力に映ります。

・確固たる自分の意思・正義感/主体性/行動力/活発さ
人も蟲も腐海も巨神兵をも救い、争いを治め自然とともに生きるという確固たる意志を貫くとともに、それは自発的に行動に移しています。
「男性はひっぱっていくもの」というのは古い価値観で、男性は自分と一緒に動けることや、時に自分を引っ張る存在を求めています。

・無償の愛情、包容力
谷の住人達のために、王蟲のために、名も知らない少女のために、自分を犠牲にしても助けようとするほどに、全てを慈しむ愛情や包容力を持っています。
男性は「今の自分」そのものを認め、愛して欲しい生き物です。全てを受け止める愛情は「今の自分自身を認めてくれる」ことに繋がるため、大きな魅力に映るでしょう。
(参照:【婚活全般】男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像(あくまで傾向の話)

・聡明さ、論理性
ジブリヒロインは総じて頭の回転が早くとっさの機転のきく方々ですが、自然法則や世界の真理を理解し、また相対する存在の心情を察することのできるナウシカはトップクラスの知性を持っています。また現状から目を背けず正しく認識し、その現状と自分の意思を照らし合わせて論理的な結論を出し行動に移す力(時に過激に)を持ちます。
男性はとあるコミュニケーションや行動に論理性、論理的結論を求める傾向にあり、かつ経済・学歴的「ハイスぺ」男性は特にその傾向が強いです。さらにそのハイスぺはコミュニケーションのレベルを自分と同程度のものを求めており、ナウシカは十分それを満たすことが出来るでしょう。

・明るさ、優しさ
愛情や包容力と近いかもしれませんが、ナウシカは基本的に笑顔溢れ、落ち込んでいるとき以外は誰とでも明るく接します。危機的な環境や状況であっても、時に敢えて「笑顔」を見せ、大丈夫と声をかけるポジティブさを持ち合わせています。
男女限らず、朗らかで優しい方、一緒にいるとポジティブな気持ちになれる方は人気です。

・お茶目さ、愛嬌
ユパ様に子どものようにじゃれつき、テトを無邪気に笑い、重い腐海の中であえてマスクを外して安心させるなど、その振る舞いは親近感を抱かせる愛嬌があります。
凛とした芯の強さがあるのにそのような表情を見せると、ギャップが心に刺さります。

・弱さ
自身の行動の末の結果などに落ち込むとしばらくネガティブ思考になる傾向があったり、大いなる自然の巡りの中で自分の無力さを痛感してダウナーになったりします。
人道的で常識的な意味での人としての弱さは、男性の庇護欲を刺激します。

ジブリ女性に見るモテ とは

さて、いかがでしたでしょうか。キャラクターは違いますが、それぞれのヒロインに共通した魅力がいくつかあるようです。私の見方が偏っているかもしれませんが、宮崎駿作品に登場するヒロインたちは下記を満たす方が多いと言うことが出来ます。

・知的好奇心
・正義感・常識
・主体性・芯の強さ
・論理性
・包容力
・明るさ、ポジティブさ、優しさ
・愛嬌、お茶目さ
・弱さの表現
・行動を共にすること

さて、では一般的に言及される「男性にアピールするための女性らしさ」はあるでしょうか。

あまりないですよね。

そうなんです、あまりないんです。

私も女子力なんて要らない、他の事に時間とお金を投資せよと常々主張しております通り、男性が惹かれるのはピアノが弾けたり、ちょっと豪華な料理を作れたり、家で甲斐甲斐しく男性を待っているような女性ではないのです。

そしてこれらは今現在の女性にもすぐに適用することのできる要素こともございます。

・知的好奇心
いろいろなこと、男性の言うことに興味を持ちましょう。持てなくても「持っているフリ」ぐらいできるでしょう。

・正義感・常識
大人になって常識を身に着けるのは難しいかもしれませんので、自分の常識や正義感を信じるしかありません。しかし少なくとも「注意を受けたことは謙虚に受け止めましょう」。それが出来ない常識外れな方は、おそらく結婚は無理です。

・芯の強さ・主体性
芯の強さを持つ女性

芯の強さとは「我の強さ」「わがまま」を指しているのではありません。言動は良識的で一貫性を持ち、意思を持ちつつ自分の非を改められることを芯の強さとするならば、我の強さやわがままは、自分の考えや正当性こそが全てで他の何者をも受け付けない姿勢を指します。

その上で、男性を待たずに「自分から動きましょう」

受け身になり、男性任せにするのは辞めましょう。男性の連絡や誘いを待つのを辞めましょう。男性の告白を待つのを辞めましょう。男性にデートコースを丸投げするのを辞めましょう。
気持ちを表現せず、ストレスを抱え込み、自分の気持ちを察してちゃんになるのを辞めましょう。

今は平安時代ではないのです。平安時代に取り残されて朽ちていくのか、それとも自分の足で平成の次へと進むのかを選ぶのは貴女です。

・論理性
今から論理性を高めるのは難しくもあるのですが、こういうことは出来ますよね。
「~~~だから●●しよう。」
「~~~を聞いて欲しいから、とりあえず話していい?」
理由や目的を先に話す男性型コミュニケーションを勉強しましょう。

・行動を共にすること
男性は自分と一緒に行動してくれる女性を好むのです。興味がなくても付き合えるぐらい誰にでもできます。あなたの買い物に付き合わせる対価ぐらい餌として与えてもいいじゃないですか。
逆に相手からの干渉が過ぎるなら「いや今度は私に付き合って」「私はここに行きたい」程度の主張は誰にでもできます。
常に受け身だからストレスを抱えるのだと気づきましょう。
行動を共にする中で、徐々に男性をコントロールしていくのです。
(参照:【婚活全般】婚活は”相手を教育”したほうがよほど楽(女性向け)

・包容力
・明るさ、ポジティブさ、優しさ
・愛嬌、お茶目さ
・弱さの表現
これらはその人自身の性格にも関わるので、大きく変えることは出来ないかもしれません。
しかしながら、根がネガティブでも、万人に優しくなくても、普段無口でも、自分の心の内を語ることができなくても、少しの意識と大きな決断で変わっていくものです。

 

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