女性型コミュ障を理解する
オタク婚活を含むあらゆる婚活、結婚相談所、婚活パーティ、ネット婚活、婚活アプリや恋愛に関する戦略性重視のコラムです

決して女尊男卑でも男尊女卑でもない(クソくらえ)と前置きしたうえで申し上げます。

女性に比べて男性は、相手とスピード感を以て良好な関係性を築くことに劣り、相手の言動の裏に隠された本音を読み取る力に疎い生き物だと思っています。

女性は積極的に多様な情報の行き交う場に身を置く、情報感度の高い生き物です。
その情報に触れた中で抱いた感情を顔に出さずに取り繕って自分の興味のない話に加わることや、初対面の方とすぐに仲良くなることができ、一見良好な関係を築いていても実は本心は別と言うことは良くある話でございます。
女性は男性に比べて、物事に対するある程度の説明や理解さえあれば、相手に合わせて器用に立ち回ることが可能です。TPOを読む力に聡いと言えるでしょう。

一方男性は比較的クローズドな情報の中にしか身を置きません。要は興味のある情報か、もしくは自分が当事者に近い立場の情報です。
そのため情報感度やTPOを読む力に疎く、自分の目で見て仕組みや結論を判断しますが想像を巡らせるケースが少なく、自分にできること・できないことがはっきりし、かつクローズドな情報活用をしてしまいがちなので、なんらかの途中での情報共有をせずに最終的な答えを以て説明・共有とする傾向があるように感じています。

そんな男性を見た女性は「男性は女性に比べてコミュ障が多い」と一言で片づけてしまいがちです。

その言葉を紐解くと「男性は(自分たち女性が普段平然と行っている)≪普通の≫コミュニケーションをすることが出来ない」という主張になります。

そこには「『女性』が『女性社会』で行う『女性の』コミュニケーションこそが≪この世に通用する≫コミュニケーションである」と言う『』=≪≫のバイアスの掛かった考え方が根底にある思考だと気づくでしょうか?
その考え方に縛られたコミュニケーションしか出来ない女性を私は「女性型コミュ障」と呼んでいます。

その考え方は「男性の仕事に対する考え方やマネジメント能力こそが正しく、女性の考え方は通用しないから、管理職への登用は男性を主とし、社員採用も男性を主とする」のような考え方に近しいもの(≒バイアスが積み重なって、考え方も一方的だという意味で)を感じています。

今の世でこのようなことを申し上げると、一部の方からは怒られるかもしれませんね。

先にこのコラムの結論を申し上げると

女性のコミュニケーションこそが絶対なのではなく、男女の(傾向の)差を認識してフラットで考えるべき

であり、

その差異を乗り越えるために男女はどのようなコミュニケーションや考え方をすべきか

ということを、本コラムでは述べたいと考えています。

 

関連:【婚活全般】婚活における女性の取るべきコミュニケーション

女性型コミュ障とは

これは、前章のような位置づけである 婚活における女性の取るべきコミュニケーション にて書かせていただいた一節に近い投稿です。

ただそれだけでは不十分で、私の経験的に、下記のような要素は「女性型」の要素であると感じます。男性からすると「異常」な要素だとお考えください。

・男性がリードすべき、自分はそれを享受する立場だという考え方に囚われる
・女性だけで作り上げた「コミュニケーションとはこうだ」「常識とはこうだ」という幻想を信じて疑わず、それに反することを異常なことと捉えてしまう
・女性は「こうである」という個人的な感情を、社会通念的に扱ってしまう
・自分なりのNGを多く持っていても表現せず「常識」として捉えて疑わない
・頼まれてもいない自分だけの努力を、何も言わずに相手に勝手に求めて、期待外れだと勝手に不機嫌になる
・友達(という小さなコミュニティで偶然起きた個別事例)の情報を過信する
・物事に対する自分自身の感情の推察を求め、自分からは発しようとしない
・不満を表現しない
・不満の原因を表現しようとしない
・ポジティブな事実をスタンダードに据えてしまい、ネガティブな事実のみに着目していく
・ネガティブな事実ベースで減点評価をしてしまう
・負の感情を自分の中に抱え込み、ネガティブに解釈を続けていく
・不満を爆発させた際は感情の連鎖的攻撃を行う
・自分からは何もせず、何かを享受を待ったうえで、なぜ~してくれないの?と精神的に責める
・問題解決のためには自分か相手をフェードアウトする/させようとする
・共通の感情を強要する
・課題解決のためのディスカッションをしようとしない
・男性の「結論型コミュニケーション」や男性の自己顕示的欲求、男性的好意表現を許すことが出来ない
・何かの問題の理由を他人に求め、自分はさも普通のことをしているように表現し、問題の原因を行方不明にする

こういったもののを凝縮させていくと女性型コミュ障が出来上がります。そんな女性型コミュ障を拗らせた女性は、下記のような言葉をよく使います。

ドキッとした女性の方、ご安心ください。

人として生きる以上、意識していても無意識にやってしまう事柄は多くあり、全てをやらないような女性はこの世の中に皆無だと思います。

しかし当てはまる数が多いほど、男性との関係においては拗らせていると捉えても良いかもしれませんし、考え方を変えるだけで、より婚活も人生もよりスムーズに回り出すかもしれません。

女性の、女性型コミュ障との付き合い方

では女性はどのように自分たちのコミュニケーションを捉えなおせばいいのでしょうか。

前述の女性型コミュ障の各要素は「感情共有型コミュニケーション」に起因したことが多く存在しているため、大前提として男性的なコミュニケーションを理解しておく必要があります。

男性的なコミュニケーションとは…結論、蘊蓄、自慢、自己顕示、称賛(承認)欲求、議論、理想的な理想主義、自分の世界への取り込み、行動・事柄の共有、自分中心

参考:男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像

それを元に、先ほどの女性型コミュ障要素を”逆張り”して行きましょう。

・物事をリードするのは女性も担うべきである
・「この人はこういうコミュニケーションなんだな、自分との折り合いはどうつければいいかな」と言う考え方をする
・「女性はこうなんだよ」という相手に知識を与える
・自分なりのNGを先に・都度宣言する
・自分の努力と同等のものを人に求めない、全ての事に対する見返りを求めない
・友達の情報はあくまで参考事例にする
・物事に対する自分の感情を都度表現する
・不満の原因を明確にし、課題解決を図る
・希望や欲求、今からやって欲しいことを明確化する
・自分か相手をフェードアウトする/させようとする前に考えや感情を伝える
・人は異なる考えを持ち、それを表現するのは悪いことでないと考える
・ディスカッションから逃げない、結論や代替案を提示する
・男性の「結論型コミュニケーション」、自己顕示的欲求、男性的好意表現を理解し、スルーする
・問題は全て自分に原因があると考え、その解決を図る

これが女性型コミュ障に陥らない方法になります。人によっては非常にストレスが溜まりそうですよね。

そんな方はまず3つだけに取り組みましょう。例えば「NG宣言、感情都度表現、希望明確化」を言い換えると、都度都度ガス抜きして、自分のNGを先に言ってストレス最小化し、希望を先に言ってストレス最小化&希望達成…という、なんだかいい感じの事に聞こえませんか?

自分の人生を生きやすくするのは自分の考え方とほんの少しの工夫次第なのです。

男性のすべきコミュニケーション

ここまで主に女性に向けて書いてきましたが、男性がそのままでいいと言うことではございません。男性の皆様も、女性向のコミュニケーションを絶対にすべきなのです。

繰り返しますが皆さんのコミュニケーションは結論型です。それに対して女性は「平和的コミュニティづくりを望むが故の感情共有型コミュニケーション」を行い、双方にはギャップがあります。

そんな男性型に、私はいくつものコミュニケーションのポイントをお伝えしているので、以下に全てのリンクを貼らせていただきますね。「共感」という言葉をめちゃめちゃ多く使っているので、コミュニケーションにおいて以下に共感が大切で、布教・議論・自慢が無用の長物なのかをご理解いただけると嬉しいです。

参考コラム集
男女のコミュニケーションの相違と男女の抱く将来像
褒める力を高めるメリット
会話を成り立たせるには
合コンでどういった話題を出すべきか
【オタクの婚活】楽しく話せたのに成功しない原因
【オタク婚活】オタク婚活パーティ&お見合いで勝つコツについてー2 ~男女の目的に沿うコミュニケーション~
【オタク婚活】趣味友達で終わらせない為に
【オタク婚活】オタク男性が出すべきではない話題、出すべき話題

上記に加え、先に自分の考えと行動予定を宣言して意見を聞く、女性の考えを都度都度聞く、女性の不満がある際は謝り・改善を宣言する等必要かなと思います。


私の出身大学の人類学の先生は、以下の言葉をよく使っていらっしゃいました。

常 識 再 考

あなたの常識は、誰かにとっての非常識である

婚活では自分の理想とする将来像を掴もうと、ついつい自分の自分の自分が自分がとなりがちです。

しかしながら、全てが同じ人間はこの世界に存在しません。

大切なのは、相手と自分のギャップに直面した際に、双方がそれを乗り越えようとする姿勢なのではないかなと感じる次第です。

次章:男性型コミュ障と改善方法

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